「ナッツ姫が拘置所で不自由しないよう、商品券渡した」

逮捕のブローカーが供述、韓進側は請託を否定

 大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長がいわゆる「ナッツ・リターン」事件で拘置所に収監された際、韓進グループ側に対し「拘置所生活で不自由しないよう便宜を図る」と持ち掛け、対価を受け取ったとしてブローカーの男(50)が逮捕された件で、ソウル南部地検は男から「韓進側の依頼を受け、拘置所の関係者に数百万ウォン(数十万円)相当の商品券を渡した」との供述を得て、捜査に乗り出したことが、4日までに分かった。

 男は検察の取り調べに対し「今年2月初め、趙前副社長が一審で実刑判決を受けた後、韓進側から先に連絡があった」として、上記のような供述をしたという。だが、韓進側は「拘置所生活に関連して便宜を図るよう男に依頼したことはなく、男がしたことは(韓進)グループとは無関係だ」と主張した。

ユン・ヒョンジュン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース