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[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した7月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は489兆3978億円となり、前年に比べて2.6%増加した。前月の同2.5%増から伸び率は小幅拡大。全体で同2%台の増加基調が続いており、増加は45カ月連続となる。
日銀によると、7月も引き続きM&A(合併・買収)など大口の貸出が見られるほか、アパートローンを含む不動産向け融資も残高増に寄与している。中堅・中小企業向けを含め、幅広い業種で貸出が伸びている基調にも変化はないという。
業態別では、都銀が同1.4%増と前月の同1.2%増から伸び率が拡大。地銀は同3.8%増で横ばい。信金は同2.0%増で前月の同1.9%増から小幅の伸び率拡大となった。
7月の預金平残は、都銀と地銀・第2地銀の合計で633兆9035億円で、同4.4%の増加。前月の同4.3%増から伸び率が小幅拡大した。
(伊藤純夫)
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