恋仲 #03【翔太ついにプロポーズ宣言!そして暴かれるあの秘密…】 2015.08.03


(公平)7年ぶりの再会を祝して乾杯!
(あかり)全然昔みたいに話せなくって。
そう簡単には戻れないよね。
(瑠衣子)葵と付き合ってたの?ただの幼なじみって感じじゃなさそうだし。
(一葉)どうしようもなく引かれ合う男女は遺伝子レベルで決まってるってこと。
運命的でしょ?
(葵)あのころみたいな俺たちに戻りたい。
(あかり)今日楽しかった。
会えてよかった。
(葵)また会え…。

(翔太)あかり。
今日悪かったな。
ごめんな。
(あかり)ううん。
ただいま。
(公平)おかえり。
どうだった?どうだった?何が?
(公平)映画だよ。
映画。
まあ普通に面白かったけど。
(公平)じゃなくてときめいちゃったりしたんじゃないの?はあ?
(公平)だって久しぶりにあかりと二人っきりで過ごしたんだろ?忘れていた恋心がふつふつと湧き起こってきちゃったり。
フッ。
するわけねえだろ。
いまさら。
つうかお前腹は?
(公平)ああ。
ただの便秘だったみたい。
出すもん出したらすっきりしたわ。
そのプリン。
(公平)やっぱレベル高えな。
東京のプリンは。
七海のだから。
帰ってきたら殺されるよ。
(公平)えっ?・
(ドアの開く音)・
(七海)ただいま。
(公平)ヤッバ!ちょっ。
いや。
うわっ。
(あかり)主人公の髪形がアフロにされちゃうシーンがあるんだけど。
もうそれが超面白くて。
(翔太)そうなんだ。
(あかり)そう。
でも声出して笑ってたのが私と葵だけでさ。
もう恥ずかしかった。
(翔太)そんなに楽しかった?
(あかり)えっ?
(翔太)いや。
さっきからずっと映画の話だから。
(あかり)うん。
楽しかった。
翔太も来れたらよかったのに。
(翔太)フッ。
ごめん。
今度は一緒に行こう。
(あかり)うん。
あっ。
おつまみ持ってくるね。
(翔太)うん。

(翔太)ハァー。
ああ。
フゥー。
(瑠衣子)万里子さんならお二人が幸せになれる家を必ず造ってくれますから。
(万里子)必ず造ってくれますから。
(創祐)よろしくお願いします。
(一同)お願いします。
(創祐)楽しみだね。
(結衣)うん。
(創祐)では失礼します。
(万里子)お気を付けて。
瑠衣ちゃん。
1個確認したいことある。
(瑠衣子)はい。
(万里子)三浦君。
はい。
(万里子)テーブル片しといて。
分かりました。
(瑠衣子)何ですか?
(万里子)さっきさ旦那さんが趣味の…。
松永さん。
忘れ物です。
(結衣)あっ。
すいません。
いい家になりそうですね。
(結衣)はい。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
(創祐)失礼します。
(結衣)忘れちゃった。
(創祐)何か忘れるよな。
(結衣)ねえ?
(恵里香)何かいいことあった?
(あかり)別に何も。
(恵里香)えっ?あったんでしょ?
(あかり)この前話した幼なじみと昔みたいに戻れただけ。
(恵里香)えー?よかったじゃん。
(あかり)まあね。

