アジアの奇跡と呼ばれるシンガポール。
しかしその歴史はまだ半世紀。
今人気の自撮り棒。
世界中から押し寄せる観光客。
そのお目当ては…
言わずと知れた
マーライオンは観光資源が乏しかった頃に作られた国の象徴。
そして今の目玉が…
地上200mの屋上に浮かぶのは…
天空のプール。
シンガポールを訪れる観光客はここ10年で2倍近くに急増。
いまや世界的な観光都市となった
先月シンガポール人なら必見というあるものが封切られた
連日の超満員
ある男の生涯を描いたミュージカル。
その男とは…
建国の父
今年3月91歳で亡くなった
建国に至る若かりし頃のリー氏を描いた作品
構想3年原作から俳優に至るまでシンガポールの演劇人が総力を挙げて作りあげたという舞台だ
きたる8月9日は建国50周年。
くしくもその日を迎えることなく…
一方現代のシンガポールを疾走する真っ赤なフェラーリ。
操るこの男は…
日本から抜け出しなぜこの国へ
更にしばらく鳴りを潜めていたあの男が再び動き出した
シンガポールから日本に何を仕掛けるのか?
驚きの小国
この夏も多くの日本人が訪れているシンガポール。
観光客をひきつける舞台裏へ
シンガポールの玄関口
24時間眠らない巨大空港
世界のベスト空港に3年連続選出。
そこには意外なものが…
喧騒を忘れさせる巨大な温室。
空港内にこんな施設があるのは世界でここだけ。
優雅に舞う南国のチョウチョウ
今空港は拡張工事の真っただ中。
新ターミナルには更に驚きの仕掛けが…
なんと落差40mの滝と熱帯の森を再現
チャンギ国際空港を拠点にするのがナショナルフラッグ
世界最高クラスと評されるエアライン
伝統衣装のキャビンアテンダントが出迎える。
特徴はきめ細やかなサービス。
CAは他の航空会社より多めに配置している
最新の機体にはファーストクラスより上の特別なクラスが…。
完全個室の
フルフラットのベッドも
高い評価を生み出す源がここCAの訓練センター
そこに沸騰ナビゲーターの太田がやってきた。
この4月から太田はシンガポールを拠点に取材活動をしている
ハロー。
こんにちは。
ようこそいらっしゃいませ。
あれ?こんにちは日本語ですね。
日本人乗務員です。
椎名と申します。
こちらご覧ください。
そしていよいよバックヤードへ。
すると…
〜
軽快な音楽とともに始まったのは…
歩き方の訓練
階段は斜めに上り下り。
スリットをつまんでエレガントに
こちらはいったい?
そしてこちらではCAの卵たちが研修の真っ最中
シンガポール航空の訓練期間は他より長く厳しいことで知られる
注意を受けたのは日本人研修生の
続いての訓練もよくあるケース。
赤ちゃん用のシートベルトだ
するとすかさず…
シンガポール航空流のやり方を教官が実践して見せる
その徹底ぶりに日本の航空会社で働いていた原田さんも感心しきり
街にゴミ1つ落ちていないことで知られるシンガポール。
その裏には清潔で安全な国をアピールする国家戦略が
シンガポールといえば罰金マーク。
飲食すると4万5,000円。
タバコを吸うとなんと9万円
ここにも
だが禁煙エリアを1歩外れると…。
タバコを吸っている人が。
管理と寛容がこの国のキーワード。
厳格な規則の一方で目抜き通りには…
キレイな街と喫煙の自由を両立させている。
夜の街でも国による管理が徹底されている。
ここは下町
怪しげなネオンの店に女性が。
そのうちの1軒を覗いてみた
実はここ政府公認の歓楽街。
その証が国から与えられた
そして緑あふれる景観の裏側では…。
早朝1台のトラックが
中から
すると物々しいマスクを装着
煙の中から現れたのは先ほどの男性
装置で緑に吹きかけていたのは大量の殺虫剤だった
デング熱対策はシンガポールにとっても喫緊の課題
政府の徹底した管理で発症率は隣のマレーシアと比べると2分の1以下に抑え込んでいる
町なかには観光では見えないシンガポールの国家戦略があふれていた
とにかくこういろいろ管理されてるようなイメージでしたけども。
私の知ってるシンガポールじゃない裏のシンガポールを今ちょっとのぞき見したような感じで…。
なんかいろんなことが罰金でいろんなことに厳しいっていうのは有名ですけど…。
これやったら罰金だこれやったらダメだってだけど本当に捕まった人はあんまり聞かない。
さぁシンガポールすごく小さい国なんですよね。
こちらマレー半島ですね。
先っぽにあるこの点です。
これがシンガポール。
黄色くはなってるんですけど…。
