ぶつかり稽古で照ノ富士(左)にかわいがられる逸ノ城=福井県越前市のサンドーム福井で
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大相撲の鯖江巡業が5日、福井県越前市のサンドーム福井で行われ、関脇逸ノ城(22)=湊=がモンゴルから2010年に同じ飛行機で来日したライバルの大関照ノ富士にぶつかり稽古で約7分間かわいがられた。逸ノ城は土俵内での稽古を夏巡業最終日の29日まで無休で取り組むと宣言した。
恒例となった逸ノ城へのかわいがりが夏巡業でも始まった。横綱白鵬、日馬富士、大関稀勢の里に“洗礼”を受けてきた逸ノ城。この日は照ノ富士の胸を借りたが、ぶつかって2回目で足が止まる。何度も転がされて208キロの巨体はすぐ泥まみれになった。
「まだ体が重たい感じがする」。夏巡業で初めてとなる土俵内の稽古に頭をかいた。前日の移動中、バスのエアコンが故障。約1時間もサウナ状態を味わったせいか、稽古で夏バテ気味に陥った逸ノ城だったが「これから毎日やれば体も良くなってくる」と前向きだ。 (永井響太)
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