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本土決戦に備えた兵器か 陸軍施設跡地で発見
8月7日 20時42分

本土決戦に備えた兵器か 陸軍施設跡地で発見
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戦時中、川崎市を拠点に日本陸軍の兵器を極秘に開発していた研究所で、本土決戦に備えて作られたとみられる兵器が見つかり、研究所の歴史などを調査している資料館では、この兵器がどのように使われようとしていたのかなど詳しく調べることにしています。
見つかったのは、長さ1メートル直径1センチほどの棒状のもので、芯の部分に火薬のようなものが埋め込まれ、先端から炎が噴き出す構造になっているということです。
これは、生物兵器など陸軍の兵器を極秘に開発していた川崎市にあった「登戸研究所」が終戦間際に疎開した、長野県駒ヶ根市の施設跡地の近くでことし6月に見つかりました。
この施設では本土決戦に備え、敵に対して炎を放つ兵器の開発などが行われ、今回見つかった兵器もここで作られたものとみられています。
明治大学の登戸研究所資料館では、この兵器を展示するとともに、どのように使われようとしていたのかなど詳しく調べることにしています。
登戸研究所資料館の椎名真帆さんは「このような兵器が見つかったのは初めてで、戦後70年たって出てきたことに驚いている。
さらに調査を進め、終戦間際の研究所で何が行われていたか解明していきたい」と話しています。

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