当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫今日のコメンテーターご紹介いたします。
おなじみの憲法学者木村草太さんです。
どうぞ、よろしくお願いします。
お伝えするのは、まず総理補佐官の礒崎さんですけれども法的安定性なんて関係ないという発言から今日、参考人として国会に呼ばれて、その私の発言を取り消すということをおっしゃったわけです。
だけど、この方まだ本当に法的安定性、関係ないと思ってるんじゃないでしょうかね、なんて決め付けちゃいけませんね。
≫安保法案について法的安定性は関係ないと発言した礒崎総理補佐官。
≫国会で陳謝したものの野党は…。
≫総理補佐官が国会に呼ばれるという異例の事態。
きっかけとなったのはこの発言。
≫礒崎補佐官の法律の解釈をころころ変えても構わないとも受け取られかねない発言について国会で追及を受けた。
補佐官の国会招致は初めてのことだ。
≫礒崎氏は発言を撤回。
陳謝したものの、辞任を否定。
これに対し、野党は…。
≫総理は、礒崎氏に注意をしたその晩夕食をともにしていた。
≫指摘されたのは6月に発行された雑誌での発言。
≫更に同じ雑誌の中で礒崎氏はこうも言っていた。
≫昨日、仙台市では与党の苦戦が伝えられる市議選が行われた。
選挙への影響を気にしてか公明党は先週、礒崎氏に対し踏み込んでいた。
≫選挙が終わった今日…。
≫6月に総理に近い若手議員が開いた会合でマスコミ懲らしめろ発言が飛び出した問題。
総理は、処罰するのが果たしていいのかと、当初処罰する考えを示さなかった。
総理は、自らに近い議員の処分に消極的だという見方がある。
≫木村先生とお会いするのは1週間ぶりなわけですけど月曜日で。
このところの1週間の流れだけ取ってもここまで来ると礒崎さん云々に言及してもしょうがない気がしてきてその背景にあるもしかしたら今後の安保法制云々は法的安定性は関係ないというところにいっちゃうんじゃないかというその不安がものすごくあるんです。
≫本当におっしゃるとおりだと思います。
礒崎補佐官の発言が問題外なのはもちろんなんですけれども。
ただ、やはり政府の態度に非常に大きな問題があるわけですね。
これまで、政府は何回も集団的自衛権の行使は憲法違反だと言ってきたわけですし例えば安倍総理も官房副長官時代の2002年9月18日に集団的自衛権の行使は防衛のための必要最小限に含まれない。
だから憲法違反だと政府としてはそう考えると答弁をされているんですね。
しかもこの答弁は現在の、2002年の国際状況ではだめなんですとかフルスペックの集団的自衛権はだめということではなくて集団的自衛権一般がこれは憲法違反ですとおっしゃっているわけです。
そうすると、今回の法案が従来の政府の立場と矛盾しませんとか法的安定性は保たれますということを言うのは従来の政府の立場を前提とする限りあり得ない理論になるわけですね。
ですから、これは法的安定性があるということを理論的に説明するのは不可能なので礒崎補佐官はああいう説明をせざるを得なかった。
根本的な問題は筋の通った法案が提出できない政府にあると思っていいと思います。
そしてまた、こうした法的安定性はどうでもいいとか今回の法案が従来の政府の答弁と矛盾しませんといった答弁を聞いているとこっちのほうがおかしいのかなという気分になってくるんですがただ、私先日、10代向けのファッション誌の企画で10人ぐらいの高校生の方と予備知識がないというところからやらせていただいたんですが。
そこで参加者の人たちは憲法9条のもとで、あるいは憲法9条があるからこそできるようになる国際貢献があるはずでやっぱり今回の法案は何かおかしいんじゃないかという素直な気持ちを語ってくれました。
やっぱり総理補佐官は違憲と言われたことはないとおっしゃいますけどやっぱり今回の法案は憲法に違反しているというのが良識ある人の素直な感覚なのかなとそのとき感じたんですね。
言葉を撤回しても意味がないわけですから表面的に言葉を撤回するだけではなくてやはり一人ひとりが持っている良識を大事にする。
そうした良識に耳を傾けることが必要なんだと思います。
