癒し屋キリコの約束 #04【ツンデレキャバ嬢の恋】 2015.08.06


(カッキー)
台東区谷中にある純喫茶昭和堂の常連
短大生の栞ちゃんのお姉さんでキャバクラに勤めるキララちゃんに対するストーカー騒ぎは元暴走族でキックボクサーだった入道さんこと都幾川敦也さんの体を張った活躍で決着がついたのですがそのキララちゃんを巡って新たな騒動が起こるとはカッキーこと私も癒し屋のスタッフのメンバーも誰も予想していませんでした
驚くべきことにその騒動の火付け役は何と癒し屋の元締有村霧子さんだったのです
時間ですよ。
始まるよ。
(キリコ)いい?キララちゃん。
この際だからはっきり言っておくわ。
(キララ)何よ?
(キリコ)あのね。
入道さんはね昔っから単細胞ですぐに人を信じちゃう善人なの。
(キララ)フフフ。
それ言えてる。
(キララ)人を疑うってこと知らないみたい。
あれじゃあすぐだまされちゃうよね。
(キリコ)入道さんは昔っから私のかもって決めてんの。
そのかもを横取りするなんてあんた最低。
(キララ)あん?
(キリコ)キャバクラに通い詰めてあんたに貢ぐまではね入道さん毎日のようにそこのおさい銭箱におさい銭入れてったのよ。
(キリコ)あんたは神様の上前をはねたの。
だから最低。
(カッキー)そういうこと?ちゃんと聞いてんの?
(キララ)分かったよ。
キリコさん。
私と同類ってわけだ。
かもねぇ。
フフフ。
分かった分かった。
分かりました。
もうアッちゃんのお財布は当てにしません。
本当だね?
(キララ)うん。
お約束お約束。
バージンに二言はありません。
はっ?バージン?
(キララ)まっ。
そういう面じゃキリコさんが言うように男ってもん分かってないかも。
もっとも体のことだけですけどね。
ハッ。
あんたって相当ひどい女だね。
入道さんやストーカー男の他に何人ぐらいに貢がせてんのよ?
(キララ)えっ?そんなのいちいち数えたことないけど。
(キララ)ざっと25人ってとこかな。
(栞)お姉ちゃん。
(キララ)あのキモいストーカーが他の男たちに嫌がらせしたから10人ぐらい減っちゃったんだよね。
ったくあいつマジ許せない。
(カッキー)もう「寝よう」とか甘い言葉散々ささやいたんでしょ?
(キララ)そりゃ言うさ。
(カッキー)えっ?
(キララ)でも私バージンだよ。
(カッキー)うん?いくら誘われたって危ない場所には行かないもん。
(カッキー)ねえキララちゃん。
相手の男の人の気持ちって考えたことある?
(キララ)そんなの関係ないっしょ。
男なんてみんなスケベなだけのアホな生き物だし。
(カッキー)だからって人をだましていいわけじゃ…。
だからだましてないって。
「寝ようよ」「そのうちにね」「いつ?」「だからそのうちに」で今日現在まだ誰とも寝てない。
(栞)じゃあちゃんとした恋愛しなくていいの?
(キララ)してるよ。
ちゃんとしてるじゃん。
男落としてるしちゃんと甘えてるし。
その代わりもらうものはもらわないと。
(栞)ホントにそんなんでいいの?・「街の唄が聴こえてきて」キララちゃん。
全ての男はただの金づるって言ったよね?
(キララ)うん。
言ったよ。
ちょっと甘えて色気を見せれば簡単に落とせるバカとも言ったわよね?
(キララ)うん。
ふーん。
じゃああんたささっきの子落とせる?えっ?カッキーからサンドイッチ受け取ってった子。
バイク便の配達してる上山涼君。
24歳。
彼を落とせる?ねえ。
落とせる?プロなら落とせるんじゃない?
(キララ)うん。
楽勝。
落とした後がっつり貢がせることも?
(キララ)バイク便屋さんなんて貢げるだけ稼いでないっしょ。
私が言ってんのはね額の問題じゃないの。
男の心をつかみとったらその男のありったけを貢がせることができるかどうかってこと。
いわば魂の問題。
で…できるよ。
キャバ嬢ナンバーワンずっと続けてきたのはこことここがあるからだよ。
へえー。
じゃあもしできなかったら私の言うこと何でも聞ける?
