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日米外相会談 中国海洋進出に連携し対応
8月6日 16時32分

岸田外務大臣は、訪問先のマレーシアでアメリカのケリー国務長官と会談し、中国が南シナ海で海洋進出を活発化させていることについて、中国のいかなる一方的な現状変更の試みにも反対するという認識を共有し、両国で連携して対応していくことを確認しました。
ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議に出席するため、マレーシアを訪れている岸田外務大臣は、日本時間の6日午前11時すぎからおよそ50分間にわたってアメリカのケリー国務長官と会談しました。
この中で両外相は、中国が南シナ海で浅瀬を埋め立てるなど海洋進出を活発化させていることについて、中国のいかなる一方的な現状変更の試みにも反対するという認識を共有し、両国で連携して対応していくことで一致しました。
また、岸田大臣は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡る交渉12か国の閣僚会合が大筋合意に至らなかったことについて、「残念だが、妥結に向けて、アメリカのリーダーシップを期待する」と述べ、早期妥結に向けて引き続き協力していくことで一致しました。
また、内部告発サイト「ウィキリークス」がアメリカの情報機関が日本政府などを盗聴していたと発表したことについて、ケリー長官が「迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝したうえで、「2014年にオバマ大統領が出した大統領令を踏まえ、現在アメリカ政府は日米関係を損なう活動は行っていない」と述べたのに対し、岸田大臣は、「同盟国の信頼関係を揺るがしかねないものだ。適切に対応してほしい」と求めました。

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