(あかりの鼻歌)
(恵里香)まさか初恋の相手だったりして?
(恵里香)分かりやすっ。
(あかり)恵里香だっているでしょ?
(あかり)初恋相手の一人や二人。
(恵里香)いや。
二人はいねえよ。
(あかり)あっ。
そっか。
(恵里香)んでどんな人?
(あかり)うーん。
子供のころはチビでいじめられっ子でいっつも私の後ろに隠れてた。
(恵里香)えー?何でそんな人好きになったの?
(あかり)いや。
最初はそんな気持ち全然なかったんだよ。
(あかり)でも気付いたら好きになってたんだよね。
ふーん。
んでどうなったの?振られました。
ああ。
うーん。
そっか。
うん。
富山離れる前の日にね一緒に花火見たんだけど。
でも結局気持ち伝えられなくて。
だから1年後に会おうって手紙残したんだけど。
来てくんなかったんだよね。
まっ昔のことだけどね。
ねえ?それってヤバくない?何が?えっ?だって片思いのまんま終わった相手と再会したんだよね?うん。
またさらに燃え上がっちゃうパターンじゃない?翔太君という人がありながら。
まあずるい。
何言ってんの?そんなことあるわけ…。
ああー!ああー。
もう駄目だね。
買い替えないと。
えっ?そんなお金無いよ。
もう。
じゃあさ自分で作っちゃえば?無理無理。
作り方とか分かんないし。
うーん。
知り合いでさ何かそういうの詳しい人いないの?
(磯原)周り高い建物ばっかだな。
採光方法考えないと。
そうですね。
(シャッター音)
(磯原)葵。
こっちからの写真も撮っといて。
はい。
(七海)あっ。
ねえ?ジュース。
(七海)うわっ!ちょっ。
「ジュース取ってください」だろ。
(七海)ちっちゃいなぁ。
あっ。
なあ?七海。
(七海)何?あかりのお父さんって覚えてる?
(七海)どうしたの?突然。
ああいや。
元気かなって。
(七海)そんなんあかりちゃんに聞けばいいじゃん。
うん。
だよな。
(七海)電話かかってきてたし。
えっ!?うわっ。
お前勝手に見んなよ。
(七海)置きっ放しにすんなよ。
おっ。
もしもし?うん。
大丈夫だけど。
おう。
分かった。
じゃあ。
うん?来週の日曜?じゃあ。
おやすみ。
(七海)デート?違えよ。
(七海)ふーん。
気を付けないと。
あっ。
冷たっ。
バ…。
(七海)また好きになっちゃうよ。
なるわけねえだろ。
どういうラック作るか考えてくれた?ああ。
一応。
OSBっていう木材使えば安いし簡単にできるから。
おお。
いいじゃん。
葵にしてはまあまあだね。
素直にありがとうって言えよ。
(恵里香)あっ。
何かデートみたい。
まさかあかりにこんなイケメンの友達がいたなんて恵里香知らなかった。
ところで葵君ってどんな建物造ってるの?あっいや。
俺まだアシスタントなんで。
(恵里香)何だ。
あっ。
じゃあさじゃあさ。
はい。
(恵里香)お友達で年収1,000万以上の建築家っている?あっ。
手取りだよ。
手取り。
手取り?手取り。
ねえ?見て見て。
恵里香。
あの店超カワイイ。
あっ。
ホントだ。
えっ?ああ。
ちょっ。
ハァー。
こっちなんで。
はーい。
(恵里香)ねえ?ちょっと1回座ろうよ。
アハハ。
はい行くよ。
恵里香。
何だっけ?葵が言ってたやつって。
これじゃない?あっ。
安い。
重いね意外と。
うん。
広いな。
次ペンキ。
えー?何色にしよっかな。
どうする?どうする?どうする?絶対白。
いや。
絶対赤。
いや。
白だって。
何で白なの?うちの家の家具見たことないでしょ?いや。
見たことないけど。
赤の方が絶対カワ…。
あっ。
カワイイし。
あっ。
ああ。
カワイイ。
ちょっ。
ちょっ待てよ。
早く来なよ。
待てよ。
はい。
ありがとう。
(恵里香)ありがとう。
ああ。
ちょっちょっ。
さっきいらないって言ってたじゃないっすか。
(あかり・恵里香)イェーイ。
うーん。
おいしい。
おいしいですか?おいしいです。
ああもう。
買ってこよう俺も。
楽しかったね。
(恵里香)楽しかった。
ねえ?何か食べて帰るでしょ?いいね。
何食べる?夏だし。
(恵里香)冷やし中華。
ごまだれ。
(恵里香)ごまだれ。
(あかり・恵里香)いいね。
ハァー。
全然分かってない。
斜めにした方が絶対カワイイって。
だからそれじゃ物が置けなくなるって言ってんだろ。
置けなくなってもいいし。
よくねえよ。
どうせ後になって文句言うくせに。
私が使うんだから私の勝手でしょ?葵ってホントセンスない。
仲がいいんだか悪いんだか。
センスないから雑用しかやらせてもらえないんだよ。
一応俺建築事務所で働いてるからね。
それ知ってますけど。
でも雑用しかやらせてもらってません…。
一応…。
(翔太)どうしたんですか?
(智美)いえ。
大丈夫です。
(翔太)何かあったの?
(心音)分からないところがあったら聞いてっていうから聞いただけ。
(翔太)それで?
(心音)答えられなかったから忠告してあげたの。
「中学生レベルの問題も解けないで人の命預かる資格あるの?」って。
(翔太)フフッ。
(心音)何?言いたいことがあるならはっきり言えば?
(翔太)いや。
俺だって中学生レベルの問題もできない人に命預けたくないよ。
(翔太)今日はもうそれくらいにして少し休んで。
(心音)来年受験だから休んでなんかいられない。
成績落ちたら特待生になれないから。
(翔太)特待生?
(心音)学費が免除されるの。
これ以上親に迷惑掛けられないでしょ。
だから何?
(翔太)ああ。
いや。
意外と頑張り屋なんだなと思って。
よし。
いい感じ。
やっぱ斜めにして大正解。
うわっ。
自分で作ると愛着湧くね。
よく言うよ。
ほとんど何もしてないくせに。
何か言った?別に。
真っすぐの方がいいと思うけどな。
ねえ?これどこ置くの?おじさんどこにいるか全然分かんないんだっけ?ずっと捜してるんだけどね。
もうホント勝手。
会って一言文句言ってやんなきゃ気が済まない。
あのさ。
まあそのうち見つかるよ。
翔太も一緒に捜してくれてるし。
うん。
そっか。

