大豆イソフラボン、女性で脳梗塞2割増加も
約6万7000人の研究

写真はイメージ。記事と直接の関係はありません。(写真:Jonathan McIntosh/クリエイティブ・コモンズ表示 - 継承 2.0 一般)

写真はイメージ。記事と直接の関係はありません。(写真:Jonathan McIntosh/クリエイティブ・コモンズ表示 - 継承 2.0 一般

 このたび女性で日常的に大豆イソフラボンを多く取っていると、脳梗塞リスクが増加する可能性があると分かった。豆腐をはじめ大豆の食べ過ぎも機にするとよいかもしれない。

 米国バンダービルト大学医学部を含む研究グループが、米国栄養学会が発行する臨床栄養学分野の専門誌アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションのオンライン版で2015年8月5日に報告した。

ホルモン療法と似ている?

 女性のホルモン療法は、血栓で血流が止まる「脳梗塞」のリスクを高くすることが分かっている。

 植物由来のエストロゲン、特に大豆イソフラボンにはエストロゲンとしての作用があり、ホルモン療法の代わりとして市販されている。

 多く取るとイソフラボンでも脳梗塞につながるのではないかという懸念がある。

 研究グループは、心臓や血管の病気もがんもない女性約6万7000人(40~70歳)を対象として、個人面談でアンケートにより日常の食事を調べ、家庭訪問と医療記録により脳卒中を記録していった。

 さらに、ホルモン療法を行ったことのない閉経後女性で、脳梗塞を発症した約1400人と、条件を揃えた脳梗塞ではない約1400人とで、尿のイソフラボノイド濃度も比べた。

尿のイソフラボンは関係なし

 平均10年の追跡で、3100件余りの脳梗塞を確認できた。

 食事でイソフラボンを多く取ると、脳梗塞のリスクが増加し、取る量で5つに分けて2番目に少ないグループから順にリスクが5%、10%、11%、24%増えると分かった。

 脳梗塞の有無で比べても、食事で取るイソフラボンについては同じ関連性が見られたが、尿のイソフラボノイド濃度は関連しなかった。

 女性で日常的に大豆イソフラボンを多く取ると、脳梗塞のリスクが増加する可能性があった。

文献情報

Danxia Yu et al. Dietary isoflavones, urinary isoflavonoids, and risk of ischemic stroke in women. Am J Clin Nutr. 2015 Aug 5. [Epub ahead of print]

http://ajcn.nutrition.org/content/early/2015/08/05/ajcn.115.111591.abstract

お知らせ

Medエッジ専門版がスタート。大腸がんと糖尿病に関する海外の最新情報を厳選して分かりやすくお届けします。

大腸がん 専門版の記事から

糖尿病 専門版の記事から

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Medエッジニュース

国内外の医療と健康のニュースをお届けします。

ウェブサイト:https://www.mededge.jp