写真・図版２０１０年１０月、英国人振付家マシュー・ボーン氏の「白鳥の湖」のブロードウェー公演に向けた宣伝のため、白鳥の衣装をまとい、米ニューヨークのタイムズスクエアでポーズをとるジョナサン・オリビエさん。今月９日、ロンドンで交通事故に遭い、死去した＝ＡＰ

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　英国バレエ界を代表するダンサー、ジョナサン・オリビエさん（３８）が９日、ロンドン中心部で交通事故にあい、死去した。

　英ＢＢＣによると、英国の人気振付家マシュー・ボーン氏演出のダンス舞台「ザ・カーマン」に主役として出演中だった。同日午前１１時ごろ、この日の千秋楽公演のためバイクでロンドン市内の劇場に向かう途中、乗用車と衝突したという。千秋楽公演は中止された。

　オリビエさんはボーン氏演出の男性版「白鳥の湖」の主役ザ・スワン役などで注目を集め、たびたび来日公演もしていた。ボーン氏は１０日に声明を発表し、「同世代で最もカリスマ的で力強いダンサーの一人だった」と突然の死を惜しんだ。（ロンドン＝渡辺志帆）