会社全体が「和」となって仕事を勝ち得るため、日々営業活動に励む
私は現在、第二事業本部の営業部に所属しており、官民の営業担当をしております。建設会社における営業の役割は、取引先と工事請負契約を締結することです。
取引先まで出向き、プロジェクト案件のお話を頂き、建築部(積算課・設備課)と打合せを重ね、工事費を算出して御見積を提出するのが、私の主な仕事です。扱う金額も億単位と巨額である事から、常に緊張感を持って仕事に望んでいます。
営業としての経験を重ねていく中で学んだ事は、仕事はひとりで勝ち得るものではなく、会社全体が「和」となって勝ち得るものだということ。その気持ちを忘れずに、日々の営業活動に励んでいます。
労苦の末に受注に至ったときは、最高の達成感を味わえる
建設会社は、仕事を受注しなければ経営が成り立ちません。だからこそ、仕事を取ってくる営業の手腕も問われる事になります。またプロジェクト案件も、平均して2年という長期間に渡って携わる事から、それだけ大きな責任も伴います。そして扱う金額が大きければ大きい程、競合相手も増えてきます。
だからこそ、営業とは事業内容・計画状況の全てを俯瞰するだけの視野をもち、しっかりとした戦略を立てて方針を示さなければ、最終目標である受注には至りません。そのような苦労をくぐり抜け、取引先から信頼を勝ち得て受注に至った時は、最高の達成感を味わえます。
建設への興味から、書店員から建設会社の営業マンへ転身
もともと私は、多田建設に入社する以前は、書店に務めていましたが、その時に建設関係の仕事に興味を持った事をきっかけに、宅建(宅地建物取引士)の資格を取得しました。それを活かせる仕事が何かないかと知人に相談したところ、紹介されたのが多田建設です。
書店員という販売業から建設会社の営業マンへの転職という珍しい経歴かもしれませんが、多田建設の歴史ある技術やノウハウのもと、こうして実際に建設関係の仕事に関われる事が嬉しいです。
貪欲に仕事を覚えた最初の1年間
他業種からの転職という事もあり、最初の1年間が何よりも大変でした。「何が分からないかが分からない」という状況です。
自分に何が出来るかと言えば、上司がどのような業務を行っているのかを、常に観察して仕事を覚えました。また私は他の人より要領がいいわけではなかったので、人一倍努力する必要があると思い、朝は誰よりも早く出社して仕事をこなすことを心掛けています。
現在は管理職という責任ある立場を任せて頂く様になりましたが、今でも朝は誰よりも早く来て、仕事を始めています。
100年の創業以来、最高額である70億円の大型案件を受注。次の目標はそれを超えること。
2013年のことですが、私は多田建設が創業以来となる70億円という大型案件の受注を取る事が出来ました。私にとっても非常に思い入れのある案件でしたが、個人の目標としては、それを更に超える受注を取ることです。ただ決して慢心せず、プロジェクトの大小にとらわれる事なく、自分の持ち味である「人たらし」の精神で頑張る事が大事なこととは思っています。
営業にはゴールはありません。昨日の自分を超えるために日々精進を重ねていくことが大事です。また管理職と言う立場として、これから希望を抱いて入社してくる皆さんの夢を叶えられるような、活気あふれる職場を作っていきたいと思っています。
まずは私が多くの後輩から頼られる上司になって、縁があれば、皆さんと一緒に仕事が出来れば嬉しいです。