≫昔よく中学でも高校でもこの文章を読んで50字以内で何を行間に漂わせて何を訴えたいか解釈せよというのがありましたがそれも憲法も9条も何も、ものすごい勢いで解釈をしていけばこねくり回せばここまでは認めているとかいうかもしれないけど文章を読み返すとやっぱり認めてないわけじゃないですかだから、何回読んでも認めてないものは認めてないわけで、それをいろいろいわれてもという根本的な違和感を感じる方がいると思いますよね。
これからもこういう発言は続くと思います。
今の法案をこのままの答弁で維持しようとする限り。
≫次、まいります。
≫続いて、突然降ってわいたドーピング疑惑のニュースです。
イギリスの新聞サンデー・タイムズが伝えたんですが。
オリンピックや世界選手権などの陸上種目でメダリストを含む800人以上の選手にドーピングの疑いがあるというふうに報じられたんですね。
その中にはこれまで一度もドーピングによる失格が出たことのない日本の選手も含まれています。
≫IOC総会に出席中の元棒高跳びの絶対王者セルゲイ・ブブカ氏。
我々の取材に…。
≫イギリスの新聞サンデー・タイムズが報じたドーピング疑惑。
2001年から2012年までに行われたオリンピックと世界選手権における陸上の中長距離種目で146個のメダルを獲得した選手を含む800人以上にドーピングが疑われる結果が出たというものだ。
国別ではロシアは、調べたうちの30%にドーピング疑惑があるという。
そして、日本にも5%の疑いがあるとしている。
記事ではこの5%が何人の選手にあたるかなど詳細は明らかにしていない。
≫報道したロンドンにあるサンデー・タイムズ紙。
≫FIFAの汚職問題などスポーツの調査報道に定評のあるサンデー・タイムズ。
ロンドンの本社です。
今回、驚きの調査結果にも絶対の自信を見せています。
≫実は、このニュースの始まりはドイツの公共放送連盟ARDのドーピングを追及する番組だった。
独自にIAAF・国際陸上競技連盟が管理する選手のドーピングテストのデータを入手。
イギリスの新聞と共同での調査に臨んだ。
2人の専門家がデータを分析したという。
≫ドーピングの調査を行うWADA・世界アンチ・ドーピング機構の会長は取材に…。
一方、国際陸連の会長は…。
≫だが国際陸連のホームページには調査中だからなのか無断でデータが利用されたとして選手の権利を守るという内容の声明が出ているだけだ。
ドーピング。
いわずと知れた薬物の使用などで運動能力の向上を図るアスリートには禁止された行為だ。
≫これは、2012年ロンドンオリンピックでのドーピング検査の施設。
現在のドーピングは新しい薬物や手法とのいたちごっこの様相を見せていて範囲が拡大するとともに検査も厳しくなっているのが現実だ。
例えば、オリンピックに出場が決定した選手は競技の前後のドーピング検査だけでなく大会までの3か月ごとのスケジュールを全て連絡してアンチ・ドーピング機構の抜き打ち検査を受けなければならない。
今回の報道で指摘されている血液ドーピング。
一例では、自分の血液を採取して保存しておき再び、自分に輸血するなどの方法だ。
選手自身の血液を使用するため発見が難しかった。
効果としては、赤血球増加などで持久力が向上するとされている。
2000年のシドニーオリンピック以降は新しい検査方法が確立されたこともあり尿と血液それぞれ採取することとなった。
生体パスポートと呼ばれるドーピング防止のシステムが存在する。
定期的に採取された血液の成分などのデータを記録しておき通常とは明らかに数値が異なる血液の状態を発見しやすくするというものだ。
2012年ポルトガルの長距離選手が初めて生体パスポートでドーピングが認定されている。
国際陸連は分析の結果血液の異常な値は薬物使用でしか説明できないとしている。
日本陸上競技連盟は我々の取材に現在、事実関係を確認中なのでコメントはできないとしている。
≫旧東欧圏なんかでもやっぱりコーチと製薬会社が結託して選手がわからないうちにすごい持久率が中長距離で上がるような形のスペシャルドリンク。
これをいいからって飲まされて尿検査でも出ない形ででも血液検査では残ってしまう。
こういうことが商業オリンピックの極みの中でドーピングも出てきている気がしますが。
どう思いますか木村先生としては。
≫なんのためにスポーツをやるのかということだと思うんですけど、公平な条件で切磋琢磨するのがスポーツの感動の源だと私も思うんです。
