今日のテーマは…皆さんきれいなので動揺してるんですけど。
特にポンナレットさんのこのお衣装の鮮やかな事。
シルクですか。
保護者の中で戦争について話す事ってふだんあります?
(ホゴシャ〜ズたち)ないですね。
そこはない…。
そっちの戦争は結構あるかもしれないですね。
そう。
8月15日は終戦の日。
大きな犠牲を払った…戦争を知らない世代が増えつつある今子どもたちの…番組が保護者にアンケートを行った結果およそ8割が戦争や平和について親子で話す事は「必要」と答えた。
一方で……など多くの悩みが寄せられた。
皆さんは親子で戦争の事平和の事…うちは全く会話にした事がほとんどなくて。
うちもでもそうですよ。
まず私自身に正しい知識がないっていう事と知識もなければ自信もないので正しい知識を伝えるためには一から勉強し直さなければいけないと思うんですね。
でもそんな時間も能力もないのでできれば学校からまず知識を子どもに与えてもらった方が子どももすんなり受け入れるんじゃないかなと思うんですね。
私はいつどこでどういうタイミングで経験もしていない戦争を子どもたちに教えていくかという事は私は本当にまた聞きでおばあちゃんこう言ってたなって。
確かこうだよとか。
あとちょっと資料を見てこうだよっていう本当に伝達方法だったんですけど。
自信がない?ないです。
うち怖いとかそういう方が先に立っちゃいそうで今見せて果たしてどういう理解をするのかどういう気持ちになるのかまだちょっといいのかなっていう。
私は一生懸命伝える努力をしてるんですけどニュース見たりすると今いろんなニュースがございますので息子に話を聞いてみましたら「いやだって歴史で習ったし知ってるし間違わない」みたいな変な自信を持ってるんですよね。
なるほど。
覚えときゃいいぐらいの事で。
リアリティがないのかなんか伝わってる感じがしません。
子どものお友達とかがおうちに遊びに来ても…分かってないのかなっていう。
違う掛け声にしようかみたいなね。
(笑い)「がんばれ〜」か。
ここでちょっと専門家にお話を聞いてきたんですが今は直接の戦争体験者から話を聞く機会が少なくなったので戦争をリアルに感じる事ができないというのはこれはしかたがない事でしょうと。
この生まれてしまった距離感を縮めるためには親が子どもの興味を見逃さない事これが大切なんじゃないかと。
だからやっぱりねそういう戦争とか平和の事というのは押しつけは駄目だけどやっぱり母さんの独り言でもニュース見ながらでも「お母さんこういうのつらいわ」とかねそういう独り言でもいいと思いますよ。
うちの女房なんか一人でうるさくて。
こちらにいらっしゃいますウミツバメさんはお子さんのちょっとした興味をすくい上げて伝える事ができたという経験の持ち主なんですよね。
ウミツバメさんの次女なるみさん。
昨年中学2年生の春休みに中東ヨルダン国内にあるザアタリ難民キャンプを訪れた。
激しくなるシリアの内戦を避けるため避難してきた人々が暮らしている場所だ。
きっかけはウミツバメさんが偶然新聞で見つけた…「将来海外で働きたい」と言っていた娘に切り抜きを渡した。
ヨルダンに1週間滞在したなるみさん。
シリア難民の子どもたちと一緒に学校の授業に参加するなど交流した。
・「さあ踊りましょ」なるみさんが特に仲良くなった…キャンプの中にあるダーリアのテントを訪れ話を聞いた。
おしゃれで笑顔の絶えないダーリアも内戦でつらい思いを抱えていた。
ダーリアの話を聞いたなるみさんは…すばらしい。
たくましい。
表情もね。
でも不安なかったですか?ヨルダンですよね。
昨年いろいろあって知ったわけですけどそれまではほんとに知らない国でして主人とも今だったらちょっと反対しちゃってただろうねと。
主催しているNPO団体は20年以上こういった活動をしているんですけどその時々の情勢というのを見極めて活動しているという事で特に危険はなかったという事…。
もちろんそうです。
そういう時でした。
お嬢さん変わりました?なるみちゃん。
もう1紙新聞を追加で取るようになった。
いえいえ。
芸能面とかだと…。
まずテレビ欄から。
(笑い)将来にきっとつながりますよね。
