
丹下左膳全2巻初版セット/小沢さとる絵、林不忘作
秋田書店サンデーコミックス 15,750円
すこし恥ずかしいカミングアウトをします。
不謹慎と言われてしまうかもしれませんが…「傷あと」、萌えます。切り傷からやけどあと、果ては腫れや痣まで。
「怪我をし、その痛みに耐え、そして傷あとに至るまでの時間という、私の知らないストーリーをこの人は背負っているんだ…」というような事を考えるとたまらなく胸がキュンとするわけです。母性本能に近いかもしれませんね。
…という話題を今回ご紹介する丹下左膳につなげようとするのは少し強引ですか。そうですか。
でも実際丹下左膳もしぬほど萌えます。
子どもの頃にテレビ画面でひと目見たときのあのときめき。幼かった為にその異様なまでのドキドキの正体がわからず戸惑いましたが、大人になって推測してみると上記のような理由になるわけです。
演じる人や描く人によりいろんな性格の丹下左膳がいますが、巨匠小沢さとる先生が描く丹下左膳は、怖いときは怖い、弱さも見せちゃう、でも強い。そんな性格です。
この「たまに見せる弱さ」にズキューンとくるわけですよ。クールでひたすらかっこいいのもいいんですが、こっちのほうがより人間っぽくて応援してあげたくなります。一緒に手に汗握れるというか。
あと、小沢先生の描く男性は色っぽいですね。まつげとか。端整です。
丹波哲郎だったり大村崑だったり中村獅童だったりトヨエツだったり、それぞれ皆様理想の丹下左膳がいると思うんですが、私の場合は小沢先生の描く彼です。
小沢先生ファンの方も、丹下左膳ファンの方も、私と同じ趣向の方も、是非おすすめですよ。
状態:各巻初版、背弱、カバー少いたみ、1巻しみ
担当 いわき
- 2009/03/08(日) 21:00:00|
- 漫画
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