私の好きなスポーツというか将棋の分野では人間とコンピューターの対局に注目が集まっていてその対極の持ち時間であるとかといったいろんな条件を工夫してやっているんですけどどっちが勝ってもこれが本当に公平な条件だったのかなというもやもやが残ってしまうんです。
≫コンピューター強いですよね。
≫コンピューター、強いですし疲れないですし。
これに対して例えば名人戦ですとか羽生名人も全く同じ条件でやってるというのは当然、納得ができますからだからこそ2人が全力を尽くしたことに感動ができることがあるわけです。
やっぱりドーピングというものが入ってくると平等なもとで戦っていることが崩れてしまってスポーツの感動の源が失われるので避けてほしいと思います。
また、一方でただの風邪薬でも検査に引っかかってしまうという話も聞くのでやはりルールを明確にして見ている私たちがあるいは、やっている人たちが公平、平等というスポーツの基礎の上にスポーツを楽しめるようにする。
これが大事なんじゃないかと思います。
≫もう公平・平等では当たり前のこととしてドーピングは許されることではないわけです。
ちょっと、観点をずらしてみて人工的ということで見るとまたちょっと違ってきて薬を飲んでドーピングで、体を強くしてやるなんていうのは人工的の極みだからよくないじゃないですか。
走る舞台を見るとぴかぴかの美しい人工的なトラックで、小石やちり一つ落ちていない人工の極み空間で人間の体だけ1コースから8コースまで自然でいきなさいといっている感じがして。
これ、もうちょっと全体を緩やかにしないとつまらなくならないっていう感覚も若干あるんです。
≫北海道の苫小牧沖で火災が発生したフェリーの「さんふらわあだいせつ」。
いまだ鎮火していなくて消火活動が続けられているんですけれどもそんな中で今日、たった1人行方不明になっていた織田邦彦さんが遺体で発見されました。
≫火災発生から4日目となった今日も白煙が上がり続けるフェリー「さんふらわあだいせつ」。
船内で午前11時ごろ1人の遺体が見つかった。
発見されたのは乗客・乗員94人のうちただ1人、行方不明となっていた2等航海士・織田邦彦さん。
今回、火元は車両用デッキに止められていた冷凍トラックだとみられている。
織田さんはこの車両用デッキの後方部分で倒れていたという。
火災発生直後から消火活動にあたっていた織田さん。
会社側によると当時、点呼でいなかった部下を探しにいった可能性もあるという。
男手は皆、船乗りの船乗り一家に育った織田さん。
≫母親の靖子さんのところに遺体の身元判明の連絡が入ったのは今日午後6時前だった。
≫本格的な原因究明は火が収まったあと近くの港に移動させ行われることになっている。
≫航空ショーで軍用ヘリコプターが墜落する瞬間をカメラが捉えていました。
こちらのニュースからお伝えします。
≫2日、ロシア中部のリャザン州で開かれた航空ショー。
アクロバット飛行をしていたロシア空軍のヘリコプターミル28、4機のうち1機が突然制御不能に陥った。
そのまま空中を旋回しながら急降下を始める。
ヘリコプターは体勢を立て直すことができないまま墜落・炎上した。
ロシア空軍によると、この事故でパイロット1人が亡くなりもう1人が病院に運ばれ手当てを受けているという。
航空ショーの観客には怪我はなかった。
ロイター通信によるとロシア空軍は墜落の原因が判明するまで同型のヘリコプターの飛行を中止するとしている。
≫今日午前9時半ごろ北海道東部の音更町のアパートで1階から煙が出ていると通報があった。
火はすぐに消し止められたが火元の部屋から31歳の金野恵里香さんが遺体で見つかった。
遺体の首や胸には刃物によるとみられる複数の切り傷があり警察は同じアパートの2階に住む19歳の少年を緊急逮捕した。
2人とも1人暮らしだとみられている。
少年は、私がやりましたなどと容疑を認めているという。
警察の調べに対し誰でもいいから家に入って殺したと供述していて少年の部屋からは刃物のようなものが見つかったという。
≫ソウルを訪問中の民主党の岡田代表は韓国の朴大統領とおよそ40分にわたって会談した。
この会談で朴大統領は近く安倍総理が発表する戦後70年談話について植民地支配と侵略を認めた村山談話などこれまでの歴史認識を再確認して両国関係が未来に進むことを期待するとした。