戦争の事も。
…状態なんで。
だからやっぱりねいろんな所でこの戦後70年を機会にね共に学んだりむしろ教えてもらうみたいな。
子どもから学ぶような感じでもいいから素材として取り上げていくというかな。
話題にしていくという事がすごく僕大事だと思います。
そうしたら子どもたちって無限の可能性を持ってますから。
それこそウミツバメさんのお嬢さんのようにね。
それみんな同じ可能性持ってると思うの。
語り継いでいくというより…ちょっとしたお母さんお父さんのひと言でお子さんが気付いた経験というのパンダさんどうですか?争い事のニュースを見ている時に私がいつも言ってる事は敵でも味方でも亡くなってしまったり傷ついてしまったりするのは罪のない人たちばっかりっていう話をよくしてましたら娘の学校で田んぼで稲を…勉強が実習がありまして。
田んぼ実習の時に正義感の強い男の子2人が何か正義の戦いが始まってしまったんですね。
田んぼを挟んで。
で結局最後泥の投げ合いになっちゃって周りにいた人が泥をかぶって帰ってきて「お母さんが言っている事がよく分かった」って。
…って言うんですけど分かってるのかなと思いながら。
ちゃんとお子さんは頭の中にメモリーしてたんですね。
そうですね。
お母さんの言葉をきっと覚えて…。
すごい言葉だなあって。
ちなみにコアラさんは?ちょっと今日写真あるんですけど。
(コアラ)これですね。
貴重な写真ですね。
おじいさんにあたる方なんですけどこういう形で戦争に行ってましてこの写真を見せながら子ども今上の子15歳なんですけど見てもし自分の親とか行くようになったらイヤなので戦争はやっぱりイヤだって。
娘が沖縄旅行を当てまして。
ああすごい。
沖縄旅行当てた時にひめゆりの塔とか行ってみようかという事で自分でレンタカー借りて娘と2人で。
実際私も行った事がなかったので2人で一緒に勉強しようかという感じで実際行って本当にあった事は知りたいよねっていうのも含めた上で行ってきました。
娘が今言うには…今娘中学生なんですけどそういう娘が言ってたので連れていってよかったかなとは思ってます。
私もちょっとエピソードがありまして。
沖縄に昨年家族旅行に行きまして車で移動していましたら米軍の基地の横を通ったんですね。
私も目にするのが初めてだったんですけどもうあまりの規模に驚きまして。
これは私でもこんなに驚くんだからやっぱり何か感じていろいろ考えるきっかけになるなと思い是非目に焼き付けてもらいたい娘たちにと思って…でも絶対見てもらいたいから「ねえねえ見て見て!」って言ってるうちにもう通りすぎてしまって。
いつかリベンジしようと思ってるんですけど。
子どもたちに質問。
ポナレットさんは唯一この中でも戦争体験者になるんですよね。
これまでどんな道を歩んできたのかというのをこちらをご覧頂きたいと思います。
いつもにぎやかで明るい家庭だったという。
ポンナレットさんが10歳の時内戦が続いていたカンボジアではポル・ポトがクーデターで政権を奪った。
ポンナレットさんの両親と4人のきょうだいたちも虐殺や病気によって命を落とした。
いつも一緒に遊んでいた末っ子のナェットはまだ8歳だった。
何て言うんですか…英語で言うとImissyou.みたいな。
会いたいなというような。
それですね。
それが素直な気持ちじゃないですか。
ポル・ポト政権崩壊後も内戦状態が続いた。
ポンナレットさんはクーデター前から留学していた姉を頼って日本にやって来た。
そして日本人の男性と結婚し2人の子どもに恵まれた。
ポンナレットさんは自分の両親の事を聞かれても「天国にいるのよ」とだけ答えていたのだ。
まきさんが13歳の時慰霊のため家族が殺されたカンボジアの村を訪れる機会ができた。
ポンナレットさんは思い切って娘も連れていく事にした。
積み上げられた何千もの遺骨を目の当たりにしまきさんは言葉を失った。
…というのが正直な気持ち。
なんか全然関係ない人がほんとに亡くなっていくのが一番つらくて。
それがすごい一番今心の中で響いてて。
ほんとに5年10年いったらもうあっという間にまた新しいビルが出来上がるじゃないですか。
そういうものって再建はできますけれども…やっぱり会えないのが寂しいですよ。
