小澤征爾さんが骨折 8月下旬のオペラ指揮降板
2015年8月7日18時22分 スポーツ報知
指揮者の小澤征爾さん(79)が、1日に腰の骨を折るけがをしていたことが7日、分かった。今月下旬に予定されていた長野県松本市でのオペラの指揮を降板する。
関係者によると、小澤さんは1日に転倒し、腰を強打。病院で検査を受けた結果、腰椎棘(きょく)突起及び横突起骨折で全治3週間との診断を受けたという。歩行には影響が少ないが、長時間立ったままの状態では痛みが伴い、指揮をするのが難しいことから、降板を決めた。
小澤さんは、自身が総監督を務め、まつもと市民芸術館で開催される音楽祭「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」で24、27、29日にオペラ「ベアトリスとベネディクト」の指揮をする予定だった。代役は米指揮者のギル・ローズ氏が務める。また、席のランクに応じてチケット代の一部を現地で返還する。小澤さんは開催時には現地入りするが、ステージ上であいさつなどをするかは未定だという。
また、同フェスティバルでは9月1日に小澤さんの80歳の誕生日を記念したバースデーコンサート、同6日にもオーケストラコンサートが、いずれも松本文化会館で行われる。現時点では、両公演とも指揮をする予定となっている。