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help RSS 元祖ロケットパンチは敵役の武器でした

<<   作成日時 : 2009/05/04 17:44   >>

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マジンガーZ第5話でようやく兜十蔵博士が大往生してほっとした(?)のも束の間、唐突に飛行要塞グールが乱入し機械獣「グロイザーX10」を投下するという暴挙に(笑)

グロイザーXまで出しますか・・・

ちなみに原作者の桜多吾作氏は、我が山形の出身だったり。

この分だとゲッターロボとかゴーバリアンなんかも出てきたりして(笑)

版権は大丈夫か(爆)


てな訳で、先回チラっと触れたジャイアントロボのお話。
とは言っても、コミック版のお話なんですけどね。

写真は秘蔵(笑)のジャイアントロボの単行本です。コミック版(マジンガーと同じくTV企画が元になってるので、厳密には原作とは言えないのです)は1967年〜68年に少年サンデーに連載されてたんですが、これは2005年に発行された初めての完全版の単行本
(ファンクラブから自費出版されたものや、一部のみ復刻されたものは除く)

横山光輝という大メジャーな漫画家の作品であるにもかかわらず、ジャイアントロボは37年もの間単行本化されなかった幻の作品だったのです。

これには幾つかの理由がありまして。
この時期横山光輝氏はあの「仮面の忍者赤影」等の連載を抱えており、初期の連載は小澤さとる氏(サブマリン707で有名な方)との共著となっていました。
そのため前半と後半では登場人物の顔が異なっていたりしたため、単行本化の話が出た際「もし出すなら全て書き直したい」と、連載当時のままでの出版に難色を示していたそうです。
また、一時期「(初期連載時と同じように)小澤さとる氏との連名なら出してもいい」といった発言もされていたようだが、小澤氏側が「ジャイアントロボは、あくまで横山作品」という理由でこれを固辞したため・・・という話もあったようです。
あと上記の理由に加えオーバーワーク状態で、連載を中断するような形で終了してしまったためにストーリー面でもかなり不満が残っていたようで、晩年には「私が死んだら出しても良い」というような発言もされていたようです。

このような理由もあって、氏が亡くなられた翌年の2005年に単行本の発行と相成った訳です。

ファンにとっては嬉しいような、悲しいような、なんとも複雑な心境ではあります。


さて、表題の元祖ロケットパンチ(笑)
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ビックファイヤのGR計画により建造されたGR2の必殺武器。
TVでは頭部が分離して相手に攻撃を仕掛けていたようですが、当時の特撮技術では、コミック版のように切り離された腕が縦横無尽に飛び回るという表現はムリがあったのかもしれませんね。

まぁ、頭が飛んできた方がインパクトが強かったのかもしれませんが。

この「横山版」ロケットパンチは、のちに「ダイモス」(アニメの闘将ダイモスとは関係ありません)に継承されるのですが、パンチの重厚感やスピード感は「永井版」ロケットパンチの方に圧倒的なアドバンテージがあったためか、「横山版」は次第に姿を消す事となります。

「バビル2世」でもつとに有名ですが、ジャイアントロボでも、陸戦用のGR1(ジャイアントロボ)、海戦用のGR2、空中戦用のGR3(TV版には出てません)というように、「陸海空」という考え方が横山作品ではよく見られます。
(おそらく軍隊からの連想でしょうが)
ここから発展して「ゲッターロボ」が誕生する訳ですね(笑)

さらに「3機の戦闘機が合体して3種のロボットを形成する」という設定のみを継承して「アクエリオン」が生まれた訳ですね。

・・・ホントか?(爆)


※ダイモス:小学館の学年誌に掲載されたSFロボット作品。火星の衛星、フォボスとダイモスから地球へ移住した 異星人同士(フォボス人とダイモス人)の戦いを描いたもので、主人公を守るロボットの名前がダイモス。
「バビル2世」のように、主人公たちダイモス人や敵のフォボス人は皆超能力者という設定だが、しもべは1つしか ないらしい。
個人的には、「マーズ」の原型となった作品のような気がしてるのだが、どうだろう?


「マーズ」といえば、実は私「六神合体ゴットマーズ」はキライなんですよね。次回は「私がゴットマーズを嫌いな理由」でも書いてみようか、気が向いたら。

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