ここまでマニアックな内容ばかりでは、ブログ閲覧数は現状のせいぜい200人/日に過ぎず、その半分ぐらいは自転車事故や路上問題で1~2つ記事を開いて終わり(そのあまりの長文から、全文読まれているかも分からない)
行政関係者を含め、こまめにチェックされ、内容に一定の共感を頂く方もいるとは思いますが、本ブログでの情報発信には限界があります。同時に私はもう少しすると、現在のようなペースでの更新は難しくなる。
自転車の車道走行の危険性、自転車道整備の必要性など、本ブログで紹介した内容に賛同し、理想的な環境の実現を願う方も少なからず存在すると思いますが、
あまり本記事に時間は掛けられないため端的に言うと、このブログの情報発信だけで日本の状況が改善されるわけがありません。本ブログに変革の役目を期待されるのは無理です。
よって、こまめにご覧頂いている方、環境実現を真に願う方にお願いがあります。
各々の方が、行動を始めてください。
道路には様々な利害関係者がいるものの、道路工事を発注し整備するのは行政職員。つまり行政職員に、自らの主張を通すための行動が必要になる。
その行動は、具体的にどうすればいいのか?思いつくものを上げてみると
①ネット上での情報発信
②行政の自転車担当者へ直接の主張
③委員会などへの参加
④議員への接触
⑤デモ
⑥人を集める
①は言うまでもなく本ブログも当てはまりますが、当ブログは内容が詳細に偏り過ぎており、広く閲覧を集められる内容ではない。
よって賛同いただいた内容について、分かりやすく一般の自転車利用者にも読み易く、或いはツイッターやフェイスブックで拡散されやすい内容で再発信いただく方法があります。
②は、電話でもメールでも、直接役所に出向く方法でも可能。
役所の職員は、どのような連絡であっても、基本的に無碍に扱うことはしません。なぜなら④とも関連しますが、その人物が議員に通じていた場合、軽率な対応の事実が議員に伝われば大変なことになるから。
しかし直接主張や提案を行っても、それが実現する可能性は低い。都道府県レベルでは無理、区市町村ならやり方によるかもしれない。
ただしいずれの効果も、単に一人の意見では効果が薄い。⑥でもありますが、賛同者は多いほど意見は通る可能性が高まります。
③は、各地の自治体で行われている、自転車政策に関する委員会などに参加する方法です。区市町村レベルなら一般市民の委員募集を行っているところも多い。
国土交通省の委員会に参画する学識経験者が参加する場合もあり、その人物の「嘘」を直接糾弾出来る可能性もあります。
④は、各種の議員に接触し依頼を行うこと。⑥ともなりますが、現在の日本の選挙制度においては、数が多い意見が最も大事にされます。
⑤は、2013年11月のロンドンにおける自転車デモという事例がある。これも内容次第、例えば現在乱発される「反○○」で行っても広く賛同を集められるかは分からず、あくまで建設的な意見を発信する方法として使われるべきものです。
そして⑥、情報発信するにしても行政に要望するにしても、重要なことはその数を多くすること。
現在の日本の行政・行政職員が最も重要視している、いや最大の行動原理となっているのは、議員に事業を了承してもらうこと、議員を怒らせないこと。立法=議員、行政=職員という憲法上の大前提がある以上、行政が議員の顔色を窺うということはある意味本質的なことです。
そしてその議員は、唯一市民の投票の数だけで選出される。本業を持たず議員で生計を立てる場合、議員として当選し続けるしか無く、そうなれば数の多い市民の声を重視するのは当然のことです。
他には⑦自分が議員になる、行政職員になる、専門家になるという方法もあります。
・・・
以上が具体的方法の一例ですが、もう一つ問題なのは、何を要望するのか。何を訴えかけるのか。
これを以下挙げてみると
①自動車から自転車への交通転換の必要性
②自転車利用推進によるメリット
③自転車利用推進に必要な方法
④自転車の車道走行の危険性
⑤国土交通省や自転車研究者の主張の嘘
①は環境問題や都市内の交通問題でしょうが、はっきり言って私は、この観点から必要性を訴えかけるのは難しいと思っています。他でもない私自身、環境問題について懐疑的。
②は自転車利用推進が、特に地域の経済にメリットをもたらすことを説明する。
ただしこれでも、何らかの具体的な数値根拠が無いと説得力が乏しい。本ブログでこれまで一度も、①と②の観点で一切記事を書いたことが無いのは、根拠が示せないためです。
③はようやく本ブログの本題、安全・安心・快適な自転車利用環境を整備すること。歩行者保護や交通バリアフリーの観点など、これが最も直感的に理解しやすいかもしれない。
④は、歩道と車道しかない現在の日本の道路において、自転車を車道に出すべきではない、根本的に自転車利用が想定されていないという認識を持ってもらうこと。
自転車や歩行者の安全を確保し、自転車利用推進を目指すには、「安物買いの銭失い」となる路面着色では逆効果にすらなり、抜本的な③が必要だということです。
⑤は、自転車をそのまま車道に出すことの愚かさを理解してもらうため。国が言っているから、専門家が言っているからと盲目的に信じてしまう認識を改めてもらうためです。
文章だけで長くなりましたが、何を主張するか、どうやって主張するか。
ネットの情報を発信するだけでは実現しない、ネットの情報を閲覧するだけでも実現しない。
国でも地方自治体でも議員でも研究者でも、最も重視するのは「声の大きさ」。声が大きい方に議員は流れ、声の大きさで行政は仕事をし、声が大きくお金が付く内容で研究者が研究を行うのは当然のこと。
真に安全・安心・快適な自転車利用環境の実現を目指すのであれば、個々人の行動しかない。
行動出来ない私にかわり、賛同イコール行動として協力頂ければありがたいです。
