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 三菱重工業は5日、長崎造船所(長崎市)で建造が遅れるなどして1千億円超の損失が出ている大型客船2隻について、今年9月としていた1隻目の納期を再び延期すると発表した。客室の最終の仕上げに、時間をかけるためという。

 作業員4千人弱の体制で建造を急いだが、間に合わなかった。今回の再延期について、広報担当者は「快適性や娯楽性を備えた高い品質の客船を提供するため」と説明しており、今のところ業績に影響を与えるものではないという。

 新たな納期は、発注主である世界最大のクルーズ会社のカーニバル社の子会社と「協議中」で決まっていない。2隻目の納期は今のところ変えていないが、今回の延期が影響する可能性はある。