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旧日本海軍の潜水艦か 長崎沖海底、24隻発見

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旧日本海軍の潜水艦か 長崎沖海底、24隻発見

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 太平洋戦争終結後、米軍がハワイの真珠湾に運んだ旧日本海軍の「伊400型」潜水艦3隻=1946年1月(米海軍公式写真)  太平洋戦争終結後、米軍がハワイの真珠湾に運んだ旧日本海軍の「伊400型」潜水艦3隻=1946年1月(米海軍公式写真)
 長崎県・五島列島沖の海底で見つかった旧日本海軍の潜水艦とみられる2隻の船影。右側の大きな盛り上がりが「伊402」とみられる。音波探査データを元に再現したCG画像(海上保安庁提供)
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 長崎県・五島列島沖の海底で見つかった旧日本海軍の潜水艦とみられる2隻の船影。右側の大きな盛り上がりが「伊402」とみられる。音波探査データを元に再現したCG画像(海上保安庁提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 海上保安庁は7日、長崎県・五島列島の東南東約35キロの海底で、旧日本海軍の潜水艦とみられる24隻の船影を発見したと発表した。この海域では終戦後の1946年4月、当時世界最大の潜水艦だった「伊402」(水中排水量約6600トン)など24隻が処分のため米軍に撃沈されたとの記録があり、船影の大きさや形状と合致するという。

 長崎県・五島列島沖の海底で見つかった旧日本海軍の潜水艦とみられる複数の船影。中央の大きな盛り上がりが「伊402」とみられる。音波探査データを元に再現したCG画像(海上保安庁提供)
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 長崎県・五島列島沖の海底で見つかった旧日本海軍の潜水艦とみられる複数の船影。中央の大きな盛り上がりが「伊402」とみられる。音波探査データを元に再現したCG画像(海上保安庁提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 同庁によると、海底地形調査中だった測量船「海洋」(550トン)が7月14日、音波による探査で船影を捉えた。24隻は東西4キロ、南北2キロの範囲で水深約200メートルの海底に散らばっていた。

 最も大きな船影は長さ約120メートル、幅約15メートル、海底からの高さは約10メートル。艦橋を上にして沈んでおり、大きさなどから伊402とみられるという。ほか23隻は、長さ50~100メートルほどだった。

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