Pardon?って本当に使う?英語を聞きかえすときのフレーズ10選
みなさん、学校の英語の授業で聞き返す時は「Pardon?」を使うと習いましたよね。
私も日本でそう習いました。
しかし、アメリカで13年ほど生活しましたが、結局アメリカで「Pardon?」を耳にしたのは、英語が不自由な日本人の陽気なおじさんとアメリカのバーで飲んだ時に、彼がウェイターに発した「パードゥン?」のただ一回です。
そうです、「Pardon?」はネイティブの間では使われていないのです!
それではどのような言葉が使われているのでしょうか?
「Pardon?」の由来・本当の意味とは
まずは「Pardon」の語源を見てみましょう。
調べてみると、「Pardon」はイタリア語、フランス語、ポルトガル語の語源となった古代ローマで使われていたラテン語が語源でした。
ラテン語は英語やドイツ語を含めた様々な言語の語彙や文法に影響を与えたそうです。
それではラテン語での「Pardon」の意味に注目してみましょう。
Par = 徹底的に
Don = 与える
ここからフランス語、英語で使われる「Pardon」は「徹底的に与える」、なんて心の広い人なんだ!というノリかはわかりませんが、「許す」「寛容」という意味になりました。
言葉の由来って面白いですよね。
ちなみにまったく英語と関係ありませんが「カラオケ」の語源は「空オーケストラ」らしいです。
話を戻すと、ネイティブの人が「Pardon me」というと「Excuse me」と同じ意味になります。
つまり、「失礼します。」「ここを通してください」といった意味になるのです。
日常的によく使うのは本当はこのフレーズ!
それではネイティブが物を聞き返すとき使う表現をまとめました。
お上品なあなたにぴったりな表現:
1. I beg your pardon?
訳:もう一度おっしゃってもらっていいですか?
2. I’m sorry. I couldn’t catch that.
訳:すみません、聞き取れませんでした。
3. Could you repeat that for me?
訳:私のためにもう一度繰り返してください。
4. Do you mind repeating that?
訳:もう一度言ってください。
5. Sorry, I wasn’t paying attention.
訳:ごめんなさい、注意が逸れていました。
これらの表現はビジネスの場でも使えます。
「I beg your ~」という表現は「相手の許しを請う」というニュアンスがあるのでとてもお上品な表現です。イギリスの私立の女子校や男子校で使われていそうなイメージです。
カジュアルな会話にぴったりの表現:
6. Excuse me?
約:なんでしょうか?
7. What did you just say?
約:今なんて言ったの?
8. What?
約:何?
9. Sorry?
約:すみません?
「What?」や「Sorry?」を言う時は語尾を上げてテンションを高めに聞きましょう。テンションが低いと「なんだと?」と怒っているように聞こえてしまいます。
友達同士で使えます。
相手をいらっとさせるのにぴったりの表現:
10. HUH?
約:はあ?
Huh?はネイティブの人でもついつい言ってしまう言葉ですが、小さい頃「Huh?」と言っている子供はすぐに親や先生に怒られていました。
もう話しかけてきてほしくない人に使うのにぴったりの言葉ですね。
いかがでしたか?
今回紹介した表現を状況別にうまく使って上手に人付き合いをしていきましょう!