ほんとにねこの目の前にいたのにその日突然…。
あのさみしさはやっぱりね…とっても…。
でも娘さんも慰霊をされたり。
(ポンナレット)そうですね。
その慰霊を通して帰ってきてからものすごく明るくなって。
…というのが彼女の感じてくれた大事な部分なんですね。
だからただ戦争がいけない平和がいいじゃなくて…口でいくら行く前に説明してもなかなか伝わらないじゃないですか。
圧倒的多数ですよね。
やっぱり今のように直接お話聞いて僕たちもみんな感動して命をつなぐっていう大事さをね我々自分の責任として今感じた。
感じました。
ですよね。
平和とか戦争とかそういう大それた事じゃなくて命をつなぐ事が大事なんだなと分かったわけですけども。
そんなふうにして直接お話を聞くというような事。
それから例えば映画なんかもたくさんありますよね。
小説だとか絵本だとか…でも子どもって不思議なんですけどねそうやってね通じてないなと親から思っても聞こえてるんです。
どこかにたまってて国語とか社会科いろんな事を通して教えるでしょ。
そういう時に「あっお母さんが言ってたな」とかねふっと結び付いてくるの。
その時に結び付くものが何もないお子さんと結び付いてくるのがあるお子さんとでは全然深まり方違ってくるの。
ほんとに今こうやって語り合って…これって日本国民全体の財産です。
誇りですね。
平和じゃないですか。
今日本は。
70年も起きてないんだから明日戦争ないでしょって思いながら生きている人もいると思うんですけど。
でもなんかそうとも言えないかなって思いますけどね。
あとやっぱり自分の息子が実際行くとなった場合私は絶対それはやっぱり親として誰でも止めると思うんですけど。
実際息子が行った先で全然向こうの知らない人を殺してしまうわけじゃないですか。
向こうにもやっぱり家庭があって同じような立場でお母さんも同じような気持ちでいる人が戦った時にお互い何も悪い事してないのにお互い殺し合うっていうのは戦争はやめてほしいなと思うんですよね。
皆さんも今すぐできそうな一歩って何かあります?終戦記念日とか何々記念日っていうものをやっぱりそういう記念日があるんであればやっぱりその近辺でみんなで話し合う事も必要なのかなって。
きっとそのために設けられたんじゃないかなと思いたいですしね。
自分も含め全ての命を大切にする。
これはちょっとしたきっかけで話す事ができるんじゃないかなと。
夏休みにちょっとトライしてみたいと思います。
これからも「ウワサの保護者会」は子育てにまつわるさまざまなテーマでお送りします。
お楽しみに!みんなの知恵が集まるホームページも必見!2015/08/06(木) 22:25〜22:50
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「親子で話してる?戦争のこと平和のこと」[字]
戦争について「子どもに伝える必要がある」と考えている保護者たち。しかし、知識がない、子どもが関心を持たないなどの悩みも。わが子と戦争と平和を考えるヒントを探る。
詳細情報
番組内容
戦後70年。戦争への関心は薄れ、8月6日や15日が何の日かを知らない小・中学生も少なくない。一方親は、今の平和を未来につないでいきたいと願い、戦争について子どもに伝える必要があると思ってはいるが、「そもそも自分が詳しくない」「子どもがまったく関心を持ってくれない」などの悩みを抱えている。わが子と共に「戦争と平和」について考え、話したい。そのために親にできることは…?ヒントを探る。
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,【司会】高山哲哉,【語り】都さゆり
ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
バラエティ – トークバラエティ
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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