新規登録する

Welcome To Wherever You Are ! ID Pass ID・Passを記憶 (忘れた)

CYCLINGTIME.com

2015/8/6 17:51

水分は摂るべき?控えるべき?「低ナトリウム血症」とは?以外に難しい水分補給

水分は摂るべき?控えるべき?「低ナトリウム血症」とは?以外に難しい水分補給?考えすぎるよりもまずはまずは自分の体を知ることから始めよう


このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
暑い夏真っ盛り、みなさんはどのようにして水分を摂取しているだろう?なるべくこまめに多く水分を摂取するようにと言われてきた人が多いのではないだろうか。しかしここへ来て、その延長上に危険性が潜んでいることが取り上げられ、多くの人がいったい何が”正しい水分補給”なのか、迷ってしまっているのではないだろうか。


『きっちりと正しい自己管理のために、自身のことをもっと良く知ろう (C)Tim D.Waele』
昨今急に話題に上がってきた「低ナトリウム血症」(EAH)、これは水分のとり過ぎで起きる症状で血中のナトリウム濃度が極端に低くなることにより、意識を失ったり、手足がむくんだり、吐き気や頭痛に襲われることがあるのだ。つまり水分のとり過ぎで、体内のナトリウムが必要以上に薄まってしまい、体の一部機能が正常に働かなくなるといえばわかりやすいだろう。もっと簡単にいえば、夏場に冷たい飲み物が欲しくて氷を大量に入れたアイスコーヒーが、氷が溶け薄まってしまった為に美味しくなくなったという理屈と同じで、体にとって必要なナトリウムが、水分が入りすぎて薄まることで体が”NO”というわけだ。


『脱水症状とEAHという両極端 (C)Tim D.Waele』
これは運動時に必要以上にスポーツドリンクなど水分を摂取した場合に起こりやすく、特に4時間以上の長時間運動や、汗をかきにくい人が継続して必要以上に摂取した場合などに起こりやすい。また同様に、普段運動をしない人が発汗した場合、より多くナトリウムが汗として流れでてしまうために、その場合も過度の摂取は危険だとも指摘されている。

暑い時はなるべく水分を摂取するようにと昔から聞かされている人が殆どで、摂り過ぎは危険‥‥などというのは寝耳に水という人も多かったのではないだろうか。そして摂り過ぎるなと言われると、じゃあ一体どの程度の量が適量であり、それをどうやって判断すべきなのかということになる。

実際これがとても難しいのだ。適量というのはその人の体格や、体質等によって大きく変わるため、明確なガイドラインはない。ただわかりやすく言えば、喉が乾いたら飲む、我慢はしない、というのが基本であり、水分が足りなくなり脱水症状となれば、これは命にも係る問題となりかねない。ただそれでもやはりわかりにくいという場合は、運動前と運動後で体重を測り、その体重差を見てみることだ。運動前よりも体重が増えていた場合には、明らかな水分過剰摂取ということになる。これでおおよそ自分にとっての適量というのが分かるだろう。これを基本にコースや運動量、走行時間帯や天候などを考慮して調整すればいいだろう。そこまで厳密に考えずとも、普段通りの給水をしておけばまず大丈夫であり、暑いからと闇雲に無茶な摂取し続けない限りはまず問題はないだろう。


『水分摂取は計画的に?喉が渇いたら飲む、我慢はいけない (C)Tim D.Waele』
よく考えて見れば、レースなどでも選手たちはあれだけの炎天下を走っていながら、常に水分を摂取し続けているわけではない。チームにはボトルの上限があり、きちんと最大摂取量を逆算してある程度考えられているのだ。補給エリアも決まっており必要以上の無駄なオーバー摂取は発生しにくい様になっている

失った水分を補うのが水分摂取、やはりそれも限度を超えればやり過ぎとなる。シンプルに言えばそれだけのことだ。大切なのは、まずは自分の体のことをもっとよく知るところから始めることだ。自分の体調 、体質、発汗度合い、適切な運動量など、夏場は特に無理をしないレベルで、自分の体の状態を把握しておこう。結局自分の体に無知、無責任では、他の人たちに迷惑をかける事になりかねないのだ。

H.Moulinette
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
AD:mizuma_310x174_20141231(lower)
AD:valette_310x174_20150130(lower)
AD:CyclingExpress (inside_pages)
Follow Twitter
follow us in feedly
RSS で購読

NEWS RANKING

1. 水分は摂るべき?控えるべき?「低ナトリウム血症」とは?以外に難しい水分補給?考えすぎるよりもまずはまずは自分の体を知ることから始めよう 2. ツール・ド・ポローニュ第1&第2ステージ:お待たせしました!復活のキッテルがドカンと第1ステージ勝利!そのキッテルを抑えてペルッキが第2ステージを制す!白熱のスプリントバトル! 3. ツール・ド・ポローニュ第3&第4ステージ:ペルッキが第3も制しステージ連勝!第4はボドナールが逃げ切りスプリント勝利!総合は同じ逃げのポーランドナショナルチームのズィエリンスキー! 4. 果敢にもジロとツールのダブルを狙ったコンタドールの代償、ツール終了後に疲労蓄積から発熱、予定していたクラシカ・サン・セバスチャンを回避してそのままシーズン終了へ、現代のダブルの難しさ 5. パラサイクリングロード世界選手権:C3カテゴリーで藤田征樹選手が金メダルを獲得!世界チャンピオンの証アルカンシエルを獲得! 6. Valette夏の限定第3弾!遊び心は今回も満載!夏の暑さを吹き飛ばす”クール”と”洒落”で軽快にサマーランを決めろ 7. サイクリングウェア ブランドナビ 8. 最強チームスカイ、何がそんなに凄かったのか、フルームの勝利を支えた選手たちの今後は?トーマスはグランツールエース挑戦へ、ポートはBMCへ移籍へ、しかし水面下で補強も着々 9. クラシカ・サン・セバスチャン:TVカメラバイクがヴァン・アーヴェルマートの勝利を奪う、単独勝利したのはA.イェーツも勝利に気づかず、中継トラブルも有りすったもんだのレースに 10. 最強のコストパフォーマンス!イギリス発のブランドdhbのウェア、ヘルメット、シューズをインプレッション!エントリユーザーからアスリートまで、幅広くのユーザー層をカバーする多様性

ジロ・デ・イタリア2014

ツアー・オブ・北京2013

ブエルタ・ア・エスパーニャ2013

ツール・ド・フランス2013