輸入酒はワインが一番人気 ウイスキーと逆転=韓国

【ソウル聯合ニュース】これまで韓国が輸入する酒類といえばウイスキーが中心だったが、今年上半期は初めてワインの輸入額が上回った。

 韓国貿易協会は5日までに、上半期のワインの輸入額を前年同期比5.5%増の9443万ドル(約117億4473万円)と集計した。酒類の中で最も多く、酒類全体の輸入額(3億7984万ドル)の24.9%を占めた。

 ウイスキーとブランデーの輸入額は9173万ドルで全体の24.1%にとどまった。一時は酒類輸入の3分の2を占めていたが、4分の1以下に落ち込んだ。

 ウイスキー・ブランデーよりもワインを好む消費者が増えているため。健康的に、軽めにアルコールを楽しむムードが広がっている。

 ワインの年間輸入額は2007年に初めて1億ドルを超え、リーマン・ショック直後の2009年を除き右肩上がりとなっている。昨年は1億8218万ドルとウイスキー・ブランデーの輸入額(2億229万ドル)に迫り、今年上半期に逆転した。

 また、消費者のワインの好みは多様化しており、輸入先は従来のフランスからチリや米国、オーストラリア、南アフリカなどへと広がっている。

 ワインのほかに、ビールの輸入も大幅に増加した。今年までの6年間、年10~30%台の高い伸びを維持している。昨年に初めて1億ドルを突破し、今年上半期は前年同期比18.6%増の6021万ドルだった。日本からの輸入が依然トップだが、アイルランドやフランスなどからの輸入増も目を引く。

 一方、上半期の韓国の酒類輸出額は1億9221万ドルで前年同月に比べ4.7%減少した。

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