(キララ)うん。
いいよ。
何でもしてあげる。
フフフ。
言ったわね。
もし彼に貢がせることができなかったらおさい銭たんまり奉納してね。
男に貢がせたお金全部。
(キララ)うん。
分かった。
だけどキリコさんが負けたら?あり得ないと思うけど。
そうだ。
このお店全部あげちゃう。
ああ。
親子ほど年が違うキリコさんとキララちゃんはこうしてとんでもない勝負に踏み出してしまったのです
(キララ)キャー。
涼君。
私一目ぼれ。
キリコさんが投げたダーツはぴしっ。
キューピッド。
恋の矢だったのです。
(涼)どいてくれよ。
(キララ)どかない…。
(キララ)私になびかない男なんて絶対にいないんだからね。
バキューン。
(キララ)ダーリン。
キララちゃんの涼君に対するアタックは毎日毎日朝早くから夜遅くまで手を替え品を替え続きました
それこそストーカーまがいの波状攻撃
べたべたと涼君に絡み付くキララちゃんでしたが涼君の首尾一貫した拒絶っぷりにあえなく空振りが続いたのです
涼君。
私は涼君のすがすがしさに清潔感を抱くとともに涼君のけんもほろろな態度にもめげず必死に落とそうと頑張っているキララちゃんにも最近は何だか憎めないかわいらしさを感じるようになっていました
(清助)ごめんよ。
(千香)ありがとうございました。
(清助)千香んとこ出前始めんだって?
(千香)出前じゃない。
メールデリバリー。
(清助)何でも横文字にすりゃいいってもんじゃねえだろ。
何がパテ…。
パテ…。
(千香)うん?
(清助)うん?パテ…。
痛っ。
(千香)舌かんだ。
パティスリー。
うるせえな!単なる洋菓子屋じゃねえかよ。
要するに出前すんだろ?出前。
(千香)ウィ。
(清助)協定違反じゃねえかよ。
千香。
ホワイ?
(清助)配達していいのは冠婚葬祭んときだけってご先祖さま同士固い約束しただろう?
(千香)んなの前世紀の遺物でしょ?前例にとらわれるところに進歩はない。
清ちゃんみたいな化石人間がいるかぎりこの商店街は発展しない。
限界集落化を待つのみ。
(清助)ともかく即刻出前やめろ。
じゃなきゃ組合に訴えるぞ。
(千香)どうぞ。
(清助)いいんだな?
(千香)プリーズ。
組合長も乗り気なんよ。
お年寄りも助かるって。
(清助)年寄りは洋菓子よっかうちの和菓子だ。
谷中の猫まんじゅうが大好物なんだよ。
アハハ。
清ちゃんの親父さんも賛成したんよ。
ねっ?ダディー。
(清助)父ちゃんが?
(千香)ウィ。
そんなことも知らんの?ムッシュ清助。
即刻ゲットアウト。
ゲットアウト。
(清助)くーっ。
おう。
涼。
ハハハ。
その後あんばいどうだ?
(涼)たまんないっす。
(清助)ハハハ。
でもキリコのやつ何でお前をだしに使ったんだろうな?賭けに負けたらキリコの方こそ行くとこなんかねえっつうのに。
(涼)行くところがない?
(清助)うん。
そもそもキリコ。
あちこち放浪してて。
5年ほど前になあの店の前通ったらコーヒーのとってもいい匂いがしてふらふらっと店ん中入って…。
《夕焼けの味がする》《これから家に帰って一家だんらんっていうほっと一息つく夕方。
そんな味》
(清助)それが縁でそのまま2階に居着いちまったんだ。
そっからしばらくは店手伝ってたんだけどコーヒーを入れる才能はなかったな。
でもオーナーがキリコに店託していなくなっちまったんだよ。
うちの母ちゃんなんかはさ…。
(富子)《オーナーはそのまま行方不明》《あの女に殺されちまったんじゃないのかね》
(清助)なんて与太飛ばしてるけどオーナーは南の島で暮らすのが夢だって言ってたし自宅売っぱらって今ごろ楽隠居じゃねえのかな。
おっ。
来たぞ。
来たぞ。
(キララ)あっ。
ダーリン。
えっ?何で?ダーリン。
キララちゃん。
僕じゃいけない?涼君じゃなきゃ駄目なの。
(涼)ねえキリコさん。
もういいかげんやめてくんない?何だか俺この店に来るのがストレスになってきたんだけど。
悪いのは涼君っしょ。
何それ?意味分かんねえ。
カッキー。
(カッキー)うん?