見えた!点なんです。
大きさはこれを広げていくとこれなんですこの島。
面積でだいたい東京の23区くらいです。
人口は550万人。
リー・クアンユーさんです。
今年3月に亡くなられました。
私も以前インタビューさせていただいたことがあるんですけれどもものすごい目力。
怖いですよ。
カッと睨んで日本はどうすんだ?インタビューしてるほうの私がたじろいでしまうような目力のある方でした。
それが「富の集中」と「繁栄の追求」。
この理念に基づいて国をつくりました。
さぁそこでシンガポールを探る沸騰キーワードがこちらです。
知りたい。
さぁその超優良国家と呼ばれる理由がここにあるんですね。
こちらシンガポールナンバーワンランキング。
はいまず経済力ですね。
1人あたりがどのくらい所得あるかってことですけれどもアジア1位です。
そしてベスト・エアポート3年連続世界1位。
最も住みやすい都市こちらも世界一。
ビジネスに適した国というのも人気ナンバーワン。
IT技術情報通信の技術も超優良ですね。
はいこちらをご覧ください。
これは世界の報道の自由度ランキングなんですけれどもベスト3は北欧勢。
そして日本は61位。
ちょっと低いですね。
ではシンガポールはということなんですけれどもロシアよりも下の153位なんですね。
これはいったいどういうことなのか。
知られざるシンガポール更にディープなところを見ていきましょう。
繁栄の裏で最も重視されるのが厳しい規律
その一端を教えてくれるのが
市民生活にも及んでいるという
自宅マンションのエレベーターを降りると
なんと警察の監視カメラだ
あっちです。
民間ではなく警察が設置した監視カメラだ
威嚇するように「警察カメラ稼動中」とある
建物の中だけではない。
通りにも
町中監視カメラだらけ
シンガポールの犯罪発生件数はなんと日本のおよそ半分。
カメラが犯罪を未然に防いでいた
地下鉄に乗ったロイさん
車両にもきっちり監視カメラが…。
ロイさん特別な場所へと案内してくれた。
スピーカーズコーナー。
一見ごく普通の広場のようだが…
週末そのスピーカーズコーナーに人だかりができていた。
集まったのはおよそ400人近い市民たち
何でも発言できる広場。
だがその傍らにはやはり
そんなシンガポールで自由を満喫している男がいた
セレブが多いシンガポールでも目を引く真っ赤なフェラーリ。
ハンドルを握る日本人。
今何を?
シンガポールを疾走する真っ赤なフェラーリ。
ひときわ目を引くこの高級車のあるじは…
去年12月からシンガポールで暮らす…
これからどちらに行くんですか?これからですか?
与沢氏はかつて日本でインターネットの広告会社を経営。
ネオヒルズ族ともてはやされた
しかしネットでの儲け方を指南する情報商材の販売手法や言動がたびたび問題に。
そして…
会社は破綻
そんな与沢氏がなぜか今シンガポールの最高級マンションに暮らしている
49階。
そこに与沢氏は住んでいた
与沢氏いわく現在の月収はおよそ4000万円。
その内訳はネットによる情報販売と株取引そしてカジノの儲けだという
しかしなぜ日本で経営破綻した男がここシンガポールで派手な生活を送れているのか?直撃した
与沢氏は500万円を元手にシンガポールから個人で日本株を売買
上昇相場に乗って現在は月に1000万円以上の利益を上げているという
マネーに魅せられた人間が人知れず集まる国それがシンガポール
そのシンガポールから大きく日本株を動かす勢力が…。
一等地に建つオフィスビル
ここに旧村上ファンドの幹部たちが作った投資会社がある
鳴りを潜めていた村上氏が再び動き出していた
マネーうごめくシンガポールから日本株を大きく動かす勢力が…
一等地に建つこのビルに旧村上ファンドの幹部たちが作った投資会社がある。
今年1月大手家電量販店の株を大量に買い増し。
久しく聞かなかった名が再び表舞台に出てきた。
4年前インサイダー取引で有罪になった村上氏だがすでに布石を打っていたのだ
物言う株主として鳴らした村上氏が今回ターゲットにしたのは東証一部上場の電子部品商社…
その狙いはなんなのか?番組は村上氏サイドに質問状を送った
すると村上氏の代理として長女絢氏から回答が届いた。
現在保有する黒田電気の株は16%弱
要求は父世彰氏を含む社外取締役4名を新たに加えること
敵対的買収ではないのかと正したのに対し絢氏はあくまで敵対的買収ではないと答えた
村上氏は姿を見せるのか?
