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【プロ野球】

村田逆転弾 1万試合もぎ取った

2015年8月6日 紙面から

ヤクルト−巨人 7回表1死一塁、逆転2ランの村田(右)を迎える原監督=神宮球場で(七森祐也撮影)

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◇巨人6−5ヤクルト

 巨人が効果的な本塁打攻勢で連勝、1万試合を白星で飾った。0−1の5回に長野の3ランと村田のソロで4点。4−5で迎えた7回は村田の2打席連続となる2ランで再度逆転した。沢村が25セーブ目。ヤクルトは逃げ切り失敗で3位転落。

     ◇

 勝利のハイタッチにいつも以上の力がこもっていた。巨人が公式戦通算1万試合となる大事な試合を見事な逆転勝ちで飾った。1点リードの9回は1死二、三塁まで追い込まれたが、沢村が窮地を切り抜けて試合終了。負けられない一戦を制した原監督は満面の笑みを浮かべていた。

 「チームにとっても大事な時期。その中で1万という節目で勝てたのは大きい」。神宮のG党からの「おめでとう」の祝福に手を振って応えた指揮官の心には今後への自信が宿る。「相手に主導権を譲らなかった。それぞれがミスをカバーしてくれている」。混セからの抜け出しに向けた手応えを感じていたようだ。

 お家芸といえる一発攻勢がさく裂した。中心は6番の村田。長野の12号3ランで3点を奪った直後の5回2死から右翼席へ7号ソロ。しかし、これだけでは終わらない。7回1死一塁で左翼席へ逆転8号2ラン。今季初となる2打席連続本塁打は7月31日の中日戦で東京ドーム通算1000勝を決めた一発に続く“メモリアル弾”。背番号25はその味をかみしめた。

 「記念すべき試合で活躍できて、すごく光栄です。メモリアルな試合で2本打てて良かった」

 首位攻防戦に連勝して貯金は5。大きな通過点となる一戦に勝ったことで、チームにはさらなる勢いが生まれている。しかし、目標はリーグ4連覇。今季最大の節目はまだ先だ。原監督は「さらに精進していくということ」と気を引き締めていたが、ナインの思いも同じ。頂点に向かって、歩みを止めることなく進んでいく。 (川越亮太)

 

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