【参考】
・ブログ主要記事まとめ
行政関係者を含め、こまめにチェックされ、内容に一定の共感を頂く方もいるとは思いますが、本ブログでの情報発信には限界があります。同時に私はもう少しすると、現在のようなペースでの更新は難しくなる。
自転車の車道走行の危険性、自転車道整備の必要性など、本ブログで紹介した内容に賛同し、理想的な環境の実現を願う方も少なからず存在すると思いますが、
あまり本記事に時間は掛けられないため端的に言うと、このブログの情報発信だけで日本の状況が改善されるわけがありません。本ブログに変革の役目を期待されるのは無理です。
よって、こまめにご覧頂いている方、環境実現を真に願う方にお願いがあります。
各々の方が、行動を始めてください。
道路には様々な利害関係者がいるものの、道路工事を発注し整備するのは行政職員。つまり行政職員に、自らの主張を通すための行動が必要になる。
その行動は、具体的にどうすればいいのか?思いつくものを上げてみると
①ネット上での情報発信
②行政の自転車担当者へ直接の主張
③委員会などへの参加
④議員への接触
⑤デモ
⑥人を集める
①は言うまでもなく本ブログも当てはまりますが、当ブログは内容が詳細に偏り過ぎており、広く閲覧を集められる内容ではない。
よって賛同いただいた内容について、分かりやすく一般の自転車利用者にも読み易く、或いはツイッターやフェイスブックで拡散されやすい内容で再発信いただく方法があります。
②は、電話でもメールでも、直接役所に出向く方法でも可能。
役所の職員は、どのような連絡であっても、基本的に無碍に扱うことはしません。なぜなら④とも関連しますが、その人物が議員に通じていた場合、軽率な対応の事実が議員に伝われば大変なことになるから。
しかし直接主張や提案を行っても、それが実現する可能性は低い。都道府県レベルでは無理、区市町村ならやり方によるかもしれない。
ただしいずれの効果も、単に一人の意見では効果が薄い。⑥でもありますが、賛同者は多いほど意見は通る可能性が高まります。
③は、各地の自治体で行われている、自転車政策に関する委員会などに参加する方法です。区市町村レベルなら一般市民の委員募集を行っているところも多い。
国土交通省の委員会に参画する学識経験者が参加する場合もあり、その人物の「嘘」を直接糾弾出来る可能性もあります。
④は、各種の議員に接触し依頼を行うこと。⑥ともなりますが、現在の日本の選挙制度においては、数が多い意見が最も大事にされます。
⑤は、2013年11月のロンドンにおける自転車デモという事例がある。これも内容次第、例えば現在乱発される「反○○」で行っても広く賛同を集められるかは分からず、あくまで建設的な意見を発信する方法として使われるべきものです。
そして⑥、情報発信するにしても行政に要望するにしても、重要なことはその数を多くすること。
現在の日本の行政・行政職員が最も重要視している、いや最大の行動原理となっているのは、議員に事業を了承してもらうこと、議員を怒らせないこと。立法=議員、行政=職員という憲法上の大前提がある以上、行政が議員の顔色を窺うということはある意味本質的なことです。
そしてその議員は、唯一市民の投票の数だけで選出される。本業を持たず議員で生計を立てる場合、議員として当選し続けるしか無く、そうなれば数の多い市民の声を重視するのは当然のことです。
他には⑦自分が議員になる、行政職員になる、専門家になるという方法もあります。
・・・
以上が具体的方法の一例ですが、もう一つ問題なのは、何を要望するのか。何を訴えかけるのか。
これを以下挙げてみると
①自動車から自転車への交通転換の必要性
②自転車利用推進によるメリット
③自転車利用推進に必要な方法
④自転車の車道走行の危険性
⑤国土交通省や自転車研究者の主張の嘘
①は環境問題や都市内の交通問題でしょうが、はっきり言って私は、この観点から必要性を訴えかけるのは難しいと思っています。他でもない私自身、環境問題について懐疑的。
②は自転車利用推進が、特に地域の経済にメリットをもたらすことを説明する。
ただしこれでも、何らかの具体的な数値根拠が無いと説得力が乏しい。本ブログでこれまで一度も、①と②の観点で一切記事を書いたことが無いのは、根拠が示せないためです。
③はようやく本ブログの本題、安全・安心・快適な自転車利用環境を整備すること。歩行者保護や交通バリアフリーの観点など、これが最も直感的に理解しやすいかもしれない。
④は、歩道と車道しかない現在の日本の道路において、自転車を車道に出すべきではない、根本的に自転車利用が想定されていないという認識を持ってもらうこと。
自転車や歩行者の安全を確保し、自転車利用推進を目指すには、「安物買いの銭失い」となる路面着色では逆効果にすらなり、抜本的な③が必要だということです。
⑤は、自転車をそのまま車道に出すことの愚かさを理解してもらうため。国が言っているから、専門家が言っているからと盲目的に信じてしまう認識を改めてもらうためです。
文章だけで長くなりましたが、何を主張するか、どうやって主張するか。
ネットの情報を発信するだけでは実現しない、ネットの情報を閲覧するだけでも実現しない。
国でも地方自治体でも議員でも研究者でも、最も重視するのは「声の大きさ」。声が大きい方に議員は流れ、声の大きさで行政は仕事をし、声が大きくお金が付く内容で研究者が研究を行うのは当然のこと。
真に安全・安心・快適な自転車利用環境の実現を目指すのであれば、個々人の行動しかない。
行動出来ない私にかわり、賛同イコール行動として協力頂ければありがたいです。
【参考】
・ブログ主要記事まとめ
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