(恵里香)お茶入ったよ。
おっ。
はーい。
(恵里香)翔太君のコップ借りたよ。
うん。
どうぞ。
ありがとう。
はーい。
うわー。
あっ。
ちょっとごめん。
うん。
あかり再会できて喜んでましたよ。
あっ。
ずっと離れてた幼なじみって葵君なんでしょ?まあ。
もう2人の仲がよ過ぎて熟年夫婦みたい。
いや。
ケンカしてるだけですよ。
ふーん。
昔からそんな感じなの?まあ昔からあいつ口だけは達者で。
うん。
7年たっても全然変わってないからホントびっくりしましたよ。
でもさあかり東京出てきたころはもう今とは全然違ったんだよ。
えっ?そうなんですか?うん。
もういっつもうつむいてて超暗いの。
あっ。
私たちそのころ居酒屋のバイトで知り合ったんだけどね。
まあたぶんお父さんのことがね相当ショックだったんじゃないかな。
でも翔太君と付き合ってから変わった。
あかりはさ翔太君に救われたんだよねきっと。
翔太がもうすぐ来るって。
あっ。
私そろそろ合コン行かなきゃ。
うん。
ああ。
じゃあ俺も。
えっ?もう少しいれば?ああいや。
帰ります。
仕事しなきゃなんなくて。
忙しいのに悪いね。
ううん。
大丈夫。
気を付けてね。
うん。
じゃあね。

(公平)あっ。
おいしい。

(瑠衣子)でしょ?・
(公平)めちゃくちゃうまい。
ただいま。
(瑠衣子)あっ。
お邪魔してます。
何してんの?
(瑠衣子)休みで暇だったから葵と一緒に飲もうと思って。
いいでしょ?友達なんだし。
(瑠衣子・公平)ねえ?
(公平)おい。
ちょっ。
葵もこっち来て座れよ。
(瑠衣子)おいで。
(公平)七海ちゃん。
俺が作った揚げ出し豆腐どう?
(七海)まずい。
(公平)うわー。
きた。
これが噂の塩対応。
(七海)いや。
そういうんじゃなくてホントに食べてみて。
(瑠衣子)どうかした?
(瑠衣子)はい。
うん。
ありがとう。
(瑠衣子)悩みがあるならお姉さんが相談に乗りましょうか?こういうのもうやめてくんないかな?俺一度好きになった人のことそんな簡単に友達とか思えないから。
何でそんなふうに割り切れんの?何もなかったみたいに。
俺には無理だよ。
ああ。
そうだよね。
ごめんごめん。
もう来ないね。
(翔太)あかり。
うん?家庭教師やってみない?中学生の入院患者がいてさ。
治療費で親に負担掛けてるから特待生で進学したいって言ってて。
あかりならその子のいい先生になれると思ったんだけど。
どう?教員試験の勉強もあるし無理のない範囲でいいんだけど。
やる。
やってみたい。
ホント?うん。
あっ。
けどその子ちょっと癖があるっていうか変わった子なんだけど。
全然平気。
むしろ燃える。
何かわくわくしてきた。
あっそう?うん。
あっ。
中学生がどういう勉強するか調べてくんね。
うん。
麦茶もらっていい?うん。
誰か来たの?あっ。
葵。
買い出しだけじゃなかったんだ。
うん。
あっ。
組み立ててくれたんだけどさもう全然センスなくて。
斜めの方がカワイイって言ってんのに真っすぐの方がいいってぐちぐちうるさくてさ。
もうホントに昔っから頑固で…。
翔太?
(結衣)私ずっと言ってるよね?ごちゃごちゃすんのは嫌だって。
(創祐)何で捨てる必要があんだよ?
(結衣)とにかくミニカーを飾る棚なんていりませんから。
(創祐)絶対に作ってください。
500台は飾れるやつ。
(結衣・創祐)いらない。
いるだろ。
(万里子)困ったな。
(磯原)ああ。
分かりました…。
いったん落ち着きましょうか。
(美玲)話まとまる前に破綻するかも。
(小谷)最近多いらしいよ。
新築離婚。
(美玲)結婚相手は運命の相手であり宿敵でもあるってね。
(小谷)宿敵?
(バイブレーターの音)おう。
おう。
(翔太)悪かったな。
急に呼び出して。
ああ。
昼休みだったから大丈夫。
でどうしたの?
(翔太)あかりの教員採用試験来月なんだけどさ。
ああ。
聞いた。
(翔太)合格したら俺あかりにプロポーズしようと思ってる。
(翔太)葵俺たちのこと祝福してくれるか?もちろん。
当たり前だろ。
(翔太)ホントに?うん。
フフッ。
どうして?
(翔太)昔あかりのこと好きだっただろ?フッ。
ハハッ。
いや。
何年前の話だよ?今は何とも思ってないし。
2人が幸せなら俺はうれしいし。
(翔太)フッ。
その言葉が聞けてよかったよ。
そっか。
すげえな結婚とか。
(翔太)うん?こんなに早く決めちゃっていいの?
(翔太)うーん。
早く安心させてやりたくて。
あかりがもう独りにならないように家族になってやりたいって思ったんだよ。

(磯原)葵。
何ぼーっとしてんだよ?真っすぐ立てろよ。
あっはい。
すいません。
(男性)芹沢さん!休憩入るよ!・はい。
おじさん!
(寛利)そうか。
建築事務所で働いてんのか。
はい。
おじさんも東京にいたんですね。
今までどうしてたんですか?どこで何してたんですか?どうしてあかりを置いて出てったりしたんですか?あかりも今東京にいます。
おじさんのことを必死で捜してます。
とにかくあかりに会ってやってください。
(寛利)いまさら。
俺にそんな資格ないよ。
資格って。
おじさんがいなくなってあかりがどんな気持ちで…。
(寛利)もういいだろう。
勘弁してくれよ。
あかり結婚するかもしれません。
初めまして。
家庭教師の芹沢あかりです。
よろしく。
(翔太)お母さんとも相談して体の負担が掛からないように週2で来てもらうことになったから。
うん。
無理せず頑張ろう。
(翔太)じゃあ俺回診だから。
あと任せていい?うん。
分かった。
(翔太)じゃあ。
じゃあ。
じゃあ何から始めよっか?
(心音)あんた研修医の彼女?えっ?全然大したことないじゃん。
つうか何なの?この病院。
担当は研修医だし教師は無免許の学生だし。
ハァー。
マジ無理。
(においを嗅ぐ音)・
(公平)まだまだまだ!・
(七海のせき)・
(公平)くうー。
ファイアー。

