サザエさん像:壊される…県警が捜査 福岡・海浜公園

毎日新聞 2015年08月08日 13時28分(最終更新 08月08日 17時28分)

サザエさんの家族のシルエット像。一番右にあったサザエさんが壊された=福岡市早良区百道浜のシーサイドももち海浜公園で2015年8月8日、平川昌範撮影
サザエさんの家族のシルエット像。一番右にあったサザエさんが壊された=福岡市早良区百道浜のシーサイドももち海浜公園で2015年8月8日、平川昌範撮影

 福岡市早良区のシーサイドももち海浜公園に設置されている漫画「サザエさん」の家族のシルエット像が壊されていたことが分かった。区から被害届を受けた福岡県警早良署が器物損壊事件として捜査している。

 管理する福岡市海浜公園によると、像はアルミ合金製で、サザエさん、カツオ君、ワカメちゃん、タラちゃんの4体あり、厚さ約5センチ、高さは最大約1メートル。公園のスタッフが7月14日午前7時ごろ、サザエさんの像が足元から折られているのを見つけた。修復は不可能で作り直す方針。4月にも像が曲げられる被害があったという。

 サザエさんの作家、故長谷川町子さんが現在の早良区に住んでいたことから、区などは公園付近の市道に「サザエさん通り」の愛称を付けるなどして地域振興に生かしている。像は今年3月に設置されたばかりだった。【吉川雄策、平川昌範】

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