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最終更新:2015年8月3日(月) 9時45分

従軍慰安婦テーマのミュージカル、NYで韓国人留学生ら上演

 従軍慰安婦をテーマにしたミュージカルが韓国人の留学生によって制作され、ニューヨークで上演されています。

 ブロードウェーから少し離れた小さな劇場で、ミュージカルの上演が始まります。テーマは従軍慰安婦です。

 ニューヨークの小さな劇場の前に置かれた少女の像。この劇場で「慰安婦」と題されたミュージカルの公演が、先月31日から始まりました。

 舞台は第二次世界大戦中のインドネシア。ソウルからだまされて連れてこられた従軍慰安婦の女性が、仲間とともに脱出を図るというものです。

 「作品について聞いたとき、すぐに従軍慰安婦について調べたよ。明らかに重要で、議論すべき問題だと思う」(観客)

 監督を務めたのは、ニューヨークの大学で演劇を専攻する韓国人のキム・ヒュンジュンさんで、アメリカ人の友人が慰安婦について知らないことに驚き、ミュージカルのテーマに選んだということです。

 「日本人が悪魔だとか、韓国人が犠牲者だと言っているわけではない。第三者の視点から、何が起きたかを伝えているんです」(キム・ヒュンジュン監督)

 ミュージカルには日本人や日系人も出演していて、キム監督は「お互いを憎しみ合う必要はない」としていますが、すでに日本から抗議の声も届いているということです。(03日05:39)

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