(七海)おかえり。
何してんだよ?
(公平)いいだろ?夏っぽくって。
はあ?
(七海)シャケとイクラの親子丼作るんだって。
(公平)実家から送られてきてさ。
(公平)お世話になってる葵君に食べさせてあげてって。
くうー。
やっぱ魚介類は富山っしょ。
(七海)シャケもイクラもアラスカ産ですけど。
(公平)えっ?マジで?
(七海)うん?お兄ちゃんどうかした?
(公平)アラスカ産だからってお前シャケとイクラに罪ねえぞ。
(七海)いや。
そうじゃないでしょ。
今日さ俺あかりのお父さんに会ったんだ。
(公平)へえー。
東京出てきてんだ。
あかりに会いに来たんだろ?会う資格ないって。
(公平)うん?どういうこと?富山離れてすぐおじさんあかり置いて出てったみたいなんだ。
あかりちゃんの人生壊しといて。
何?それ。
(公平)それで何話したんだよ?フッ。
何も言えなかった。
(公平)どうして?俺何も分かんないからさあかりのこと。
この7年あかりのそばにいてやれなかった。
あかりが大変なとき何の力にもなってやれなかった。
(七海)それは仕方ないでしょ。
だって誰にもどうしようもできなかったことでしょ?花火一緒に見たときさあかりちょっと様子変だったんだよね。
《あのね私…》《バイバイ。
葵》なのに俺全然気付いてやれなかった。
子供のころあんなに毎日一緒にいたのにね。
アハハ。
(公平)これから助けてやればいいだろ。
俺じゃねえんだよ。
(公平)えっ?あかりにはもういる。
あかりが一番つらいときそばで支えてくれたやつが。
(一葉)423号室の田さんサチュレーションの上がりが悪いんだよね。
(翔太)抗生剤変えてみるか。
(一葉)うん。
(翔太)葵。
(翔太)あかりのお父さんが?うん。
どうするか翔太に任せていいかな?うん。
それが一番いいと思うんだ。
頼む。
分かった。
知らせてくれてありがとう。
ああ。
じゃあ。
(美玲)キャンセル!?
(瑠衣子)すみません。
どうしても夫婦で意見が合わないみたいでやっぱり家を建てるのはやめにすると。
(磯原)そんな。
ねえ?何とか説得できないかな?それが奥さんの方が離婚するって言いだしてるみたいで。
(小谷)出ました。
新築離婚。
(瑠衣子)ホントに申し訳ありません。
(万里子)瑠衣ちゃんのせいじゃないよ。
(美玲)あんなに仲よさそうだったのにね。
(万里子)うーん。
(翔太)あの。
あかりさんのお父さんですよね?お父さん?あっ。
あっ。
すいません。
すいません。
すいません。
すいません。
お父さん!お父さん!あっ。
すいません。
人違いでした。
(瑠衣子)お疲れ。
お疲れさまです。
(瑠衣子)ああ。
万里子さんもう帰っちゃった?ああ。
打ち合わせで外。
あっ。
でも1回戻ってくるかもって言ってましたけど。
(瑠衣子)そっか。
はい。
(瑠衣子)どうしよっかな。
何か用事?ああ。
松永邸の設計自分なりにプラン考えてみたの。
万里子さんに相談してみようと思って。
でもそれキャンセルされたんじゃ?何とか説得してみる。
自分が担当したお客さまには絶対幸せになってほしいから。
あっ。
そこで待ってもいいかな?うん。
ああ。
あっ。
ああ。
翔太?
(翔太)ごめん。
電話くれた?お父さんがいたの。
追い掛けたんだけど見失っちゃって。
(翔太)気のせいじゃない?ううん。
絶対お父さんだった。
どうしよう?この辺にいるのかな?早く見つけないとまた遠くに行っちゃうかも。
(翔太)あかり。
落ち着けよ。
でも!
(翔太)もうお父さんのこと考えるのやめにしないか?えっ?
(翔太)前から言おうと思ってたんだけど。
7年も捜して見つからないなら無理だよ。
そんな。
ずっと一緒に捜してくれてたのに何で?
(翔太)もう諦めた方がいいよ。
じゃあ。
ちょっと待って!ちょっ。
(通話の切れる音)
(不通音)おはようございます。
(万里子)うっ。
うわっ。
びっくりした。
(万里子)もう朝?はい。
おはようございます。
おはよう。
うーん。
一晩中描いてたんですか?瑠衣ちゃんに頼まれたからね。
「幸せに暮らすために家を建てるのにそれが理由で離婚なんて悲し過ぎます!」って涙目になっちゃって。
ああー。
リビングの階段のデッドスペースを利用してミニカーをインテリアとして飾れるようにしてみたの。
ふーん。
いいですねそれ。
でしょ?はい。
あの2人も気に入ってくれるといいんだけど。
でも分かんないもんですね。
うん?最初は幸せそうだったのに。
お互い自分のことばっかりで言いたいことを言い合って。
それってとてもすてきで幸せな関係だと思うけど。
どうしてですか?なかなか出会えないわよ。
そんな人。
本音でぶつかるってとてもエネルギーを使うことだからどうでもいい人にはそんなことしない。
言いたいこと言い合える人だからこそ掛け替えのない存在になるんじゃないかな。
(万里子)くっ。
いいこと言った今。
(瑠衣子)おはようございます。
(万里子)おはよう。
(瑠衣子)松永夫婦についてまとめてきました。
(万里子)ご苦労。
(瑠衣子)はい。
これ一晩で?
(瑠衣子)ああ。
万里子さんに無理言って頼んだんだからこれくらいやらないと。
(万里子)よく調べたわね。
(瑠衣子)あっ。
それ実家からお借りしてきた資料です。
(万里子)あっそう。
(瑠衣子)ああ。
それと今日の昼休み旦那さんの方にだけアポ取れました。
(万里子)あっそう。
うん。
あの。
僕も一緒に行っていいですか?
(万里子)うん?お願いします。
(万里子)いかがですか?
(創祐)ホントにありがたいです。
ここまでしていただいて。
(瑠衣子)じゃあ。
(創祐)ですが離婚することが決まりまして。
(万里子)えっ!?
(創祐)ですからこのお話は。
あの。
ホントにいいんですか?お二人幼なじみなんですよね?ずっと長く一緒にいたのにこんな簡単に別れてしまってホントにいいんですか?
(創祐)いや。
最近ケンカばかりでもう限界なんです。
長く一緒にい過ぎたんだと思います。
では。
長くい過ぎたとか最高じゃないですか。
後悔しますよ。
失って初めて気付くんです。
心から好きになれる人が生まれたときからそばにいてくれるのがどんなに幸せなことか。
当たり前みたいにそばにいた人がある日突然いなくなる。
それが。
それがどれだけつらいことか。
何かしてあげたいと思ってもいなくなってからじゃ遅いんですよ!奥さんをちゃんと見ていてあげてください。
お願いします。

