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官房長官「武藤氏投稿 国会審議への影響ない」
8月4日 13時15分

官房長官「武藤氏投稿 国会審議への影響ない」
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菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、自民党の武藤貴也衆議院議員が安全保障関連法案を批判している学生らの団体の主張を「利己的考えに基づく」などとツイッターに投稿したことについて、「みずからのことばに責任を持つのが政治家だ」と述べたうえで、国会審議への影響はないという認識を示しました。
自民党の武藤貴也衆議院議員は、先月30日付けの自身のツイッターに、「SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしているが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまでまん延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と書き込みをしていました。
これについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「報道で承知しているが、政府としてコメントするようなことではなく、武藤氏に聞いていただければいい。みずからのことばに責任を持つのが政治家だ」と述べました。そのうえで、菅官房長官は、記者団が安全保障関連法案の国会審議への影響を質問したのに対し、「全くないと思う」と述べ、国会審議への影響はないという認識を示しました。

自民党は憲法の3大原則堅持

安倍総理大臣は参議院の特別委員会で、民主党の小川元防衛副大臣が「自民党の武藤貴也衆議院議員がブログで憲法の3大原則を批判し、『日本精神を破壊するものであり、大きな問題をはらんだ思想だ』などと持論を展開していると報道されている」と指摘したのに対し、「詳細に読んではいないが、自民党の憲法改正草案においても現在の憲法の3大原則はしっかり堅持していくということを決めている。これは周知の事実だ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「内容を精査すべきではないか」と指摘されたのに対し、「必要であれば、党において精査するだろう」と述べました。

民主・細野政策調査会長「若者の政策判断を軽々に批判」

民主党の細野政策調査会長は記者会見で、「武藤氏から筋違いな批判があった。若者たちは、政策について、非常に考えて判断しており、戦争に行きたくないというような単純な話ではない。武藤氏は、そうしたことを、しっかり把握せずに軽々に批判をしている。平和主義者を権力者が攻撃する、非常に危険な部分がある」と述べました。

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