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朴大統領が休暇中に読んだ本がバカ売れ、出版社は嬉しい悲鳴
AUGUST 07, 2015 07:19  
「ニュース見た?」

4日夕方、出版会社「21世紀ブックス」の職員は、電話やメールで連絡し合い、歓声をあげた。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が4日、閣議で、「休暇中に読んで、大いに共感した」と、同社が2013年8月に出版した『韓国人だけが知らない別の大韓民国』を紹介したことがメディアに報じられたためだ。慶熙(キョンヒ)大学国際大学のエマニュエル・パストリッチ教授が書いた同書は、韓国文化の優秀性を取り上げている。

そして、出版界では「21世紀ブックスが『大統領ロト』に当選した」とささやかれた。実際、4日以降、本の売上げが急増した。教保(キョボ)文庫だけで4日夜から6日午前までに予約注文で500部が売れた。教保文庫関係者は、「在庫がなくて困っている状況だ。出版社にまず1000部を送ってほしいと注文した」と話した。オンライン書店「イエス24」は、「7月の1ヵ月間、『韓国人だけが知らない別の大韓民国』は1日に1冊が売れる程度だったが、朴槿恵大統領が読んだと発言して以降、1日平均170冊ほど売れている」と明らかにした。

出版社も非常事態になった。注文が殺到すると、4日夜は徹夜で印刷工場で2000部を刷り、5日も8000部を刷るなど、1日で1万部を製作した。

21世紀ブックスのシン・ジュヨン出版開発室長は、「本を作るのに時間がかかるので、オンライン書店で注文をしても読者が受け取るのに2日ほどかかる」とし、「VIP(大統領)の考えを読もうと大量購入を希望したり本の内容を問う政府機関、企業の問い合わせが多い」と話した。文化体育観光部の海外文化広報院も、出版社に連絡して、著者の連絡先や本の関連資料などを求めた。

大統領はどうやって本を選ぶのか。大統領府と出版界によると、大統領府付属室の秘書官たちが大統領の関心事に合わせて休暇中に読む本を推薦し、資料とともに渡せば、このうち大統領が選んで読むことが多いという。その後、大統領が読んだ本が外部に伝えられ、売上げが急増するので、「ロト」という言葉まで使われた。

2009年夏には、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が、ソフトなリーダーシップを扱った『実践行動経済学』を休暇中に読んだことが伝えられ、本の売上げが急増した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は、自分が読んだ本を公開するスタイルだった。在任中、公式の席上で推薦した本だけで『ドゴールのリーダーシップと指導者論』、『日本帝国興亡史』をはじめ約50冊にのぼる。金大中(キム・デジュン)元大統領が2001年の夏休みに読んだ『未来との対話』、『ビジョン2010韓国経済』、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が1996年の夏休みに読んだ『未来の決断』なども、売上げが急増して話題になった。

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