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陸上ドーピング疑惑 WADAが緊急調査へ8月8日 4時05分
陸上競技で大規模なドーピング疑惑がイギリスとドイツで報道されたことを受けて、WADA=世界アンチドーピング機構は、7日、第三者委員会が、緊急で調査を始めると発表しました。
この問題は、イギリスの新聞「サンデー・タイムズ」がドイツの公共放送、ARDと共に、国際陸上競技連盟がおよそ5000人の選手から採取した1万2000件以上の血液検査のデータを再調査し、2001年から2012年の間に開催されたオリンピックや世界選手権の陸上競技で、55個の金を含む146個のメダルはドーピングが疑われると報じたものです。この報道についてWADAは7日、第三者委員会が、緊急で調査を始めると発表しました。WADAのクレイグ・リーディー会長は、「WADAは、選手の機密を保持しつつ、国際陸上競技連盟の全面的な協力を得て、調査に取り組む」とコメントしています。