聖マリ指定医不正取得 諭旨退職や休職 教授ら16人処分

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 精神保健指定医資格不正取得問題で、聖マリアンナ医大病院(川崎市宮前区)は6日、指定医資格を取り消された医師ら16人の処分を発表した。神経精神科のトップである教授1人を諭旨退職、准教授2人を休職3カ月とするなど指導者としての管理責任を重視した。いずれも学内規定に基づく処分で、7日付。

 このほかの処分者は、指導医5人(休職2カ月)、指定医4人(同2カ月)、指定医1人(戒告)。不正に資格取得を申請し一連の問題の端緒となった医師3人は休職1カ月とした。

 指定医を取り消されていない教授の処分理由について、同大は「制度の意義の重大性や、倫理に関する教育がなされていなかった」と説明、管理・指導する立場にある教授の責任が大きいと判断したとしている。

 同問題で厚生労働省は、医師23人の指定医資格を取り消したが、16人以外はすでに退職するなどして在籍していないという。

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