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派遣法改正案に反対 派遣社員が団体結成
8月6日 5時46分

派遣法改正案に反対 派遣社員が団体結成
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国会で審議されている派遣法の改正案に反対する派遣社員の女性たちが新たに団体を結成し、5日に記者会見して派遣社員の待遇改善と法案成立の阻止を訴えました。
この団体は派遣社員の待遇改善を求めていこうと派遣社員などの女性10人が今月、結成し、「派遣向上フォーラム」と名付けました。メンバーは労働者派遣法の改正案について派遣社員が正社員になる機会を奪うものだとして反対していて、5日は衆議院議員会館で野党の国会議員に廃案を求める要請書を手渡しました。
その後開いた記者会見で代表の宇山洋美さんは、「同じ派遣先で15年勤務していますが交通費の支給も退職金もなく、正社員の半分以下の賃金です。これまで派遣社員は声を上げられずにいましたが、次の世代のためにも法案の成立を阻止したい」と訴えました。また、50代の元派遣社員の女性は、「長時間の残業で体を壊し、雇い止めに遭いました。派遣社員どうしはつながりがなかったので仲間ができたことは心強く、自分たちが困っていることを訴えていきたい」と話していました。
「派遣向上フォーラム」は今後、さらにメンバーを募り、派遣社員の相談に乗って弁護士などを紹介するほか、待遇の改善につながるよう制度の改正を求めていくことにしています。

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