力丸祥子
2015年8月9日11時37分
長崎に原爆が投下されてから70年の9日、犠牲者を追悼し、核兵器廃絶の願いを新たにする平和祈念式典が同市の平和公園で開かれた。市によると、約6800人が参列。過去最多の75カ国からも大使らが出席した。
田上富久市長は平和宣言で、被爆や戦争の記憶を次世代に語り継ぐ必要性を訴えた。参院で審議中の安全保障関連法案については、不安と懸念が広がっているとして、政府と国会に慎重な審議を求めた。
また、戦争の記憶が急速に失われつつあることに危機感を示し、悲惨な戦争の記憶を忘れてはいけないと訴えた。さらに、若い世代には、平和への思いをしっかり受け止めるよう呼びかけた。
式典では、被爆者を代表して、長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄(すみてる)会長(86)が「平和への誓い」を読み上げた。16歳の時に被爆して背中を焼かれ、うつぶせのまま1年9カ月、病院で生死をさまよった体験から被爆者の苦しみを訴えた。(力丸祥子)
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