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【プロ野球】

乙坂メッセ撃ち逆転弾

2015年8月8日 紙面から

5回裏2死一、二塁、乙坂(右)は中越えに勝ち越し3ランを放ち、松本に迎えられる=横浜スタジアムで(西岡正撮影)

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◇DeNA7−4阪神

 DeNAが逆転勝ち。4回まで無安打だったが、0−1の5回に乙坂がメッセンジャーから中越え3ランを放った。8回には5長短打などで4点を加えた。砂田が5イニング1失点で2勝目。山崎康が28セーブ目を挙げた。

 意外性の男が虎を沈めた。1点を追う5回だ。4年目の乙坂が逆転のバックスクリーン弾。「入っちゃったって感じです」。昨季は初打席初本塁打の鮮烈デビューを飾った地元出身の21歳がDeNAを白星に導き、中畑監督も「格好良かったね! あの思い切りの良さはアイツだけ」と目を丸くした。

 勢いが戻ってきた。メッセンジャーを相手に4回まで無安打に抑えられていた打線が、宮崎の初安打を皮切りに伏兵の一撃で逆転。3日に交通事故を起こしていた乙坂にとっては、みそぎの一発にもなった。

 8月に入り、若手の奮闘が目立つ。6日は新人石田がプロ初勝利。この日は20歳の砂田が5イニング1失点の粘投で2勝目を手にした。「夢のような結果。若い選手が自信をつけてくれるといいね」と指揮官もご満悦だ。

 球場では「勝祭(かっさい)」と銘打った夏祭りが開催された。試合内容もお祭りムードの劇勝。「喝采です!」。得意のダジャレで両手を突き上げる指揮官の姿には、勢いがみなぎっていた。 (井上学)

 

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