また、岡田代表が早期に無条件での日韓首脳会談の開催を提案。
それに対して、朴大統領は…。
≫激しい炎が渦を巻きながら立ち上る。
炎は地をはうように燃え広がり空一面が灰色の煙で覆われている。
アメリカ・カリフォルニア州で相次いで発生した大規模な山火事。
場所は21か所の広範囲に及ぶ。
現在、消防士9300人以上が消火にあたっているがここ数年の歴史的な干ばつの影響で火の回りが早く空からの消火活動でも火は衰えを見せない。
現地メディアによるとこれまで消防士1人が死亡した。
≫ブラウン州知事は先月31日に非常事態を宣言。
1万2100人以上に避難指示や勧告が出されている。
≫今日も各地で天気が急変しました。
こちら、福島県の須賀川市では夕方、急に辺りが暗くなり激しい雨が降りました。
たった5分ほどの出来事だったということです。
この不安定な天気の原因は暑さです。
明日も山沿いでは雷雨となりそうです。
東京はここ最近雨が降っていませんので熱が蓄積されています。
この時間でも28度内なんですね。
セミが元気に鳴いています。
肌にまとわりつくような空気になっています。
そして、明日も暑くなりそうです。
明日の猛暑日予想地点、全国のを並べてみました。
全部で48地点あります。
これだけあると自分が住んでいる場所を探すのも大変なくらいですね。
連日暑さでお伝えされています福島や、大分の日田では37度と体温超えの暑さとなりそうです。
更に東京は明日も35度以上となればこれで5日連続の猛暑日です。
観測史上最長記録となりそうです。
こまめな水分補給そして休憩を取ることを忘れずに心がけてください。
先週お伝えした非常に強い台風13号が南の海上で発達しています。
このあとも西へと進む見込みで明日には、猛烈な勢力にまで発達しそうです。
週末夏休みシーズン中の沖縄地方を直撃する恐れがあります。
熱中症になる可能性は誰にでもあります。
自分は大丈夫まだ大丈夫と思わずにしっかり対策してください。
≫本当に林さんそのとおりだと思いますね。
こうやって天気をやっていてもふと思うんですけども。
自然が相手ですからね。
思うようにならないに決まっているんですけどもなんとかならないかこの状況と思ったりするわけです。
私たちは今後どう生きていったらいいのかと考える。
これは難しいですけどもかねてより養老先生は参勤交代の現代の生き方があるんだということを持論としてずっと訴え続けられております。
養老先生に聞いてみたシリーズ。
≫都会暮らしにもうちょっと疑問を持たなきゃいけないでいうと先生は前からの持論で僕は大好きなんですけど参勤交代を唱えているんですよねどういうふうに唱えているんですか。
≫例えばここのところずっと自然がいいとなっているけど自然志向とか。
一番ひどいのは僕は自然食品だと思うんだけど自然って台風や津波も地震も噴火も入ってるんです。
だから噴火食品とか台風食品とかいう話であって。
いいとか悪いとかは人間が勝手に切り取って、言ってるんです。
いいほうだけとってるから自然いいってなるけどいいも悪いもないんです自然は。
だけど、大事なところはいいも悪いもないということで中立だということでそういうものをまともに相手をしていると世界ってこういうものだなと暗黙の物差しが自分にできて。
そうすると暮らすのが実に安心です、楽なんですよ。
やりすぎだよという感じが理屈じゃなくてわかるんです。
≫その場合に具体的にどうすればいいかって。
すぐ、どうすればいいと答えを求めるのもいかがなものかと思いますがこっちで、都会で働いて就職口、働き口があって田舎に行って3か月は基本的に、田畑をやったり虫取りが好きな人はやったりして遊んでいいですか。
≫もちろんそうです。
≫こっち側の9か月だけじゃ暮らしていけないんだという現実問題はどうしましょう。
≫たんす預金とかちょっと世界から見るとなんだろうっていうような…。
≫あの世まで持っていけないってことで結果、浮遊している預金もあって。
≫それは政府が使ってくれてるわけでしょ。
≫ということは不安症をすっと、軽減させて…。
≫自然の中にいるとそういうことは関係ないですからね。
≫理屈で思案して、9か月で暮らしていけるだろうかとか家族を養えるかとか思う前にある種無責任に飛び出して身体性を取り戻して戻ってくれば頑張れるってことかもしれませんね。
