2015-08-09

東方Projectが禁止画像不正使用している疑惑

★要旨

東方Projectは販売物への利用が禁止されている画像複数ゲームに使用している疑いが極めて強いです。禁止されている画像とはビーエヌエヌの画像集"京染紙"のものです。使われているタイトルは少なくとも東方星蓮船東方神霊廟東方輝針城・・東方心綺楼東方神秘録・東方紺珠伝・伊弉諾物質(musicCD) です。画像出版社が法的対応協議しています

ZUNとその関係者事情を説明し誠実に対応することを望みます

結論はこうです。

東方を知っています

東方Projectゲーム会社"株式会社香霖堂"がサークル"上海アリス幻樂団"を通じて販売している大人気ビデオゲームです。弟分にあたるゲーム会社"有限会社SUNFISH"のサークル"黄昏フロンティア"のゲームも有名ですね。ニコニコ動画で知っている人も多いでしょう。近年任天堂ゲームソニーPS4アーケードゲームに次々進出しているそうです。同人ゲーム商業大成功を収めてます海外でも人気だそうです。開発者ZUNゲームほとんどを一人で作っていることでも知られています大手ゲームメイカー在職中に同人ゲームでヒットを飛ばしタイトーから独立して成功した物語も有名です。

ゲーム業界内にもファンが多いです。いつかはZUNさんのようになろうと、独立を夢見て大手ゲーム会社で働くクリエイターも沢山いるでしょう。オリジナルゲーム成功することを夢見る大学生も沢山いるでしょう。かくいう私もゲーム製作勉強している一人です。

きっかけはフリーゲームの販売停止事件

きっかけは東方ではありません。先月ひとつサントラが販売停止になったことでした。それはフリーゲームのむらさきとそのオリジナルサウンドトラックです。使用していた素材集の一部ソースを商用利用できないことが判明したのです。開発者ただちにフリーゲームの公開を停止しサウンドトラックの販売を停止をして画像差し替え決断しました。

その時です。ふいに東方は何を使っているんだと思いました。あれだって和風画像を沢山使っていますZUNが使っている画像集なら安心してゲームに使えるんじゃないかと。

東方ゲームソースを調べたファンサイトからビーエヌエヌ社の京染紙が東方に使われているらしいと知りました。amazonの"京染紙"販売ページで、見たことありそうな画像が表紙の本だとわかります。いま予約販売中の東方紺珠伝、その表紙の画像と同じなんですね。

東方で使われているのは間違いないようです。

★京染紙の中身検索で許諾条件が明らかに

amazonで売られる本の中には、中身検索で読めるものがあります。どんなもんかと京染紙を覗いてみたところ巻末に利用条件が記載されてました。

びっくりしてしまいました。

から引用します。

"『京染紙』に掲載意匠100点の著作権株式会社長谷川松壽堂及び株式会社壽工藝に帰属しておりますので、無断使用転載の一切を禁じます。同時に本書に付属しました「100 royalty free jpeg files」CD-ROMに収録されました同紋様につきましては、使用の範囲を個人使用におけるroyalty freeと制限し、一切の商業使用を禁止いたします。"

これが'京染紙'の使用条件です。

"一切の商業使用を禁止いたします。"

これではゲームにとても使えません。個人使用に制限されています商業使用を禁止とは商業ゲー・同人ゲー関係無く商行為に使えないということ。平たくいうと"売りもんにつかっちゃいけない"という意味

本を取り寄せたらやっぱり同じことが書いてあります。この画像集はゲーム製作に使え無いんじゃないだろうか。。。

嫌な予感がしました。

★問い合わせてみた

ビーエヌエヌと画像権利者に聞いてみました。

するとビーエヌエヌからは、不正利用にあたる、法務検討していく という内容の回答を頂きました。

長谷川松壽堂からは、ゲームに使われているとは知らなかった、許可を出したことはない、これからも出すつもりはない という内容の回答を頂きました。

長谷川松壽堂が許可を出していないので京都書院の文庫本など他の資料を利用した可能性もなくなりました。

東方Projectは商用利用禁止の画像不正使用している可能性が極めて高いです。

不正使用は違法行為です。

★禁止画像が使用されたゲームタイトルと使われ方は

東方は人気があるのか、ソース情報が沢山出てきます東方星蓮船東方神霊廟伊弉諾物質(musicCD)に使われているのは間違いないようです。

タイトル画面の東方輝針城CDケース表紙に使っている東方心綺楼東方神秘録・東方紺珠伝も加えて少なくても7タイトルです。

使用例はCDケース表紙・ロード画面・タイトル画面・ゲーム画面・敵の攻撃画面、こんなわかりやすい使い方からマリサマスタースパークエフェクトの小さなものまでありとあらゆる要素で使われています