(万里子)ねえ?さっきのスピーチ。
何?あれ。
すいませんでした。
面白かった。
えっ?三浦君が初めて面白かった。
雇ってよかったって初めて思った。
何ですか?それ。
ねえ?建築家にとって一番大切なものって何だと思う?クライアントの思いを一番に考えるってことですか?惜しい。
しゃちほこのない名古屋城みたい。
いや。
それどういうことですか?さあ後は瑠衣ちゃんに任せて甘いものでも食べて帰ろう。
しゃちほこ。
いや。
しゃちほこじゃないです。
僕。
(万里子)帰るよ。
しゃちほこ。
いや。
(バイブレーターの音)えっ?
(バイブレーターの音)はい。
田さんが?症状は?うん。
うん。
分かりました。
すぐ行きます。
あかり。
この間ラック作ってくれたお礼。
ああ。
うん。
別にいいのに。
それと相談したいことがあるんだけど。
うん?お父さんを見たの。
翔太に相談したんだけど。
全然聞いてくれないっていうか相手にしてくれなくって。
翔太には翔太の考えがあるんだろ。
考えって何?もう忘れろって言われたんだよ?たった一人の家族のことなのに。
翔太が何考えてるか全然分かんないよ。
分かんないなら分かんないってさ俺じゃなくて翔太に言えよ。
無理だよ。
うん?どうして?俺さお似合いだと思うよ。
あかりと翔太。
えっ?あかりに再会してさ俺すげえなって思った。
あんな大変なことがあったのに教師になる夢諦めないで頑張っててすげえなって。
それってさ翔太のおかげだろ?いつもみたいに言いたいことがんがん言えよ。
翔太なら大丈夫だって。
ちゃんと受け止めてくれるよ。
だって5年もあかりと付き合ってんだろ?並大抵の神経じゃできないよ。
そんなこと。
ちょっと。
どういう意味?まあ少しは女らしくなったけど。
相変わらずがさつで頑固なお前の相手なんか普通無理ってこと。
うっさい。
葵だって大人になって少しは女心分かるようになったかと思ったけど全然じゃん。
ああ。
もういい。
何だよ?ありがとう。
(翔太)《合格したらあかりにプロポーズしようと思ってる》《あかりがもう独りにならないように家族になってやりたいって思ったんだよ》あかり!頑張れよ。
教員試験!絶対合格しろよ。
バイバイ。
たい焼き。
フッ。
冷めてるし。
もしもし?松永さんが離婚やめるって。
ホント!?うん。
奥さんも万里子さんのスケッチすごく気に入ってくれて新築の設計引き続きお願いしたいって。
ああ。
よかった。
松永さん言ってた。
葵に言われて目が覚めたって。
そっか。
あっ。
いきなり電話してごめんね。
でも葵に一番に知らせたかったから。
(瑠衣子)じゃあ。
あっ。
ちょっと待って。
うん?あの。
これから時間ある?
(翔太)田さん今は落ち着いてるけど何かあったらすぐ呼んで。
(看護師)はい。
分かりました。
(バイブレーターの音)こちらへ。
(バイブレーターの音)
(アナウンス)留守番電話に接続します。
発信音の…。
(瑠衣子)乾杯。
乾杯。
(瑠衣子)ああー。
ああー。
(瑠衣子)ホントによかった。
うん。
(瑠衣子)ありがとね。
葵。
いや。
俺は何も。
瑠衣子が資料集めてくれたおかげだよ。
(瑠衣子)ううん。
ねえ?葵。
うん?
(瑠衣子)松永さんに言ってたのってあかりさんのこと?ああ。
(瑠衣子)ああ。
そっか。
やっぱり。
葵あかりさんのこと好きだったんだ。
あんなふうに誰かに言ってもらえるなんて幸せだなぁって。
何かやけちゃった。
あっ。
ずうずうしいね私。
ごめん。
でももう終わったから。
っていうかさ瑠衣子万里子さんに泣いて説得したってホント?
(瑠衣子)えっ?あっ。
ホントなんだ。
(瑠衣子)いやいやいや…。
泣いてない。
話してるうちにちょっと熱くなっちゃっただけ。
ほう。
(瑠衣子)えっ?何?いや。
いろんな瑠衣子がいるんだなと思って。
えっ?あんな一生懸命な姿初めて見たからさ。
頑張ってる瑠衣子カッコ良かった。
ねえ?もう1回乾杯しよ。
えっ?何でだよ?
(瑠衣子)いいから。
乾杯。
乾杯。
翔太?
(翔太)50万あります。
(翔太)今後二度とあかりの前に現れないと約束してください。
あかりの人生から出ていってください。
《1年後に会おうって手紙残したんだけど》《来てくんなかったんだよね》何?これ。
2015/08/03(月) 21:00〜21:54
関西テレビ1
恋仲 #03[字][デ]【翔太ついにプロポーズ宣言!そして暴かれるあの秘密…】