(涼)濃いめのコーヒー。
(カッキー)今入れたところ。
はい。
これはサービス。
これね千香ちゃんが焼いたの。
(涼)千香ちゃんって?あっ。
そこのラヴィーヌの。
(カッキー)そう。
私の大親友。
(涼)バターがいっぱい入ってておいしい。
(カッキー)でしょ?
(涼)うん。
(カッキー)でも清助さんの前で褒めちゃ駄目よ。
片や和菓子屋。
片や洋菓子屋。
狭い商店街に2つもお菓子屋はいらないって小さいときから清助さんと千香ちゃんすっごい仲悪いみたいだから。
手作りのクッキー。
クッキーって簡単そうに見えて実は奥が深いのよね。
昔よく母が焼いてくれたな。
「母の手は菊の花に似ている」「固く握りしめそれでいてやわらかな母の手は菊の花に似ている」母の手。

(ドアの開く音)・
(キララ)キャー。
ダーリン発見。
(キララ)バキューン。
(涼)ハァ…。
(キララ)カッキー。
いつものね。
(カッキー)うん?
(キララ)もうこれから私が「いつもの」って言ったらダーリンとおんなじのを出してよね。
それって「いつもの」じゃなくて「同じの」ね。
フフッ。
さてこの勝負。
どう決着がつくのでしょうか?
(キララ)ねえ。
こんな難しいの読んでないで私を見てよ。
もうダーリンにはキララの全部を見せてあげたいのに。
今ね私ダーリンに振り向いてもらうためだけに人生懸けちゃってんだけど。
(涼)人生無駄にすんなよ。
(キララ)キャッ。
「やめろ」「嫌だ」「ないね」「うざい」「さあね?」「知らねえ」以外の言葉やっとしゃべってくれた。
もうキララうれちゅい。
嫌。
こっち向いてくれた。
(涼)いいかげんにしてくれよ!
(涼)俺どんなことがあっても落ちないから。
(キララ)嫌だ。
怖い。
でも怒ったダーリンも好き。
(涼)俺は君を好きにならない。
どんなことがあっても。
(キララ)えっ?どうして?ちゃんと説明してくんないとキララ悲しくて泣いちゃうかもよ?俺にはね人生でやらなきゃならないことがあるんだよ。
(涼)だからその邪魔だけはされたくない。
(キララ)えっ?何なの?それって。
ねえ。
大事なことなの?ならキララも知りたいな。
(涼)とにかく俺は今女の子と遊んでる場合じゃないわけ。
(キララ)ねえ。
何で?何で?何で?
(涼)あのさ君だって何か理由があってキャバ嬢やってるんだろ?
(キララ)えっ?私?
(涼)キララちゃんってさ本当は結構ちゃんとした人だと思うんだよね。
えっと。
えっ…。
ダーリン。
何でそんなふうに思うの?
(涼)これ。
キャバ嬢にしては爪が短いし手が荒れてるじゃん。
(涼)これってちゃんと家事やってる人の手だよな。
えっ?
(涼)俺さ別にキャバ嬢が嫌いってわけじゃないし家事をしっかりやる女の子っていいと思うし。
でも分かるだろ?人にはそれぞれ事情ってものがあるんだよ。
(キララ)事情?事情…。
事情ねぇ。
(キララ)私と栞がさ小さい子供だったころにさ両親が離婚しちゃったんだ。
(キララ)父親がいなくなって母親と3人で暮らしてたんだけど母も駄目な女でさ。
(キララ)新しい男とどっかに消えちゃったんだよね。
(キララ)それからは栞と2人で色々よくある話。
(キララ)でキャバ嬢になってそこそこ稼げるようになって。
栞と2人アパートで楽しいわが家。
(キララ)そんなんだからさ普通私が家事やるじゃん。
(涼)そっか。
そうだよな。
(キララ)栞にはちゃんと勉強やらせたいし。
暗い話しちゃった。
うざいよね。
俺と似てんだな。
(キララ)えっ?俺も両親いないし。
(涼)まっ。
俺は両親がいなくたって別にどうってことないけど。
私。
私…。
涼君のこと本気で好きになっちゃったかも。
涼君。
私じゃ駄目?
(涼)それは…。
だからさっき無理だって…。
(キララ)お願い。
これキリコさんとの賭けじゃなくて。
ねえ。
私結構稼いでるよ。
多少お金があればさ涼君の夢のお手伝いだってできるかもしんないじゃん。
夢?
