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アフガンでテロ相次ぐ 市民ら300人以上死傷
8月8日 5時03分

アフガンでテロ相次ぐ 市民ら300人以上死傷
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アフガニスタンでは、爆弾テロが相次ぎ合わせて300人以上の市民らが死傷しました。最高指導者オマル師が死亡していたことが明らかになった反政府武装勢力タリバンが組織の士気を高めるためテロなどを活発化させるとの見方も出ていてさらなる混乱が懸念されています。
アフガニスタンの首都カブールで7日、爆弾を積み路上に停車していたトラックが爆発し、周辺に住む市民ら15人が死亡、240人余りがけがをしました。これまでのところ犯行声明は出ていませんが、現場の周辺に軍の施設があることから、警察はタリバンによる爆弾テロとみて調べています。
また、カブールでは7日夜、警察学校で整列していた生徒たちの中に紛れ込んだ男が身につけていた爆弾を爆発させました。内務省によりますと生徒ら10人以上が死亡し、20人以上がけがをしたということです。爆発のあとタリバンが声明を出し、メンバーの男による自爆テロだとして犯行を認めました。
さらに、カブールに近いロガル州では6日、タリバンのメンバーの男が、爆弾を積んだトラックを運転し、治安部隊の基地の近くで爆発させ、巻き込まれた市民と警察官合わせて20人以上が死傷しました。
タリバンは7月、最高指導者のオマル師が死亡していたことが明らかになり、その後、組織内で後継者の正統性などを巡って内部対立が表面化しています。今後、組織の士気を高めるためテロなどを活発化させるとの見方も出ていてさらなる混乱が懸念されています。

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