かつての距離感を取り戻した葵とあかり。しかし葵は、翔太からあかりにプロポーズするつもりだと告げられ…。さらに葵は建築現場で失踪中のあかりの父と遭遇し…

詳細情報
番組内容
 芹沢あかり(本田翼)と期せずして映画館で2人きりの時間を過した三浦葵(福士蒼汰)は、帰宅するなり金沢公平(太賀)にからかわれるも、否定する。だが、確かにあかりへの懐かしい想いを感じていた。一方、あかりは、映画館での出来事を楽しそうに蒼井翔太(野村周平)に話す。そんなあかりの様子に翔太は…。
 アパートに帰ったあかりは、高梨恵里香(馬場園梓)に幼なじみの葵と昔のような仲に戻れたと話す。
番組内容2
そして高校時代には恋心を抱いたが結局ふられた、と。恵里香は再燃もあるのではないかと盛り上がるが、あかりは打ち消した。
 葵が新たな仕事の建築予定地へ行くと、建設作業員の中にあかりの父、寛利(小林薫)に似た人物が…。だが見失ってしまう。
 そんなある日、葵はあかりから自宅のラックを作って欲しいと連絡を受ける。日曜日に材料の買い出しにホームセンターへ。ラックが完成すると、葵は寛利の所在をあかりに聞く。
番組内容3
あかりは、わからないと答えるも、翔太も探してくれているので、いつか見つかると信じていた。
 葵は恵里香から「東京で出会った頃のあかりはとても暗かったが翔太と付き合いだして変わった、翔太に救われたのだ」と聞く。あかりへの想いが増していた葵は、「あかりの横にいるのは自分ではなく翔太」という現実を突きつけられる。さらに、翔太に呼び出された葵は、そこで衝撃的な事実を告げられ…。
出演者
福士蒼汰 

本田翼 

野村周平 
太賀 
大原櫻子 
大友花恋
 ・ 
市川由衣 
山本美月 
新川優愛 
馬場園梓(アジアン) 
前野朋哉
 ・ 
永井大 
吉田羊 

小林薫
スタッフ
【脚本】
桑村さや香 

【音楽】
世武裕子 

【主題歌】
家入レオ「君がくれた夏」(JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント) 

【プロデュース】
藤野良太 

【演出】
金井紘 
宮木正悟 

【制作】
フジテレビ ドラマ制作センター

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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