川内原発で重大な事故が起きた際の高齢者や障害者などの避難計画に不備があるとして鹿児島市の障害者団体などが伊藤知事に対し、再稼働同意の撤回を求める要望書を提出しました。要望書を7日提出したのは鹿児島市の障害者団体など3つの団体です。原発から半径10キロから30キロ圏の医療・福祉施設の避難計画について県は事故後に風向きや放射線量に応じて避難先を選ぶシステムを使い避難先を示す予定です。これについて、要望書は停電でシステムが動かない場合や、視覚障害・聴覚障害や認知症の人への配慮などに不備があるとして伊藤知事に対して川内原発の再稼働への同意を撤回するよう求めています。また、要援護者を含めた避難訓練を実施し計画の実効性を検証すべきとしています。