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米「盗聴問題 マイナスの影響及ぼさないこと望む」
8月6日 9時35分

内部告発サイト「ウィキリークス」が、アメリカの情報機関が日本政府などを盗聴していたと発表したことについて、アメリカ国務省の副報道官は、「日米関係は強固な基盤の上に成り立っている」と述べ、この問題が両国の関係にマイナスの影響を及ぼさないことを望むというアメリカ側の立場を強調しました。
内部告発サイト「ウィキリークス」は先週、アメリカの情報機関NSA=国家安全保障局が、2006年の第1次安倍政権のころから、日本政府や日本企業を対象に盗聴を行っていたと発表しました。
この問題で、安倍総理大臣は5日、バイデン副大統領と電話で会談し、事実関係の調査と説明を求めました。これについて、アメリカ国務省のトナー副報道官は5日の記者会見で、日本政府とこの問題を巡り連絡を取り合っているとしたうえで、「日米関係は、強固な基盤の上に成り立っていると信じている」と述べました。
そのうえで、「前に進んでいくことが関係をさらに強化する唯一の方法だ。日米関係は、地域の安全と安定の基盤で、今後もそうあり続けることを望む」と述べ、この問題が両国の関係にマイナスの影響を及ぼさないことを望むというアメリカ側の立場を強調しました。
安倍総理大臣との電話会談で、バイデン副大統領は安全保障上やむをえない場合を除いて、同盟国の首脳の通信を傍受しないというオバマ政権の方針も説明し、日本側の理解を求めています。

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