韓国の朴槿恵大統領は10日、安倍晋三首相が14日に発表する戦後70年談話で、歴代内閣の歴史認識を確実に受け継ぐことを表明するよう求めた。大統領府が、秘書官会議での発言として明らかにした。
1995年の村山富市首相談話が明示した植民地支配や侵略への反省、おわびなどの文言を70年談話でも明確に表明するよう再度要求した形だ。
朴氏は「日本政府が歴代内閣の歴史認識を確実に継承することをはっきりさせることで、わが国をはじめとする周辺国との関係を新たに始めようとの成熟した姿勢を見せてほしい」と述べた。
朴氏は3日にソウルの青瓦台(大統領官邸)で会談した民主党の岡田克也代表にも同様の要求を伝えている。(共同)