不正使用していた場合は何年にもわたる常習的な濫用 といっていいでしょう。

ゲーム製作のために美しい画像・かっこいい画像を得たいなら、ヒト・カネ・ジカンを投入しなければならないはずです。そうしないで違法行為を働いて作り続けたとすれば

それが東方Project本質なのかもしれない。

恐ろしいことです。。。

信じられないことに心綺楼神秘録・紺受伝では店頭の表紙に使われてます

本当に信じられない。。。

違法行為をしていた場合、そういう紺受伝をコミックマーケットで売りつけようとしていることになります

ZUNとその関係者事情を説明し誠実に対応することを望みます

話は終わりです。ここからはおまけです。

★なぜ起こってしまったのか

疑惑がもし本当なら常軌を逸した不正です。その場合香霖堂上海アリス幻樂団 SUNFISHの黄昏フロンティアつのゲーム会社会社ぐるみで行ったのでしょうか。それとも誰か一人、たとえばZUN問題なのでしょうか。誰も版権のチェックをしなかったのでしょうか。

冷静に考えてみましょう。

大手ゲーム会社教育を受けてクリエイターになったZUNみえみえ不正を働くでしょうか。ZUN会社後輩のプロヂューサー丹沢悠一さんと一緒に仕事し続けているそうです。会社後輩達と強い人間関係を維持し続けるZUNが情けない不正で泥を塗る真似をするでしょうか。

そもそもティームで作っているSUNFISH"黄昏フロンティア"のゲームでも使われているのはなぜでしょうか。黄昏の人びとは誰一人知らなかったのでしょうか。

謎は深いです。。。でも手がかりはあります

ゲーム製作は分業が基本です。業務は多岐にわたり作品製作だけでは済まないからです。一人で作っていると言われる香霖堂上海アリス幻樂団例外ではありません。

実はZUNとは別に版権=著作権管理法務=法律業務を担当するメンバーがいるらしいのです。

ソニーPS4東方を送り込む会社"メディアケープ株式会社"を知っていますか。

そこの社員株式会社香霖堂版権法務、つまり著作権管理法律業務もしているそうです。

著作権を破り法に背いてまで不正使用した疑惑。。。

全貌をこのメディアケープ社員が知っとるんやないでしょうか

問題の与える悪影響は

東方に与える影響はさほどないと思いますサークル活動を一度停止して画像をさしかえれば済みますから。おおごとになるのは他にも不正使用画像の疑いがある画像が沢山あったときです。京染紙だけじゃないのかもしれません。そうなったら大変でしょう。

でももっと悪い影響があります

これからゲームを作ろうZUNさんのようになろう。。。

と思っている若い人への悪影響です。

ZUNさんがやっているなら自分も。。。

ばれなければ禁止されてても使っていいんだ。。。

コミックマーケットでこっそり売れば隠し通せるだろう。。。

そんな人たちが増えたら困ります

★まとめ

東方Project不正画像を使用している疑いが極めて強いです。

権利者は法的対応検討しています

全貌を知る人物は香霖堂著作権法律担当者メディアケープ社員かもしれません。

間違った対応をすると同人ゲームの信用にクリティカルダメージを与えるかもしれません。

。。。まさか香霖堂メディアケープ事務所移転させて逃亡、なんてないと思いますが。。。

今後の対応に注目です。

大変なのは他にも不正使用の疑いがある場合です。

東方Projectが使う画像ソース音源ソースそのほか。。。

許諾に違反してないか全部チェックしてかないと疑いは晴れないような気します。

誠実な対応を望みます

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