シンガポールに集まってくるようなところがあるんじゃないですかね。
そうですよね村上ファンド村上さんもまた最近動き始めましたよね。
日本の株を買って…。
うごめいているような感じがしますよね。
日本と比べてみますと所得税はなんと半分以下。
そして法人税はほとんど半分くらいですね。
で株の売買の税金はなんと…。
じゃあもうお金持ちは…。
孫の代どんどん孫まで…。
安泰ですね。
でもリー・クアンユーさんの政策の集中させるっていうことはそんなに大事なことなんですか?はい例えば…。
世界の中心いろんなとこから飛行機が集まってきて乗り換えて次のところに行く。
今度はグローバル企業を集めてそれからチャンギ空港を中心に人も集まってきて金融のハブでもありますから人物カネすべてのハブがシンガポール。
こういう仕組みもこのリー・クアンユーさんが中心となっていろいろつくられたんですか?そうですね。
こちら…。
超官僚国家ですね。
国家公務員の数8万2000人と言われてますけどその中でもエリート官僚と言われてる人たちは非常に優遇されてるんですね。
こういう仕組みをつくったんですね。
さあ建国50年という節目を迎えたシンガポールですけれどもその頂点を目指す熾烈な競争がありました。
リー元首相の貴重なメッセージが残っていた
リー元首相が手本にした国それがニッポンだった
その熱い思いを知る人物が元官僚で政府系シンクタンクのトップ…
リー元首相が欲しかったのが日本企業の成功のノウハウ
リー元首相が日本を訪れ生産の効率化を研究していた日本生産性本部の郷司会長に思いを伝えた。
その後ウン会長ら多くの若い官僚たちが日本企業に派遣され製造業からサービス業まで日本式を学んだ
その成果を集めたのがこれ
エリートの必読書だ。
シンガポール発展の裏には若き官僚たちと日本の絆があったのだ
官僚が主導する国づくり。
それは今に引き継がれている
経済開発庁の幹部…
現在日本企業の誘致を統轄している
官僚に登用。
国づくりに当たらせる。
まさにエリート中のエリート。
憧れの職業だ
しかし官僚への道は細く険しい。
ここは住宅街にある学習塾。
クラスを覗いてみるとみんな黙々と勉強している
間近に迫っていた。
単なる卒業試験ではない。
子供たちがエリートコースにのれるかどうかPSLEの結果でふるいにかけられ…
別の教室で授業を受けているのはなんと親たち。
この日は算数。
子供に質問されたときに応えられるよう…
どの親も必死だ
一発勝負のPSLEに効果があると注目されているのが日本の公文。
公文は実力に応じて上の学年の問題にもトライできる
なかでも成績トップクラスの…
算数の問題を見せてもらうと…。
なんと中学3年生レベルの2次関数。
この子はいったい…
シンガポールでは珍しく戸建て住宅が並ぶ地区
ここに小学5年で2次関数を解くダラニさんが暮らしている。
母親のチータさんは公認会計士。
一家はインド系でチータさんは子供の教育に人一倍熱心だ
今は仕事以外の時間すべてを娘のために割いている
ダラニさんの通う小学校で朝礼が始まろうとしていた。
成績優秀な彼女。
全校生徒を代表して…
建国の父リー・クアンユー氏の言葉だ
リー元首相が作り上げた小学生からふるいにかける競争システム。
ここにもシンガポールの知られざる一面があった
あら…しか声が出なかったんだけどちょっと唖然としちゃった今のVTR。
リー・クアンユーさんはこんなことも言ってるんです。
うち坂下家は代々大器晩成だって言われてる家系…ちょっと。
即戦力が欲しい必要としてるってことなんですかね。
小さい国ならではということなんですかね竹田さんどう思いますか?日本はもともと第二次大戦のときにシンガポールをイギリスからとったわけですよね。
