人とは違う自分を表現すること
私は日本の最大の問題は同調圧力だと思う。
私たちが住む日本はみんなと同じことが”良いこと”と強く思いこまされている社会だ。みんなと同じようにしなきゃいけない!→みんなと同じで安心する!っていうのはもう決定的に日本病に犯されている気がする。私は他の誰でもない”私”であり私が表現する言葉やプレーは常にオリジナルだ。みんなもっと他人の目を気にしない生き方ができたらどれだけ楽になるだろうと思う。人とは違う表現ができなきゃサッカーも人生も本当の意味で楽しめない。
今回は中田英寿の言葉を紹介します。
『どうすれば自分がいちばん楽しいか、いちばん気持ちいいか。
それを自分で考えて、自分で選ぶこと。
しかもそれは「今まではこうだったとか
他の大勢の人から見てこう思われるとか
そうゆう枠すら取っ払った、もっと自由で自然体なもの。』
僕はサッカー選手を目指す子供達に限らず、子供達みんなにこの言葉の意味を伝えていきたいと思っている。これは言葉だけでは決して伝わるものじゃなくたくさんの失敗と成功を経験した先に見えてくるもの。だから子供達には教えるようなことはせず、ただただ多くの様々な経験をさせてあげたいと思う。
周りの声は気にしない。大事なのは自分の声。
「右へならえ」をすれば、自分の責任はなくなるからね
サッカー選手はこうでなくてはならないと、あえて言うならば”他人と一緒であってはならない”ということだと思う。多くの人は他人と違うことは悪いことだと考える。でも考えてみてほしい。世の中で自分らしく輝きを放って生きている人はみんな他人とは圧倒的に違うものを持っている。
当たり前のことを言っていたのでは、当たり前の結果しか残せない
自分がどうありたいのか、もっとしっかり考えなければならない。ピッチで輝きを放つためには”自分がどう表現したいのか”という芯が一番大事だ。自分に自信がなかったり、自分を信用することができないと 良いプレーなんてできやしない。誰かの期待に応えるなんてカッコイイことを言う前に、自分自身の期待に応えることがまず大切だ。
ミスすることを恐れては勝利はない。それがどんなに大きなミスであってもミスしたことは後悔しない。それも自分の実力の一部であるし、勝つためには避けて通れないチャレンジだから。
失敗を恐れて多くの成功を逃している。このことにどれだけ早く気付けるか。失敗なしに成功はありえない。失敗なしに勝利はありえない。大きな失敗であればあるほど大笑いすれば良い。それは大きなチャレンジの証であり、大きなチャンスの入り口でもある。チャレンジを楽しむこと!
サッカーしか知らない人間にはなりたくない。いつも好奇心を持っていたい。
サッカーしか知らな人間にはなりたくないし、なってほしくない。私がこれほどまでにサッカーが好きなのは、きっとサッカー以外のことをたくさん学んだからだとも思う。世界は広い。何百という国、人種が存在しそれだけ多様な文化が存在する。そしてサッカーはそれぞれの土地に必ずあって、サッカーという遊び方が全然違う。そういうことを知るとサッカーがもっと楽しくなる。サッカーしか知らない人間にサッカーは語れないのである。
サッカーを追求する旅は続く…