【ニューヨーク=山下晃】米投資会社バークシャー・ハザウェイが7日発表した2015年4~6月期決算は純利益が40億1300万ドル(約5000億円)となり、前年同期比で37%減った。主力の保険事業が不振だった。一部の投資損益を除く1株当たり営業利益は2367ドルで市場予想の約3千ドルを下回った。
同社は著名投資家のバフェット氏が最高経営責任者(CEO)を務めている。保険部門では保険請求の頻度が高まり関連費用が膨らみ、保険引き受け分野では3800万ドルの赤字(前年同期は4億1100万ドルの黒字)となった。株式などの投資利益も減り、安定している鉄道などの公益事業や食品関連の増益で補えなかった。
バークシャー・ハザウェイ、CEO、保険部門