色々なレトロハードのゲームソフトを1台のゲーム機で遊べる、マルチ互換ゲーム機にまた新顔が加わりました。

周辺機器メーカーのアンサーは、2015年8月28日に互換ゲーム機「FCツイン+MD」を発売します。対応機種はファミコン、スーパーファミコン、そしてメガドライブ。同社はこれまでもファミコンとスーパーファミコンの互換機「FC Twin」を発売してきましたが、今回は1機種増えたことになります。

FCツイン+MD

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6 枚





 近年、様々なレトロハードのソフトを1台のゲーム機で遊べる、いわゆる互換ゲーム機の数が増えてきました。背景には「自宅や実家に眠っているカートリッジを再び動かしたい」と考えるレトロゲーマーたちの存在に加え、若年層がゲーム実況や「ゲームセンターCX」のようなTV番組によってレトロゲームに触れる機会が多くなったことも影響しているのではないでしょうか。

そこで、新製品「FCツイン+MD」と話題の「RetroN5」、そして10月にサイバーガジェットから発売される「レトロフリーク」の機能を比較してみました。

FCツイン+MD (アンサー)


対応機種:ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ(3機種)
映像出力:AV出力(RCA端子)
付属コントローラー:6+ショルダー2ボタン・USB接続の専用コントローラー×2。
対応コントローラー:USBコントローラーを接続可能
価格:公式通販サイトで9720円(税込)



RetroN5 (Hyperkin)


対応機種:ファミコン、NES(海外版ファミコン)、スーパーファミコン、SNES(海外版スーパーファミコン)、メガドライブ、GENESIS(海外版メガドライブ)、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス(延べ9機種)
映像出力:AV出力(RCA端子)、HDMI
付属コントローラー:6+ショルダー2ボタン・Bluetooth接続の専用コントローラー×1。
対応コントローラー:ファミコン、NES、GENESISの純正コントローラーを接続可能
その他の機能:ステートセーブ、オーバークロックなど
価格:公式通販サイトにおいて159.99ドル(約1万9800円)(税抜)

レトロフリーク (サイバーガジェット)


対応機種:ファミコン、スーパーファミコン、SNES(海外版スーパーファミコン)、メガドライブ、GENESIS(海外版メガドライブ)、PCエンジン、TurboGrafx-16(海外版PCエンジン)、PCエンジン スーパーグラフィックス、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス(延べ11機種)
映像出力:HDMI
付属コントローラー:4+ショルダー2ボタン・有線接続の専用コントローラー×1
対応コントローラー:USBコントローラーを接続可能。「コントローラーアダプター」があれば、ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンの純正コントローラーを接続可能。
その他の機能:ステートセーブなど
価格:公式通販サイトにおいて2万1600円(税込)、「コントローラーアダプター」付きモデル2万4840円(税込)


 対応機種の数では「レトロフリーク」。標準で純正コントローラーに対応していると言う点では「RetroN5」に軍配が上がるでしょう。ステートセーブやゲーム改造に関しては「RetroN5」「レトロフリーク」が共に対応しています。「FCツイン+MD」は、3機種の中では価格が最もリーズナブルで、6ボタンコントローラーが2個付属しているところがポイントといえるでしょう。

 カートリッジからコントローラーまで実機で揃えたい人は「RetroN5」。手持ちのUSBコントローラーやアーケードスティックがあり、安く上げたい人は「FCツイン+MD」。対応機種の多さを求めるなら「レトロフリーク」がオススメ......といったところでしょうか。

 互換ゲーム機の数も増えてきていますが、「FCツイン+MD」のようなエコノミー路線と、「RetroN5」「レトロフリーク」に代表される高機能・高価格路線の二つに分かれていくのかも知れません。
安価なファミコン/ SFC / メガドラ互換機「FCツイン+MD」、コントローラ2個付属で税込み1万円以下

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