2015年08月08日

草加で二軒

/柴崎亭@つつじヶ丘にて冷やし塩煮干そば/珈琲焙煎SAKAMOTO@つつじヶ丘にてアイスコーヒー/蒙古タンメン中本草加にて冷し五目蒙古タンメン、プチスープ(冷し味噌)/元祖ニュータンタンメン本舗(イソゲン)草加店にてタンタンメン(特辛)、ニラ/

クリックすると拡大します
 先週の土日は修行の疲れで自宅静養していましたが、毎週々々そういうわけにはいきません。
 今日はネットで知り合った人とラーメン屋に行ったり(デート?)、中本の新店舗に行ったり(ご挨拶?)、全店制覇を狙っているニュータンタンに行ったり(義務?)、一般的にはプチ遠征と呼ばれるかも知れません。
 食べ歩きで一番お金がかかるのが交通費という、まあ、趣味だから嫌なら辞めればいいんですけどね。

クリックすると拡大します
 Iさんとは、京王線つつじが丘駅の改札で待ち合わせました。
 11時に待ち合わせたら、30分は前に来る人、一番近い早い電車で遅れずに来る人、時間を過ぎてものんびり来る人、待ち合わせ時間の考え方は人によってそれぞれなのが楽しいですね。
 駅から歩いて数分の柴崎亭@つつじヶ丘(調布市西つつじヶ丘)ホームページ)、Iさんから鰹節出汁のラーメンが食べたいと言われた時、この店しか思い浮かびませんでした。

クリックすると拡大します
 店先に少し待ち、店員さんに案内されて店内へ、おろっ、店主さんが見当たらないじゃん、、、夏休みなんだ。
 券売機を見てIさんに「『真そば醤油』を買ってくださいね」とボタンを指さすと、「冷やしらーめんが食べたい」って言われて、えっとそのラーメンは売り切れランプが点いてますけど、とは言わず、「ちょっと確認しますね」と。

クリックすると拡大します
 飲食店のメニューや券売機の売り切れ表示はあくまでも「ご参考」だと思っているので、ちゃんと店員さんに確認しないと。
 盛り付けを担当されていた店員さんが私のことを覚えていてくださり、「○▽※★の食券を買って下さい」と対応して下さいました。
 無理を言ってすみません、ありがとうございます。

クリックすると拡大します
 案内された席に座って店員さんに食券を渡し、つい五分前に初めて会ったIさんと話をしようとしたら「ふらわさんですよね」とお客さんから声を掛けられました。
 声のする方に視線を向けると、今年の一月に一度だけ会ったことのあるYさん、ラーメン屋さんで知り合いに会うことは珍しくないので私はあんまり驚きませんでしたが、Iさんは驚いていました。

 Yさんの隣の席が二つ空いたので、店員さんにお願いして席を移動して、と。
 Iさんに「ゴメンね」と謝って、Yさんには「この前、お誘いいただいたのに都合が合わずにすみませんでした」と謝って、あちこちに謝りっぱなし。

クリックすると拡大します
 その後、しばらくおしゃべりしていたら先にYさんのラーメン、続けて冷やし塩煮干そば850円、私もIさんも同じ。
 ※慌てて写真を撮ってしまって前後が逆ですね、すみません。

 この、好みにちょっと合わないズレ感がとても心地いい味わい、店主さんの目指す味と私の求める味がズレているのですが、そのズレを「美味しくない」と否定的に評価していた時期は過ぎ、今はそのズレこそが楽しみになってきました。
 田村製麺の低加水中細ストレート極細麺は茹で上げた後で冷水で締めてあり、言葉での表現が難しいくらい滑らかな麺肌、煮干しスープをうっすらとまとって、店内のBGMが聞こえなくなるほど五感を持っていかれる美味しさ。
 トッピングは二枚のレアチャーシュー、数本のメンマ、刻み玉ねぎ、「シンプルこそ美しさであり、美味しさなんだよ」と語りかけてきます。

クリックすると拡大します
 隣で食べていたIさんは「美味しいですね、スープまで飲んじゃって大丈夫ですか」と丼を持ち上げてスープを飲み干していました。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした、Yさんとは握手を交わし、店員さんには深く腰を折って挨拶して、お店を出ました。