≫それが休暇の意味でしょ。
霞が関だって課長クラスの人は休暇とってませんもん。
≫都会に暮らしていて、これは普通の暮らしじゃないんだなと≫スポーツまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
木曜日から始まる夏の高校野球。
今日、抽選会が行われました。
組み合わせが決まるたびに歓声が上がったりどよめきが起こったりと会場は熱気に包まれました。
そんな中清宮選手で注目が集まる早稲田実業なんですが大会3日目に登場です。
≫無数のフラッシュを浴び早稲田実業1年生清宮は笑顔で会場入り。
午後4時、出場49校が集結し抽選会が行われた。
開幕カードは鹿児島実業と大会最多36回目の出場となる南北海道、北海。
2日目の第2試合茨城、霞ヶ浦と広島新庄の初出場校同士が対戦。
そして、3日目の第1試合は早稲田実業が初戦。
相手は、愛媛今治西に決まった。
清宮は入学当初から主力としてチームを牽引。
西東京大会ではチームトップの10打点。
甲子園へと導いた。
今日、初めて聖地に足を踏み入れた清宮。
≫大会3日目の第2試合は1回戦屈指の好カード。
福井の敦賀気比と高知の明徳義塾。
今年のセンバツを制した敦賀気比。
史上8校目の春夏連覇を目指す。
≫去年の夏の王者大阪桐蔭を破った大阪偕生は、滋賀の比叡山と対戦。
4日目、初出場の三重津商業の予選は強豪の智弁和歌山。
第4試合には春夏連続出場の仙台育英。
大会5日目100年前の第1回優勝校京都二中の流れをくむ鳥羽が登場する。
京都大会はノーシードながら実力校を次々と撃破。
節目となる今年、堂々の甲子園返り咲きを果たした。
また、選手宣誓も鳥羽の梅谷主将に決まった。
≫大会6日目。
沖縄の興南高校が2010年以来の登場。
その年、琉球トルネードの愛称で呼ばれた島袋を擁し、春夏連覇の偉業を達成。
そして今年その島袋をほうふつとさせる左腕が2年生投手の比屋根雅也。
再びトルネード旋風を起こすことができるか。
大会7日目第1試合で優勝候補の神奈川の東海大相模と福島、聖光学院が対決。
東海大相模の自慢は小笠原と吉田。
ともに、最速150キロを超える二枚看板。
中でも、エースの小笠原は神奈川大会の防御率0.00。
今大会屈指のサウスポーだ。
注目の1年生は早実、清宮だけではない。
第2試合に登場する熊本、九州学院。
4番を打つ村上宗隆。
熊本大会の1回戦初打席で満塁ホームラン。
衝撃の高校デビューを飾った。
≫世界水泳は昨日から競泳が始まりました。
松岡修造さんには後ほど現地ロシアのカザンからお伝えしていただきます。
まずはその前に日本記録と世界記録が出たレースをご覧ください。
≫200m個人メドレー準決勝に渡部香生子が登場。
得意の平泳ぎで順位を上げると…。
準決勝から日本新記録をたたき出し3位で決勝進出を決めた。
記録更新の裏にあったのは…。
≫今大会、新たに取り入れたのがバケットターン。
個人メドレーでは背泳ぎから平泳ぎに移る際一般的にタッチをしてから体の方向を変えるのに対しバケットターンはタッチしながら体の方向を変える。
2つのターンを比べるとバケットターンのほうが早く進むことがわかる。
しかし、これは世界のトップレベルしかできない高度な技。
渡部は世界水泳に向け猛練習を重ねてきた。
今大会ではこのバケットターンを見事に決め日本新記録につなげた。
今夜行われる決勝でもバケットターンを武器にこの種目日本女子初のメダルを狙う。
≫女子1500m自由形ではアメリカの18歳レデッキーが驚異的な記録をたたき出した。
前半からぶっちぎると周回遅れの選手が続出。
圧倒的な強さを見せたレデッキー。
2位と29秒の大差をつけ世界記録を更新。
今大会早くも2つ目の世界新が生まれた。
≫現地にいる松岡修造さんお願いします。
≫こちら、メイン会場カザンアリーナなんですがいよいよ今から決勝が行われるというところです。
今回、今も見ていただきました記録がどんどん生まれる。
すごくこの会場が沸くんです。
ただ、印象的なのはどよめきの声なんですね。
思い出すのが、2009年のローマ大会です。
古舘さんも記憶にあると思います。
選手たちが高速水着をまといとんでもない記録が連発されるたびどよめきが起きました。