ですからシンガポールの人たちは日本に対してそんないい思いは持っていない。
これは事実です。
これはもうリー・クアンユーさんの徹底した現実主義ですよね。
なるほど…。
こんなに重要な人物だったリー・クアンユーさんを失ってシンガポールって今後どうなっていくんでしょうか?経済の首都ですね。
シンガポールが首都になっちゃうってどういうことですか?だけど本当の豊かさって何でしょうか?そんなシンガポールが独自の文化を引き継ごうと日本とあるプロジェクトを進めてきたんです。
シンガポールには高層ビルのない歴史地区と呼ばれる一角がある。
そこに建つ歴史的建造物の保存・改修を日本のゼネコン3社が請け負っていた
「ジパング」は2年前佐藤工業が担うビクトリアシアターの現場を取材
この国の歴史の象徴だ
指揮を執る現場責任者の…
外壁などは保存しながら内部を新しくするという難工事だった
シンガポールの歴史的建造物…
修復工事の責任者だった…
保存しつつ新たな息吹を与える。
そこに苦心したという
2年前には朽ちかけていた建物中央の吹き抜け部分
それがこうなった。
左側の100年前の壁と違和感がないように右側を新設。
残す工夫はここにも
シンガポール政府が保存する個所を細かく指示
コロニアル調の柱
壁の装飾にいたるまで日本の技術陣が見事に応えた。
近未来都市国家シンガポールに今歴史を生かした新たな名所が誕生した
歴史や文化を見直し始めたシンガポール。
新たなステージに入った
2015/08/03(月) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
未来世紀ジパング【巨星墜つ…超優良国家!シンガポールの“表と裏”】[字][デ]
独占取材!世界最高峰の翼「シンガポール航空」の舞台裏▽罰金大国、観光では見えない「キレイ」「清潔」の知られざる裏側▽経済発展を支える「超官僚国家」の実態とは
詳細情報
番組内容
「アジアの超優良国家」と称されるシンガポールが来る8月9日、建国50周年を迎える。アジア一の経済国家に転身した、シンガポールの一人あたりのGDPは日本とアメリカをも上回る。さらに6世帯に1世帯が資産1億円以上という世界一の富裕国家だ。
シンガポールの驚きの戦略と「観光では見えない」知られざる裏側に迫る!
番組内容続き
▽最高のおもてなし「シンガポール航空」の舞台裏を取材。訓練センターで新人研修を受ける様子など、SQ流の訓練に密着。
▽シンガポールの綺麗で清潔な街中には“公共の場の風紀を守る”という国家戦略があった!罰金大国とも呼ばれるシンガポールの知られざる徹底した管理社会とは?
▽月収4000万円を直撃!シンガポールでうごめく日本マネー。狙いは日本株…
▽経済発展を支える「超官僚国家」の実態!?
出演者
【メーンMC】
SHELLY
【進行役】
秋元玲奈(テレビ東京アナウンサー)
【沸騰ナビゲーター】
太田泰彦(日本経済新聞社 論説委員兼編集委員)
【ゲスト】
竹田圭吾、坂下千里子、鈴木ちなみ
プロフィール
太田泰彦(日本経済新聞社 論説委員兼編集委員)
1985年日本経済新聞社入社。1994年〜ワシントン支局、1998年〜経済部編集委員、2000年〜フランクフルト支局長、2004年〜論説委員、兼国際部編集委員。1面コラム「春秋」を執筆。2015年〜シンガポール駐在。
関連情報
【公式ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/
【公式Twitter】
https://twitter.com/miraiseiki_zipa
【公式Facebook】
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