(キララ)うん。
夢。
だってさっき人生でやんなきゃいけないことがあるって。
無理。
俺がやることは俺にしかできない。
(涼)カッキー。
ごちそうさま。
(カッキー)うん。
(涼)キリコさん。
これもうしばらく借りていい?いいよ。
(涼)ありがとう。
(キララ)涼君。
悪い。
無理なものは無理。

(ドアの開く音)
(涼)『ギリシア神話』エロスの金色の矢に射られると激しく恋をするようになる。
でも…。
ねえカッキー。
(カッキー)うん?私あしたからここの常連になる。
そしたら毎日涼君に会えるもんね。
いいっしょ?いいけど。
常連になるんだったら涼君がいないときに「いつもの」って言われたら困っちゃうわ。
キララちゃん。
あなた本当は何が飲みたいの?私本当は苦いコーヒーって苦手なの。
ミルクがいっぱい入った甘いココアが大好き。
ココアでよろしく。
(カッキー)かしこまりました。
・「時の流れに身をゆだねて」どう?恋に落とされてみるのも悪くないんじゃない?
(キララ)うん。
ちょっぴし胸が苦しいけど。
あっ。
そうそう。
うちの神様は縁結びの神様でもあるのよ。
(キララ)えっ?ホント?キララちゃん。
あんた本当によく頑張って生きてきたんだね。
(キララ)いや。
それほどでも。
もう私との勝負は終わり。
おさい銭ちゃらにしてあげる。
(キララ)えっ?ホントに?
(カッキー)珍しい。
その代わり別のおさい銭弾まないと縁結びの神様がかんしゃく起こすわ。
そしたらまとまるものもまとまらなくなる。
だから…。
やっぱり。
(キララ)分かった分かった。
分かりました。
金色の矢に射られると恋に落ちるけど…。
鉛色の矢に射られると激しい憎しみを覚える。

(ドアの開く音)
(敦也)うちの卓球場谷中高校の卓球部と時間貸し契約がまとまったぜ。
おっ。
キララちゃん。
(キララ)あっ。
アッちゃん。
悪いんだけど私…。
(敦也)いいっていいって。
しょせんはかなわぬ恋心ってな。
(敦也)これからは俺は普通の女に宗旨変えだ。
普通の女ね。
まっ。
変人の入道さんにはお似合いだよ。
2015/08/06(木) 13:25〜13:55
関西テレビ1
癒し屋キリコの約束 #04[字][デ]【ツンデレキャバ嬢の恋】

喫茶店店主で裏稼業“癒し屋”のキリコ(遼河はるひ)をある主婦が訪ねて来る。姑・良枝(泉ピン子)との不仲に悩んでいるらしいがキリコは癒すどころか嫁姑戦争を煽り…。

詳細情報
番組内容
 キリコ(遼河はるひ)はキララ(中山来未)に「“恋愛のプロ”なら、涼くん(戸塚祥太)を落とすことができるか」と挑発。後に引けないキララは「うん、楽勝」と豪語する。かくして、キリコが『純喫茶 昭和堂』を、キララがこれまで男に貢がせたお金すべてを賭けた、涼をめぐる“勝負”が始まるのだった!
 キララは涼をビシッとロックオン!ベタベタと甘えまくるように。
番組内容2
涼の方はそれに対して首尾一貫した拒絶っぷりを見せ、キララはあえなく空振りが続く。どんなに涼に冷たくされても、涼を振り向かせようとするキララに、カッキー(前田亜季)は健気さすら感じるようになり…。
 『純喫茶 昭和堂』でキララが涼に迫っているときのこと。無口な涼がキララに、自分はどんなことがあっても落ちないと語りだす。
番組内容3
「俺にはね…この人生でやんなきゃなんねえことがあんだよ」キリコは読んでいた本からふと目を上げると、チラリと涼を見て…。
出演者
有村霧子:遼河はるひ 
柿崎照美:前田亜季 
上山 涼:戸塚祥太(A.B.C−Z) 
小出清助:長谷川朝晴 
都幾川敦也:小林正寛 
キララ:中山来未 
本城 栞:吉原茉依香 
小笠原千香:月船さらら ほか
スタッフ
【原作】
森沢明夫『癒し屋キリコの約束』(幻冬舎文庫)
【脚本】
佐伯俊道 
【演出】
星田良子 
【プロデュース】
市野直親(東海テレビ) 
高橋萬彦(共同テレビ)
【音楽】
森英治 
【主題歌】
「Thank You For The Music」ラストヒロイン(中山来未)(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
【制作・著作】
共同テレビ
【制作】
東海テレビ
ご案内
【公式サイトURL】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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