高速水着を規制されてそのときの記録はもう破られないんじゃないかといわれていたんですが昨日と今日この世界水泳の中であのローマ大会の高速水着の記録をみんなが破っていくたびにどよめきが起きた。
今回の世界水泳は記録にも注目という大会になりそうです。
そして、今ちょうどウォームアップ。
このあと試合がすぐにありますから渡部香生子さん200mの個人メドレー準備している状況です。
日本初のメダルへこの会場の雰囲気どんどんわかせてほしいなと思いますね。
≫松岡さん一緒に話しましたが高速水着のときはタイムが出すぎていたのにそれを超えちゃうんですね。
≫本当です。
何が起こるかわからない。
≫山口豊さんが大変、今後の世の中で重要な部分を取材してまいりました。
≫よろしくお願いします。
戦後70年を迎えている日本では今、安保関連法案の審議が進んでいまして米軍への支援を拡大する方向で議論が進んでいます。
では、そのアメリカの戦闘の最前線は今一体どうなっているのか確認しておく必要があると思います。
アメリカがアフガニスタンなどのアルカイダやそれからIS、自称イスラム国との戦闘に使っている無人機ドローンなんです。
ドローンといいますと日本では商業用のドローンを思い浮かべる方が多いと思いますがこれは全く違っていまして全長が10m前後。
高い戦闘能力を持っています。
ただ、その一方で誤爆が多くて非常に多くの一般市民を巻き込んでいることが問題になっているんです。
今回、私たちは日本のテレビメディアでは初めて攻撃型ドローンへの取材を許可されました。
≫6月、国際テロ組織アルカイダのナンバー2が殺害された。
アメリカの極秘作戦無人機ドローンによる空爆だ。
≫オバマ大統領が訴えるテロ掃討作戦。
今や、そのほとんどがドローンによるものだ。
兵士が直接戦場に行かず遠隔操作でテロリストを殺害できる。
しかし…。
≫実は、その裏で民間人への誤爆が多発。
ドローンは世界的に批判を浴び続けているのだ。
アメリカが行う新たな戦争の形。
その実態を取材した。
アメリカ南西部ニューメキシコ州。
広大な砂漠の中にその基地はある。
≫ホロマン空軍基地です。
軍事用ドローンの訓練の最大の拠点になっています。
今、正面ゲートが見えています。
あの奥でこのドローンの操縦士が次々と生み出されています。
≫ドローンによる作戦のほとんどが軍事機密だ。
繰り返される厳重なチェック。
今回、日本のテレビカメラでは初めて基地内部の取材が許された。
ここでは実際の機種20機を使い500人のパイロットがトレーニングを行っている。
滑走路の奥に2機の機体が並んでいた。
これが最前線でテロ掃討作戦を行う軍事用ドローンだ。
≫今、実際に軍事用のドローンの前に来ました。
こちらがリーパー。
鎌を持った死神という意味です。
そしてもう1機向こう側にあるのがプレデター。
捕食者という意味ですね。
≫アメリカ空軍だけでこのリーパーとプレデターを300機近く保有しているとみられている。
≫ここに本当は飛行機人が乗るんですけどここがつるんとしていてちょっと不思議な感じですね。
ちょっと、悪く言えば気味の悪い感じ。
≫操縦はアメリカ本土の各基地で行われる。
中東に配備されているドローンを1万km以上離れた場所から衛星を使って遠隔操作し空爆するのだ。
≫搭載されているのはミサイル4つと爆弾2つ。
場所や天候あらゆる状況に対処できるよう機体には望遠・広角赤外線など7種のカメラが搭載してある。
レーダーに映りにくい上空5000mから長時間、標的を監視し続けピンポイントでテロリストを攻撃するのだ。
≫最強の戦闘機F22の値段は180億円。
一方、このプレデターはおよそ5億円。
36分の1だ。
戦場で兵士が死なないうえ格安で配備できる。
≫このフェンスの中がグランドコントロールステーション。
コックピットが並んでいる場所になります。
たくさんのコンテナがありますがあれが全部コックピットなんですね。
≫このたたみ2畳分ほどの小さなスペースがコックピットだ。
パイロットは2人。
右側の操縦席ではカメラを動かし照準を合わせる。
そして、左側のパイロットが機体を操縦しミサイルを発射する。
映像は上空を飛ぶドローンからここへ送られてくる。
ただ、ミサイル発射の訓練ではCGが使われている。
≫撃ちました。
≫まるでテレビゲームのようだが実際の攻撃ではどこまで見えているのか。
