北朝鮮の李外相がマレーシア到着 南北接触あるか注目

【クアラルンプール聯合ニュース】北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相が4日午後、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席するためマレーシアのクアラルンプールに到着した。韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官との会談の可能性などを問う記者団の質問には応じなかった。

 韓国政府は南北接触について、「対話のドアは開いている」としているが、南北関係の冷え込みが続いており、意味のある接触が行われるかどうかは不透明だ。

 李外相は昨年8月、ミャンマーのネピドーで開かれたARF閣僚会議に出席したが、尹長官との会談は実現しなかった。

 先月にイラン核協議が最終合意に達した後、北朝鮮の核問題が注目されており、今回の会議や2国間接触でも主要懸案の一つとなる。李外相は中国などとの接触を通じ、米国に責任を転嫁する外交折衝を行うものとみられる。またロシアや日本との2国間会談を推進中という。

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