中国市場で販売不振に苦しむ現代自動車はこのほど、中国で現地生産される一部車種の価格を先月末から約10%値下げした。同社関係者が明らかにした。
今回値下げ対象となったのは、中国市場での主力モデルであるスポーツ多目的車(SUV)の中型車サンタフェと小型車ツーソン(現地名ix35)で、それぞれ3万元(約60万3000円)、2万元(約40万2000円)値下げした。
現代自による今回の値下げは、価格を据え置いたままではシェア低下と在庫増に対抗できないとの判断によるものだ。現代自は今年第1四半期に工場稼働率が107%に達していたが、第2四半期以降は80%台後半に低下している。現代自の今年6月の出荷台数は前年同月を30%以上下回った。6月に続き、2カ月連続で減少となった形だ。