≫パイロットはシフト制だ。
朝、出勤して1万km離れたテロリストを殺害。
そして夕方に帰宅し家族と食卓を囲む。
ドローンによる戦争ではそんなことが可能なのだ。
≫ドローンは9・11同時多発テロのあとブッシュ政権による対テロ戦争で本格的に導入されたとみられている。
更に、オバマ政権もドローンを対テロ戦争の切り札と位置付け中東などの各地に送り続けているのだ。
しかし、2013年国連がドローンの被害報告書をまとめると世界中に衝撃が走った。
≫イギリスの調査団体によるとパキスタン、ソマリアイエメンの3か国だけで1267人の民間人が誤爆により命を失っている。
死者全体のおよそ5分の1だ。
アフガニスタンやイラクなどは含まれていないため被害者の数は更に多いとみられている。
≫本当にそうなのか。
私たちはドローンの元パイロットに話を聞くことができた。
≫ブランドン・ブライアントさん。
2006年から5年間ドローンを操縦しアフガニスタンなどで空爆を行ってきた。
≫ブランドンさんはこれまでに多くの民間人を巻き込んでしまったと話す。
なぜ誤爆を引き起こしてしまうのか。
≫シグネチャーストライクとはテロリストの特徴となるしぐさや不審な行動をもとに人物を攻撃するというもの。
しかし実際は敵を特定できなくても怪しいというだけで攻撃が許されていたという。
≫ブランドンさんが直接、殺害したのは13人。
関わった作戦全体での死者は1627人に上る。
≫一方、被害に遭った住民らは憎悪を募らせている。
中東イエメン。
アメリカはここでも集中的に空爆を行っている。
病院に並ぶ、いくつもの遺体。
子ども2人を含め13人全員がドローンの空爆に巻き込まれた民間人だという。
≫誤爆による憎悪がテロリストを更に生み出しているのだ。
アメリカは誤爆を認めつつもドローンによる空爆をやめるつもりはない。
むしろ過激派組織ISなどの攻撃には欠かせないと積極的に投入しているのだ。
そして日本。
この日、アジアで初めてとなる武器の商談会が開かれていた。
軍事用のドローンのブースもあった。
そこに視察に訪れていたのは海上自衛隊の隊員。
自衛隊はすでに偵察用ドローンの導入を決めている。
今後、武器を搭載したドローンを使うことも考えているのか。
≫激変する戦争の形。
専門家は…。
≫軍事用のドローンをめぐりましては誤爆の問題も非常に大きいんですけどアメリカではコンテナの中で操縦するパイロット。
彼らが精神的なバランスを崩してしまうというケースが相次いで起きているんですね。
それはどういうことかといいますとブランドンさんもそうだったんですが昼間にコンテナの中で殺害の作戦に加わるわけです。
夕方になると自宅に帰って家族、友人と食卓をともにするわけです。
そうすると戦場と日常がごちゃ混ぜの異常な生活を繰り返すわけです。
その中で精神的なバランスを崩してPTSDになる方が相次いでいまして実は去年1年間およそ1000人のドローンのパイロットのうち240人がこれは原因は全てPTSDかどうかわかりませんが辞めてしまったという実態もあるんです。
深刻なパイロット不足に陥っていまして米軍は対策として今までは2人で1機を操縦していたんですがそれを1人で6機のドローンを同時に操縦するというシステムも開発しようとしているんですね。
また、世界に目を向けると実はアメリカだけではありません。
中国もこのドローンを開発しているんです。
こちらが中国の攻撃型ドローン。
米軍のリーパーそっくりなんですが。
実際に実力がどれだけあるのかはわかりませんが値段が、リーパーの20分の1ですでに輸出を始めているわけです。
この動きに呼応するかのように米軍も限定的ながら攻撃型ドローンの輸出を今年、決めました。
このあとリーパーなどをめぐる2015/08/03(月) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]
礒崎総理補佐官が国会で参考人招致▽TPP交渉どうなった?▽民間人への“誤爆”連続に非難も…軍事ドローン驚愕の現実▽夏の甲子園…組み合わせ抽選会
詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況
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