クリックすると拡大します
 Iさんとは初めてお会いしたので、食後のお茶がドトールってのもアレですから、コーヒーの香りに導かれて珈琲焙煎SAKAMOTO@つつじヶ丘ホームページ)へ。
 階段で二階に登り、ドアを開けて店内へ、コーヒーショップではない喫茶店に色めき立つ二人、若いころ、こういうお店で愛を語ったことがあったなぁ。
 聞けば2001年の開業とのこと、14年前は平成13年ですので昭和とか大正とかとは全く関係ありませんね。

クリックすると拡大します
 沢山のコーヒーメニューが並んでいましたが、暑くて二人ともアイスコーヒー550円、氷の一つがコーヒー氷?って言うのでしょうか、コーヒーを凍らせてあるようです。
 ガムシロップもミルクも入れずに飲んでみると、酸味、甘味、苦味がすーっと抜けていき、後味がすっきりしたとても美味しいコーヒーです。

 おしゃべりしていると氷が溶けていきますが、コーヒーが全然薄くならない。
 コーヒーの経験値はほぼゼロの私であっても、このアイスコーヒーは本物だと感じました。

クリックすると拡大します
 後から知りましたが、ダッチコーヒー(水出し珈琲)とのこと、ってそんなことも知らなくて非常に恥ずかしいけれど、世の中には知らないことの方が多いので仕方ありません。
 ちょうど座ったテーブルに水出し器具が置かれていて、店主さんいわく、4リットルの珈琲を8時間掛けて水出ししていて、それより長くても短くてもダメだそうです。

クリックすると拡大します
 初対面でも気軽に話せる人とそうでない人がいますけど、二時間ほど話してご馳走様でした。
 アイスコーヒーをビールの空き瓶に詰めて持ち帰りができるとのことで、1本600円(コーヒー三杯分)をお土産にしました。

クリックすると拡大します
 Iさんとどのくらい一緒にいるか決めていなかった(その場の流れで決めようと思っていた)ので、その後の予定は全て空けてありました(入れようと思ったら振られたということもありますが)。
 つつじが丘の駅で別れ、ホームに立ってから、今の時間を考えながら経路検索して、いくつか考えていた訪問候補から草加を選びました。
 乗り換え三回、電車代800円前後、普通の神経なら行かないかも知れません。

クリックすると拡大します
 東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)草加駅、初めて降りました。
 高架下のスーパーの店内を通って南下し、右に出て左手を見ると、通り突き当りに蒙古タンメン中本草加@埼玉県草加市ホームページ)が見えています。

 8月5日にオープンしたFC店3店舗目、直営13店舗なので全体としては16店舗目、埼玉県への出店は2店舗目となります。
 店長さんは目黒、御徒町、品川(休業中)と歴任された近藤さん、ヘルプは大宮店副店長の山内さん、しばらく(半年?)いるそうです。

クリックすると拡大します
 夜営業開店30分前で待ち客ゼロ、そのまま店先で待とうと思いましたが手ぶらに気がついて、コンビニで差し入れを買って戻ってきたら、夜営業開始時には15人ほど並んでいました。
 店先に用意された麦茶を頂きながら店内へ案内されるのを待ちます。

 程なくして店内へ、本店並みのデカイ券売機は全てのボタンが真っ白で分かりにくいけど、何とか食券を買って店員さんに食券とスタンプカードを渡します。 
 メニューは標準的なラインナップで、特筆すべきは「樺太丼、中華丼、中国丼、魚豚濃恋つけ麺がある(現在は売り切れ中)」「ラムネ、オレンジジュースがある」などなど。

クリックすると拡大します
 しばらく待ってテーブル席の相席へ、店内は厨房に面したカウンター席が10席、4人掛けと2人掛けテーブルが1卓づつ。
 店員さんは店長さん、店長さんの奥さん、ヘルプの店員さん、アルバイトと思われる女性店員さん二人。

 卓上のカスターセットを見ると、一味唐辛子が壺ではなく調味料入れに入っているし、黒胡椒も置いてあります。
 いずれも蓋つき穴あきの調味料入れを使用していて、使いやすく清潔感がありますね。

