ある文字を180度回転をさせたり反転させたりしても文字として認識できるデザイン手法をアンビグラムと言います。シンメトリックデザインに近いでしょうか。
そのアンビグラムを利用して、同じ文字なのに角度を変えたり反転させたりすることで正反対の意味を持たせる漢字をTumblrで公開されているのが意瞑字査印さん。
文章で説明するよりも実際に見ていただいた方がわかりやすいと思いますので、まずはこちらをどうぞ。
読めますよね!陰と陽。でもこの2文字同じものなんですよね。垂直方向に反転させているだけというすごいデザイン。
そう、逆転。読めちゃうんです。実に不思議。
さらに意瞑字査印さんが公開されている作品の中から幾つかご紹介。
こちらは「苦楽」。
こちらが「現」と「消」を同じ文字で表現。
こちらは「前」と「後」。
そして「生」と「死」
さらにアンビグラムのほかにもバイリンガル・タイプフェイスという名で、漢字を英語としても読めるようにしたデザインも公開されています。
不思議ですよね。全部読めちゃうんです。読めてしまうだけではなくデザインとしてもとても美しいんです。
意瞑字査印さんが作品を公開されているTumblrではそのほかにも摩訶不思議なデザインがたくさん紹介されていますのでぜひチェックしてみてください。
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan
(ライター: 増田 吉孝)
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