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3号機の核燃料取り出し 飛散防ぐカバー公開8月7日 21時32分
東京電力福島第一原子力発電所3号機の使用済み燃料プールから核燃料を取り出す際に、放射性物質の飛散を防ぐため周囲を覆うカバーが、報道関係者に公開されました。
福島第一原発3号機では、原子炉建屋の最上階にある使用済み燃料プール周辺のがれきの撤去や除染作業が行われたあと、中に残されている556体の核燃料の取り出しが行われる計画です。
7日に公開されたカバーは、この取り出し作業の際に放射性物質の飛散を防ぐためのもので、組み立てるとかまぼこのような形になって燃料プールや核燃料を取り出すクレーンをすっぽりと覆う計画です。比較的軽い素材を用いることで建屋への負担を抑えているということで、現在は福島県いわき市の小名浜港に仮置きされていますが、東京電力は、来年度前半に船で福島第一原発に運んで3号機への設置作業を始め、プールからの核燃料の取り出しは平成30年1月ごろに始めたいとしています。
福島第一原発の大淵一輝建築第一グループマネージャーは「カバーの設置にあたっては作業員の被ばくをいかに低く抑えるかが課題で、今後も作業の効率化などを検討していく」と話しています。
7日に公開されたカバーは、この取り出し作業の際に放射性物質の飛散を防ぐためのもので、組み立てるとかまぼこのような形になって燃料プールや核燃料を取り出すクレーンをすっぽりと覆う計画です。比較的軽い素材を用いることで建屋への負担を抑えているということで、現在は福島県いわき市の小名浜港に仮置きされていますが、東京電力は、来年度前半に船で福島第一原発に運んで3号機への設置作業を始め、プールからの核燃料の取り出しは平成30年1月ごろに始めたいとしています。
福島第一原発の大淵一輝建築第一グループマネージャーは「カバーの設置にあたっては作業員の被ばくをいかに低く抑えるかが課題で、今後も作業の効率化などを検討していく」と話しています。