クリックすると拡大します
 先ずは缶ビール360円、続けて冷し五目蒙古タンメン880円、プチスープ(冷し味噌、通称ヒヤミスープ)180円
 新しく開店した直後は調理器具が水に馴染んでいないことが多いのですが、御徒町、品川と新店舗を立ち上げてきた店長さん、その辺りの対応に抜かりはありません。

クリックすると拡大します
 味噌タンメンの煮込み野菜、蒙古タンメンの蒙古麻婆、どちらもとても美味しかったです。
 辛味増しに掛けられている冷味餡もしっかりと辛味が効いていて、いい感じです。
 製麺所不明(サッポロ製麺でありません)の中細麺は山内さんが付っきりで茹で上げて、冷水で締めていたので、とても開店一週間以内のレベルではなく、とても美味しく頂きました。

クリックすると拡大します
 付け合わせのヒヤミスープ、沈められていた豚バラ肉が柔らかくて美味しく、たまたまの上ブレと言うことはないでしょう。
 これまでは味変に酢を使っていましたが、今日は黒胡椒を使ってみると、これがまたいい感じで、今後は他店で試してみようと思いました。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした、草加は遠いけど何とか食べに来たいです。

クリックすると拡大します
 お店を出てほぼ東、少しだけ北向きに歩いていきます。
 途中で綾瀬川を渡って20分ほど歩くと、車とバイクと自転車には多くすれ違いましたが、歩いている人とは一人もすれ違いませんでした。

クリックすると拡大します
 草加産業道路沿いのSAP草加のほぼ向かい側にある、元祖ニュータンタンメン本舗(イソゲン)草加店@埼玉県草加市松江ホームページ)。
 元祖ニュータンタンメン本舗(イソゲン)の全31店舗中24店舗に訪問、菊名店は休業中ですので全店訪問には残り6店舗。
 お客さんは圧倒的に家族連れ、2人客も多いのですが一人客は殆ど見当たりません。

 店先には待ち行列があり、真っ先に目に付いたのは「価格据え置き実施中」のポップ、と言われても、ここから一番近いニュータンタンメンの支店は品川店ですし、安いから来店されるのではなく、美味しいから来店されるのだと思います。
 店内には長椅子があって五、六人が座っていて、店先で少し待っていると店員さんに人数を確認されて、一人ならとカウンター席に案内されます。
 居酒屋のように騒然としていて(実際、半分以上のお客さんが飲んでいる、俺も混ざりたい)、厨房を囲むカウンターが11席、4人掛けテーブルが3卓、トイレに続く奥の部屋に6人掛けテーブルが2卓、全35席です。

クリックすると拡大します
 イソゲンさんは、タンタンメンを中心に何種類かのトッピング、何種類かの一品料理、店によっては焼肉、なチェーン店だと思っていました(過去形)。
 草加店には確かにタンタンメンもあるし、お客さんもタンタンメンを食べている人が多いけど、何すか、このメニューの多さは。
 書くと紙面が尽きてしまうので、写真参照(クリックすると大きくなります)。

クリックすると拡大します
 麺類メニューだけ記しておくと、タンタンメン、お子様タンタンメン、味噌ラーメン、辛味噌ラーメン、辛味噌うどん(秋冬限定)、ラーメン、お子様ラーメン、ねぎラーメン、チャーシューメン、もやしそば、うまにそば、ソース焼きそば。
 トッピングは茎わかめ、きくらげ、えのき、粒ニラ、チャーシュー、ザーサイ、ニンニク、いりゴマ、のり、もやし、コーン、バター、ねぎ、ニラ、ワカメ、豆腐、キムチ、メンマ、ねぎキムチ。
 ちなみに辛さ表記は控えめ、普通、中辛、大辛、特辛(とっか、メチャ辛)の五段階です。

クリックすると拡大します
 メニューの多さに驚きましたが、タンタンメンの調理方法が他店とは大きく異なっていて驚きました。
 他店では一つの中華鍋で注文分のスープを作り、唐辛子はスープに投入して一緒に煮立てるので、スープは辛さが辛くない順に茹で上げた麺の入っている丼に注いでいきます。
 スープを煮立ているときに何度もアクを取っています。

 草加店には二つの中華鍋があり、注文とはあまり関係なく5杯分くらいのスープを作って(煮立てて)います。
 唐辛子はスープに入れず、茹で上げた麺の入った丼にスープを入れ、辛さに応じてお玉で唐辛子を掛け、混ぜたりしません。
 スープは作りたてのと、前回作って残ったのとを交互に入れていて、アクは殆ど出ないようで一度もすくい取っていません。

