宿敵・日本に対し雪辱を期していたサッカー韓国代表だが、惜しくも引き分けに終わった。
ウリ・シュティーリケ監督(60)=ドイツ=が率いる韓国は5日、中国・武漢の武漢スポーツセンターで行われた東アジア杯第2戦で、日本に1-1で引き分けた。2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会直前の親善試合に2-0で勝って以来、5年ぶりの韓日戦勝利を目指した韓国だが、この日の引き分けでAマッチ5試合連続の日本戦無勝(2敗3分)となった。日本との通算対戦成績は40勝14敗23分だ。
韓国はW杯ブラジル大会でアルジェリア代表監督を務め、韓国に2-4で勝ったバヒド・ハリルホジッチ日本代表監督(63)=ボスニア・ヘルツェゴビナ=にも雪辱を果たすことができなかった。先の北朝鮮戦に1-2で敗れ、日本のサポーターたちから激しく非難を浴びたハリルホジッチ監督だが、この日の韓国戦引き分けでやっと一息ついた。
同じ日、中国は北朝鮮に2-0で勝った。韓国(1勝1分)、中国・北朝鮮(以上、1勝1敗)、日本(1敗1分)が順位争いを繰り広げているが、韓国が9日午後6時10分(韓国時間)から北朝鮮との最後の試合に勝てば、続いて行われる中国-日本戦の結果に関係なく7年ぶりの東アジア杯優勝が決まる。韓国が引き分けた場合は中国-日本戦のスコアによって優勝するかどうかが決まる。
シュティーリケ監督は中国戦の先発メンバー8人を入れ替えてきた。金信旭(キム・シンウクがワントップで、金民友(キム・ミヌ)、朱世種(チュ・セジョン)、李勇載(イ・ヨンジェ)が攻撃の2列目に置かれるなど、攻撃陣が完全に変わった。