[PR]

 長崎原爆の犠牲者を追悼するミサが9日早朝、長崎市本尾町の浦上天主堂であった。信徒300人ほどが参加。朝の日差しがステンドグラスに差し込む厳かな雰囲気の中、被爆者や遺族らが鎮魂と平和を祈った。

 久志利津男(ひさしりつお)主任司祭は「犠牲者の安息を祈り、繰り返してはならないと手を合わせる一日です」と呼びかけた。参加した山田笑子さん(74)は4歳の時に爆心地から約3キロの自宅で被爆。「二度と起こらないようにというのが一番の願い。今の平和な生活が続くように祈りに込めた」と話した。

 爆心の東約500メートルにある浦上天主堂は被爆して崩壊、焼失し、神父や信徒数十人が犠牲になった。1946年に仮聖堂が建てられ、59年に新しい天主堂が再建された。(山野健太郎)