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【芸能・社会】

台湾で原石17人発掘!! AKBオーディションの合格者発表

2015年8月8日 紙面から

台湾で開催のオーディションに合格した17人=台湾・台北市で

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 人気アイドルグループ「AKB48」の新メンバーを台湾で募集するオーディションの最終審査が6日に台北市内で開かれ、審査の結果、17人が合格した。AKB48に外国人メンバーが入るのは初めて。17人の原石たちは仮研究生としてしばらく台湾でレッスンを重ね、年末から来年初めをめどにAKBに合流する予定で、姉妹グループでの所属も検討していく。

 2152人が応募したAKB初の海外オーディション。6月13日の2次審査の後、ファイナリストは計4回の基礎トレーニング(歌唱・ダンス・日本語)を重ねてきた。ジャパニーズドリームへの切符がかかった決戦。一生懸命覚えた日本語であいさつし、持ち歌でパフォーマンスした。

 運営サイドによると、当初の計画では合格は1人で、多くても3、4人の予定だったが、原石たちにたくさんの可能性を見つけた一方で、さらに見極めが必要なため、17人という大幅増の合格を決めた。

 合格者の最年少は11歳で最年長は21歳。注目は、AKB48には過去にいなかった双子で、陳詩雅(チェン・シーイア)さん(20)と陳詩媛(チェン・シーユエン)さん(20)だ。

 姉のシーイアさんは左あごにほくろがあるが、一卵性双生児のため妹もそっくり。シーイアさんは「一緒に合格できてうれしい。どっちか1人だけだったらどうしようかと思いました」と胸をなで下ろしていた。

 台湾出身の日本ハム・陽岱鋼選手のレプリカユニホームを着た妹のシーユエンさんも「ずっと(姉という)パートナーがいるのがうれしい」とニッコリ。冷静な姉に対し、自分は情熱的なタイプだそうで、「姉のように私は人見知りではありません」とアピールした。

 合格したとはいえ、17人の本当の勝負はここから。審査員を務めた総合プロデューサーの秋元康さん(57)は「まだ歌とダンスは全然ダメだったので、今後台湾で一定のレッスン期間を経てから、再度この中からメンバーを選定し、年末年始をめどにAKBメンバーとして加入してもらいたい」と、総括で“追試”を発表した。

 語学だけでなく、プロの指導による厳しいレッスンが待っており、脱落者が出るかもしれない。その試練を耐え抜いた仮研究生のみ、台湾発の“逆輸入アイドル”として大舞台に立つ日が来る。 (江川悠)

 ○…子役として活動する張羽※〓(1)(ジャン・ユーリン)さん(12)は、日米ハーフの親せきから「夏美」という日本語の名前も与えられたという。夏(7月)に生まれ、いとこ全員に「美」の字が付くことから命名された。審査では、母のお手製衣装で「ヘビーローテーション」の中国語版を披露。「笑うことが大好きなので、皆さんにたくさん笑うことをあげたい」と日本語でアピール。

 また、容姿が元AKBメンバーの大島優子に少し似ていると言われる楊馥※〓(2)は、(ヤン・フーシュエン)さん(18)は「総選挙に出て、上位16位に入りたいと思います」と高らかに目標を掲げた。

◆TPE48本格始動?

 2011年には台北市内にAKB48の公式ショップがオープンし、台北を拠点とする姉妹グループ「TPE48」の発足も発表された。その後、TPEとしての具体的なプロジェクトは進んでいなかったが、17人の大量合格者が出たことから、TPE48プロジェクトが動きだす契機にもなりそうだ。

※〓(1)は、令へんに、羽

※〓(2)は、王へんに、宣

 

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