クリックすると拡大します
 しばらく待ってタンタンメン(特辛)750円、ニラ150円
 ここまで調理方法が違うと、もちろん味もかなり違っていて、個人的には料理名が違うと思うほど美味しいです。

 挽肉と卵の味がしっかりと一つの味として美味しく感じられますし、唐辛子の辛さが丸くならずに尖っていますし、何より鶏ガラスープの味が抜群に美味しい。
 麺茹ではかなりアバウトですが、ちゃんとスープに合っているマジック、麺量が他店より少ない感じがしますが、とても美味しい。

クリックすると拡大します
 ニラは後乗せ、ちなみに上田市の二店にしかないと思っていた粒ニラも用意されていました。
 スルッと食べてしまってご馳走様でした、ああ、美味しかった。

クリックすると拡大します
 辛味たっぷりですしニンニクも沢山入っていますので週末にしか食べられませんが、頑張って年内には全店舗訪問したいなぁ。
 草加駅に戻る道すがらでも一人もすれ違わずに、草加からは北千住、代々木上原で二回乗り換えて帰宅。
posted by ふらわ at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
お久し振りです!
私のほぼ地元の草加にようこそ!
中本草加店さんとニュータンタンメン麺本舗さんと
有意義な草加だった様で良かったです!

人っ子一人すれ違わなかったのは残念ですが
確かに草加駅周辺から東方向の工業団地地域って
だだ広いので車の移動中心になっちゃいますよね・・・。

また機会が有れば8823製麺さんなんか私のお気に入りなので
平日夜とか日曜なら接待いたしますよ(笑)

あ、それと中本さんの麺が何処の製麺所か知らないのですか?
”中本好き”の”製麺所事情通”のふらわさんが
知らなかったなんてマジびっくりです・・・。

白根さんが気に入った某つけ麺店さんが使っている
製麺所さんですよ〜名前は教えられませんが・・・
Posted by at 2015年08月09日 21:11
桜さん

 ご無沙汰しております。
 埼玉の話題は殆ど無いにも関わらず、読んでいただいているとは、嬉しいです。

 8823製麺さんですか、噂は聞いていますが行かれていません。
 機会があれば、とは思っていますが。

>あ、それと中本さんの麺が何処の製麺所か知らないのですか?
 知らないということにしておいてくださって構いませんよ。
 いかに個人のブログだと言っても、書けないことはありますので。
Posted by ふらわ at 2015年08月09日 22:15
素早いお返事ありがとうございます!

前からふらわさんのファンと言ってるじゃないですか^^

8823製麺を知ってるとは!(びっくり)
是非ご一緒させて下さい!

製麺所知ってましたか!流石です!!
でもあのつけ麺屋さんに行ってました・・・?
機会が有れば行って比べてみてください^^
Posted by at 2015年08月09日 22:39
>知らないということにしておいてくださって構いませんよ。
>いかに個人のブログだと言っても、書けないことはありますので。

今まで散々製麺所の事を書いておきながら、今更この書き様は無いでしょうw
知らないって言うと死んじゃうんですか?
Posted by Chikaちゃん at 2015年08月10日 09:43
桜さん

 ありがたいことです。

 ハヤブサ製麺、行くとしたら土日になりそうですが、ご連絡しますね。

 つけ麺屋さんには行っていません、どの店かも知りません。
Posted by ふらわ at 2015年08月11日 00:54
Chikaちゃんさん

>今まで散々製麺所の事を書いておきながら、今更この書き様は無いでしょうw

 なぜ、この書き様がダメのでしょうか。
 お店が製麺所について言及されていたり、店内に製麺所名入りの麺箱が置かれたりしていれば、ブログに記載しています。
 食べた感じで想像できる場合は、「おそらく○○製麺」と書いています。
 中本は新規開店日に製麺所からお祝い花が届いていません、つまり、公にしていないということです。
 公にしていないの書いたもいいのですか?

>知らないって言うと死んじゃうんですか?.

 へ?死んじゃう?なんで?
Posted by ふらわ at 2015年08月11日 00:58
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/160821018
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック