(cache) 近代麻雀漫画生活:「咲-Saki-」最新話レビュー記事を書くにあたってのガイドライン

2015年08月08日

「咲-Saki-」最新話レビュー記事を書くにあたってのガイドライン

ガイドラインと言っても、あくまで「私はこうした方がいいと思う」というもので、他者に強制するものではありません。ですが、いちおう自分の指針として明確に掲げておいた方がいいのかなと思いまして。

まずは、ガイドライン以前の大前提ですね。

１．自分でそのレビュー記事を読んで面白いと思う

２．読者がそのレビュー記事を読んで面白いと思ってほしい

自分が書いてて・読んでて面白くないなら、そんなブログを続けている意味がありません。まとめブログなどのように、それでメシを食ってるのでどんなクソなものでも書かないといけないってならともかく。
ただし、自分しか楽しくないのなら、それもまたブログという場で書く意味はあまり無いのではないかと。自分が書いた「面白い」を他者と共有してこそのブログでしょう。自分の面白いと他者の面白いのすり合わせというのは、ブログをやる上での永遠の課題です。他人が面白いと思うものを自分が面白いと思いながら書けるとは限りませんし、自分が面白いと思うものが他者には嫌われる・迷惑なものかもしれません。特に後者については、ネタバレ記事とか、内輪ネタとか、特定キャラを貶めるものとか、性的な描写を含むものとか、暴力的・残虐な描写のあるものとかが問題になりやすいでしょうか。でも、書いてる自分は本気で楽しいし、それを面白いと思う仲間も居て欲しい。こうなると実に難しいです。正直これについては、万人が納得する「答え」は見つからないのではないかと。「嫌なら見るな」として住み分ける以外の対応は全て、個人が不快なものを「排除」するようなものなので。

さて、ようやく本題です。ガイドライン。

１．公式発売日前のネタバレはしない

２．画像を使い過ぎない（少ないなら少ない方が良い）
　（特にカラー扉絵や見開きなど最新話の一番目を引く絵は避ける）

３．「感想」「考察」「妄想」など、なるべく自分が思ったことを書く
　（あらすじをなぞったり見たままを言うだけにしない）

１．については、ヤングガンガンは第1第3金曜日、ビッグガンガンは25日という「公式発売日」というものが明確に定められている以上、それ以前に記事を書くことはハッキリと「悪」だと断言します。本来はその作品から直接受け取るべき情報を、ブログやらなんやら関係ない人から勝手に投げつけられたら、そりゃあ不愉快になっても仕方ないでしょうよ。クラスの可愛い女子に放課後に校舎裏に呼び出されて、告白とかなのかはたまた別の用事なのかドギマギしながら待ってたのに、クラスのブサイクがいきなり「この子、あんたの友達の○○君が好きだから紹介して欲しいんだってよｗ告白かと思った？ﾌﾞﾋﾋﾋ」とか言ってきたら、実際そうなったのだとしても、とりあえずこのブサイクはブン殴りたくなりません？ｗ（的を射てるのか的外れなのか微妙な例え）

ブログやtwitterやスレを見ないなどの「自衛手段」はいくらでもあるでしょうし、私もそういう自衛手段によってここしばらくは不愉快な思いはしていませんが、てゆーかむしろ発売日前に必死に情報をお漏らししないよう自制している側ですが、「見たくない人は自衛しろよ、俺らは好き勝手に発売日前でもネタバレしまくるぜﾋｬｯﾊｰ」ってのもおかしな話でしょう。定められた公式発売日よりも早い「フライング」なのだから。なので、私はやりません。

あと、「地方在住だと発売が1日や2日遅れるからネタバレやめちくり～」という意見もあるかもしれません。これについては、申し訳ないですが私は地方が「遅い」だけで首都圏が「早い」わけではないということで、気にしないことにしています。フライングという「早い」人を咎めるのはともかく、「遅い」人まで気にして合わせようとしたら、極論「私は仕事の関係で海外派遣中なので、船便でヤンガンが届くまでネタバレを待ってください」とか「我は石油王なのだが、スペースシャトルで宇宙旅行中なので、地球から飛ばしたヤンガンを積んだロケットと宇宙ステーションでドッキングするまで待っててくれたまえ」とか言われかねないですので。いや、本当に石油王だったら待っててもいいのですがｗ　ちなみに私は数年前に転職をしているのですが、「東京近郊勤務で地方への転勤が無く、（趣味が疎かになるほどの）残業や出張や土日出勤の無い」という条件で仕事を探しました。その理由の1つとして、「漫画やアニメを最速で見られる」こともあります。要は、咲-Saki-を全力で楽しむために東京で会社員やってるわけですねｗ

公式発売日の「解禁」のタイミングについては、現状うちのブログでも定まっておりません。かつては発売日の深夜・早朝に書いていたこともありましたが、今は「朝一か昼休みのうちに最新話を読んでおけよ」ということで13時に更新したり、あとはまぁ普通に夜とか翌日以降だったりもします。大昔に2ちゃんの漫画板を見てた頃、スレによって最新話の内容の書き込み解禁時間はいろいろでしたねー。日付けが回って発売日になった瞬間だったり、早朝に近代麻雀の発売日をお知らせする「発売日オヤジ」が登場してからにしようという暗黙の了解がなんとなくあったり（笑）、一般的な書店が開く時間ってことで10時だとかそのさらに30分後とかだったり、キリ良く12時だったり、発売日翌日の0時なんてとこもあったでしょうか。これについては、「咲-Saki-まとめアンテナさんで解禁時間を『ルール』として定めてくれたら、それに従いますよ～」とか私は思っているのですが。村社会っぽいアレですが、実際ほとんどの咲-Saki-ブログは「咲-Saki-まとめアンテナさんに所属している」ような感覚でやっているでしょうし。

２．画像について。これについては、まずそもそも画像を使うこと自体がよろしくないというのをわきまえないといけません。現状、ブログなどで作品の画像を使っているのが普通になっているのは、あくまで「著作権者のお目こぼし」によって見逃されているのであって、著作権者がノーと言えばそれでもうアウトです。非現実的な話ですが、もし小林立先生がサイトで「ブログなどで画像を使わないでほしいです…」って言ったらみなさんどうしますか？　無視して使い続けますか？　私は小林立先生にそう言われたら二度と使いませんよ。使い続けているブログなどは糾弾しますよ。
しかし、画像を使わないと書いている感想の面白さが伝わりづらいのは圧倒的事実です。100の言葉より1枚の画像。それくらい、画像は「強い」。強いからこそ、使うからには画像を「使わせてもらっている」という謙虚な気持ちを忘れてはいけないでしょう。掲示板に貼られたものだからとか言ってベッタベタと画像を貼りまくり、一話のうちの半分くらいのページ数を画像で挙げるとか、絶対にあってはならないと思います。

重ね重ね「だったら画像を一切使うなよ」って話でもありますが、0か100かじゃなく、落とし所として私が勝手に設定しているのは以下の2つです。

２－１．カラー扉絵や見開きページなど、最新話の一番目を引く絵は避ける

２－２．高画質でスキャンした画像は使わない

まぁ私の場合、スキャナーをいちいち起動させて画像を取り込むのが面倒くさいからデジカメ接写にしてて、それによって結果的に自分のポリシーやらなんやらと合ってるなと思って継続しているのですが、どちらも画像の二次使用を避ける意味合いもあります。二値化とかしてないからグレーの紙の色がそのままだし、傾いてたりピンボケしてたりするし、あえて微妙な構図の画像だったりするものも多いし、他のブログとかで使われてたら「これ俺が撮ったやつだな」ってわりとすぐ分かりますね。画質についてはさりげに重要で、どことは言いませんが見開きや扉絵なども綺麗にスキャンしてあげまくってるブログは、感想ブログではなくて「スキャン画像置き場」としか認識していません。まぁそういう存在は「便利」ではあるんですけど、ヤリチン男が肉便器に対して思う「便利」と同じ意味合いですからね。そういうブログは著作権意識が極薄なので、平気で咲-Saki-関連の雑誌記事やカラーイラストなどもスキャンするのですよね。「この雑誌に咲-Saki-の記事が載っていました」とか言ってそのページを丸々スキャンしたら、誰がそれを見てその雑誌を買うねん。

また、画像を使うことの意義についてですが、ここで一旦、私のレビューを読んでいる人の行動をザックリと分けて考えてみましょう。

１．作品を読んでから私のレビューを読みに来る
２．私のレビューを読みに来てから作品を読む
３．私のレビューを読んで作品を読んでみる
４．私のレビューを読んで満足して作品自体は読まない

１と２については、どちらにせよ作品を読むのありきなので特に問題ありません。問題なのは３と４。画像についての２－１も２－２も、結局は私が読者に「４」のようになってほしくないからやってることなのです。私は私のレビューを見て「レビュー読んだけど今回は買わないくていいや」だとか、極端には「レビューで満足したから買わなくていいや」みたいに思われるのがイヤなんですよね。うちのブログはお前の立ち読み用コンビニじゃねえんだぞ、と。じゃあ満足しないようにレビューをしない・画像を使わないとすればいいかと言っても、それでは１や２の人の面白さが減ってしまいます。それに、結局他のブログを見て満足されるだけでしょうしね。それもまた自由ですしね。なので、「３」です。「画像を使わせてもらっている」からには、せめてその作品にあまり入り込んでいない人にも興味を持ってもらい、その作品を楽しむ仲間を増やしたいじゃないですか。それができないなら「使わせてもらっている」意味が薄れますよ。これは別に、「レビューを読んで作品を読んでみる人が増えるなら、画像を使っても良い」と考えているわけではないのでご注意を。矢印を逆にしてはいけません。画像を使わせてもらってるのだから、せめてなんとか仲間を増やしたいな、という順番の考え方です。

ちなみに、私が記事タイトルを最新話のサブタイトルだけにするのではなくあれこれ言葉やネタを付け加えているのは、読者の対象が咲-Saki-まとめアンテナだけではなく、普段は咲-Saki-最新話をいちいち意識してないであろうニュースサイトやはてブ経由の読者にも興味を引かせたいと考えているからです。

あと、最近最新話のレビューの冒頭にはいつもこの画像を貼っています。私はネット巡回はほぼPCからなので気にしてなかったのですが、スマホからだと1枚目に貼った画像がその記事のサムネイルとして表示されちゃうので、記事を読む前に1枚目に貼った画像を目にしてしまうことになるのですね。配慮が足りてませんでしたわ。

最後に３．について。感想記事というからには、作品を読んで受け取った「自分が思ったこと」を書くのは当然です。それも、見たままを見たままに言うのではなく、なるべく言葉を積み重ねて。見たままを見たままに言ってそれがネタとして成立するのは、なめくじ長屋奇考録だけです！ｗ　あらすじも、そんなの作品読めば分かります。そのあらすじのような事が起こって、それについてどう思ってどう考えたかをメインにしましょう。自分の「面白い」を伝えましょう。

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最後にもう一度言っておきますが、私の意見が正しいから従えなどと強く言うつもりはありません。たぶん今回私が書いた内容に異議がある人も居るでしょう。私が「一番面白い」「最善だ」と思っている方法が万人に共通するものなわけはありませんからね。

ただ、私は曲がりなりにもブログを10年以上書き続けて、咲-Saki-の感想は第1話からずっと、阿知賀編やシノハユについても全話のレビュー記事を書き続けています。たぶん私が世界で一番「咲-Saki-」最新話のレビューをしている人間のはずです。そんな私が試行錯誤を経て至った現状の「最善のレビューのやり方」なわけで、それなりの「説得力」は感じてほしいなとは思っています。