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【プロ野球】

G打線援護できず21三振

2015年8月8日 紙面から

◇広島2−0巨人

 広島が0−0の延長12回に勝ち越した。1死満塁から菊池の左前打で1点を奪い、さらに続く丸の右前打で2点目を挙げた。3番手のヒースが3勝目で一岡が今季初セーブ。巨人は2連敗。7回以降無安打で、計21三振を喫した。

 巨人ベンチが重苦しい雰囲気に包まれた。1点も奪うことができず、0−0で迎えた延長12回にマシソン、山口で2失点。さらに、直後の攻撃で先頭の片岡が左側頭部に死球を受けるというアクシデントもあった。4時間32分のロングゲームの零封負け。後味の悪さばかりが残っていた。

 「やっぱり、11回までに1点も入らなかったというところですね」と敗因を振り返った原監督。試合後会見では必死に冷静さを取り戻そうとしたのだが、声には怒りがにじみ出る。「もう少し打線が何とかしないといけませんね」。心の中にある偽らざる本音が自然と口を突いてしまった。

 憤まんやる方ない表情をみせるのも当然だ。ジョンソン、大瀬良、ヒースの3人に献上した三振は21個。1試合では驚きの数字だ。スタメンで出場したメンバー全員が三振を奪われるというおまけもついた。12イニングで喫した三振21個は、球団としては1938年9月16日のイーグルス戦、延長14回での20個をも上回るワースト。まさに赤っ恥といえる敗戦だ。

 「いいスイングをしているとかいう論調はないな!! 反省しないといかんですよ」。原監督は貧打がぶり返した打線に喝を入れた。混セのライバルである阪神とヤクルトがともに敗れゲーム差は縮まらなかったのが救いだが、今後への影響が気になる敗戦。8日に対戦する前田に、同じように封じられなければいいのだが…。 (川越亮太)

 

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